今年の12月8日で日本軍による真珠湾攻撃は節目の75周年を迎える。日本の首相はまだ誰も太平洋戦争開戦の地を訪問していない。5月には原爆を投下した国の現職大統領として初めてオバマ大統領は広島を訪問した。次は日本の番という外交的相互主義もあるだろう。しかし、それよりも首相の真珠湾訪問は歴史の区切り、そして融和と平和の象徴となるはずだ。訪問決断をためらう理由はなく、ハワイには妨げるものはない。 なぜなら、真珠湾攻撃の責任を認めるかどうか、謝罪をすべきかどうかは、現地では問題ではなくなっているからだ。すでに真珠湾はかつての屈辱の地から、融和と平和の地に大転換している。