「法隆寺」を一言で述べますと「仏教美術の集大成」と言えます。 我が国において、飛鳥時代から鎌倉時代にか... 「法隆寺」を一言で述べますと「仏教美術の集大成」と言えます。 我が国において、飛鳥時代から鎌倉時代にかけて、美術と言えば仏教に関するもの が多く、埴輪から仏像、古墳から寺院、ことに掘っ建て柱に茅葺きの家屋が一般的だ った建物の時代に、五重塔の建立などの大変革は仏教の力なくしては不可能だったで しょう。 斑鳩の里にある「法隆寺」は、日本仏教の始祖と仰がれる「聖徳太子」をお祀りしてい る寺院で、聖徳太子の好まれた松林が古い堂塔に映えて、墨絵を眺めているようで、 誰もが卒業旅行のセピア色した写真とだぶり感慨にひたられることでしょう。 しかも寺院に納められている仏像・仏具の殆どが、飛鳥・白鳳・天平時代の作だけ に、現存最古と言われております。それが所狭しと並べられており、さらに木造建築 では世界最古の建築群である七堂伽藍のすべてが、国宝に指定されており、古建築の すべてが学べる東南アジアで唯一の殿
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