小笠原 啓 日経ビジネス記者 早稲田大学政治経済学部卒業後、1998年に日経BP社入社。「日経ネットナビ」「日経ビジネス」「日経コンピュータ」の各編集部を経て、2014年9月から現職。製造業を軸に取材活動中 この著者の記事を見る
Yahoo!とMicrosoftが2009年7月29日,検索事業での10年にわたる提携を発表した(関連記事)。Yahoo!は検索にMicrosoftの新検索エンジンBingを採用,両社の検索広告出稿窓口をYahoo!に一本化する,検索プラットフォーム統合と言える内容だ。 Yahoo!は,2008年に一度Microsoftの買収提案を拒否した。なぜ今,10年間という長期間にわたる提携を結んだのか。 Yahoo!とMicrosoftを合わせたシェアは28% Microsoftの狙いは,言うまでもなくGoogleへの対抗にある。米調査会社comScoreによれば,米国でのMicrosoftの検索シェアは8.4%。Yahoo! も19.6%しかなく,両社を合わせても28%に過ぎない。65%を占めるGoogleの存在は圧倒的だ。両社はこの提携は当局の審査を受けることになるとしているが,独占禁止法など
米Microsoftと米Yahoo!は7月29日、Web検索で提携すると発表した。 この10年契約の下、Yahoo!はMicrosoftのBing検索エンジンを採用し、Yahoo!サイトの検索アルゴリズムおよび検索広告プラットフォームとする。ディスプレイ広告などでは、引き続き自社の技術とデータを利用する。 Yahoo!は両社の広告主のリレーション営業を行う。検索広告の入札システムとしては、両社ともMicrosoftのAdCenterプラットフォームを利用する。 Yahoo!の直営および関連サイトで発生したトラフィックに関して、両社は売り上げを分け合う。またMicrosoftはYahoo!にトラフィック獲得コスト(TAC)を支払う。最初の5年間は、Yahoo!傘下のサイトで発生した売上高の88%を支払う。さらにMicrosoftはYahoo!傘下のサイトの検索1件当たり売上高を各国で最初の1
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