「塀」とは本来防犯、目隠しのために設けるものですが、古代寺院では土塀で囲われた 清浄な空間とし、「... 「塀」とは本来防犯、目隠しのために設けるものですが、古代寺院では土塀で囲われた 清浄な空間とし、「回廊」内は一般庶民は立ち入ることは許されませんでした。 ただ「興福寺」は、明治時代に土塀は取り壊されたままですので、奈良での宿泊の場合、早朝の公園散歩での興福寺への立ち寄りは最高のコースです。が、いつかは「築地塀」か「回廊」ができることでしょう。と言いますのも、鎌倉時代の国宝彫刻の件数24のうち「興福寺」には11もあります。これら「興福寺」の貴重な宝庫を守るためにも防犯上の「回廊」は絶対に必要といたしますが、色んな事情で完成を見ないでおります。 「垣」とは、「垣間見る」とあるように隙間があり、その隙間から中の様子を覗いても 許されたのでありますが、現在ではプライバシーの侵害でクレームがつくことでしょう。 古代の塀は「版築」技法で壁面をきれい に仕上げてありました。 「版築」とは粘土を棒で突き固
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