ここ数年、IT業界で大きな動きを見せている電子書籍。 数百冊の本を1台のデジタル機器にためておき、いつでも好きなときに書籍や雑誌、新聞、コミックなどを読める。深夜でもネットからアクセスして気になった本を即ダウンロード購入できる。ちょっと先の未来に思えていたそんな生活が当たり前になったのだ。 ASCII.jpでは、そんな電子書籍の最新動向をまとめた特集を全5回に渡ってお届けする。初回は、現在に至るまでの経緯とこれからの動きを簡単にまとめたい。2回目以降は、読書端末、フォーマット、ケータイキャリア、ストアについてそれぞれ掘り下げていく。 すでに始まっている「電子書籍元年」 iPadのデビューで始まった2010年は、「電子書籍元年」と呼ばれた年だった。 昨年時点で、その市場規模は約670億円(矢野経済研究所)。2011年度には720億円に成長すると予測されている。「売れない」「儲からない」と言わ
Jコミは、β2テストとして無料配布している新條まゆさんの「放課後ウエディング」について、新條さんに渡る広告料金が52万5000円となったことを公表した。 Jコミは1月25日、β2テストとして無料配布している新條まゆさんの「放課後ウエディング」について、新條さんに渡る広告料金が52万5000円となったことを公表した。 Jコミは、ラブひなや魔法先生ネギま!(ネギま!)などの作品で知られる“漫画屋”赤松健氏が、「作家がもうからないと未来につながらない」という信念の下で主宰する広告入り漫画ファイル配信サイト。無料配布されるPDFファイルには広告が入っており、その広告がある一定回数以上クリックされると、マンガの作者に広告料の純利益が渡るという仕組みとなっている。現在は2011年初頭の正式公開に向け、β2テストを展開中だ。 β2テストでは、一般企業から有料で出稿を受け、実際にどの程度の額が作者に渡るの
Androidベースの同デバイスについて報じたのは、Engadgetが最初ではない。これまでにも、複数のサイトに画像が登場している。しかし、Engadgetが掲載した画像や映像は非常に鮮明だ。 Engadgetは、同デバイスについて期待できるとしながらも、「壊れやすそうな」部分があることやソフトウェアにバグがあることについて残念だと述べている。しかし、この流出したデバイスはプロトタイプであり、正式版はより良いものになっていると思われる。現在のところデバイスの名称は「Xperia Play」なるようだ。
楽天が10月に公開したレシピ投稿サイト「楽天レシピ」が急成長している。4カ月でレシピ数は4万件を突破、月間訪問者数は200万人を超えた。 ユーザーは自ら考案したレシピを投稿したり、すでに投稿されたレシピを参考に「つくったよレポート」を投稿したりできる。レシピの投稿者と閲覧者がレポートを通じてコミュニケーションを取れるようになっている。 料理をするとポイントがもらえる 1つ目は楽天スーパーポイントとの連動だ。レシピ投稿とつくったよレポートの投稿でポイントが付与されるため、ユーザーのモチベーションが非常に高い。オリジナルレシピは50ポイント、つくったよレポートはレシピ考案者とレポート投稿者の双方に10ポイントが付与される仕組みだ。 たとえば夕飯のメニューのうち、1品をオリジナルレシピで作って投稿し、もう1品を既存レシピを参考につくったよレポートとして投稿すると、合計で60円相当の楽天ポイントが
今や誰もが同意するところだが、「iPad」によってAppleの製品ラインはより強固なものになった。 Appleの動向を注視している人の多くは、同社の売上高が非常に高くなると予測していたが、先週発表されたように、Appleが2010年の最後の3カ月間で733万台ものiPadを販売すると予測した人はいなかった。これは同時期の「Mac」の販売台数の約2倍である。両製品が市場に登場してからの期間を考慮すると、驚くべき偉業と言える。iPadが米国で発売されたのは2010年4月だったのに対し、Macは25年以上も前から作られている。 しかし、販売台数ではiPadの方が多いとはいえ、全体の売り上げではMacがiPadを上回っている。デスクトップとノートブックの売上高は54億ドルなのに対し、iPadの売上高は46億ドルだ。だが、もの凄い速さで物事が移り変わっていることと、数カ月以内に第2世代iPadが発表
ファイルやラベルライター「テプラ」で知られる老舗文具メーカーのキングジム。2008年にデジタルメモ「ポメラ」をヒットさせたのは記憶に新しい。ポメラ登場以降、アナログの文具をデジタル時代にマッチさせた新しい商品を次々と打ち出している。卓上メモ「マメモ」、デジタル名刺ホルダー「ピットレック」、ポータブルスキャナ「スキャミル」などだ。変わったところでは、電子マネーの残高が素早く分かる電子マネービュアー「リレット」というアイデア商品がある。 そんなキングジムが2011年2月7日に発売するのが「SHOT NOTE(ショットノート)」。アップルの「iPhone」を使って、手書きのメモをデジタル化するノートだ。iPhoneのカメラでメモを撮影して、専用アプリの「SHOT NOTE App」で管理する。 ビジネスパーソンなら、忘れないようにメモをケータイやスマートフォンのカメラで撮影した経験が一度はあるの
家庭用ゲームにはほぼ影響なし? 昨年末からあちこちで話題になっていた、「東京都青少年の健全な育成に関する条例」改正問題。改正案についてはすでに議会で可決されていますが、その後PJ NEWSの記事などをきっかけにして、「ゲームも出版と同じように規制されるのではないか」という懸念が一部ゲームファンの間で広がりつつあります。 最初に断っておくと、ここからは筆者の個人的意見・見解が多分に含まれます。この問題、実はかなり前から気にはなっていました。もしゲームも規制の対象となるのであれば、これまでCEROという審査機関を設けて、かなり厳しい自主規制を敷いてきたゲーム業界側としては立場がない。また、すでにあちこちで議論されているとおり、今回の改正案については曖昧な部分が多く、恣意的運用の懸念もある。ゲーム業界にとっての影響は決して小さくはないはずです。 ただ同時に、今回の件では「規制」という言葉が一人歩
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