REUTERS/Dado Ruvic/Illustrationセールスフォース(Salesforce)のマーク・ベニオフ創業者兼最高経営責任者(CEO)は、いまや「四面楚歌(しめんそか)」だ。 同社の株式を保有する複数のアクティビスト投資家たちから、さまざまな形で変革を求める声が止まらない。複数のアナリストが、ベニオフ氏は傘下のスラック(Slack)の売却もしくはスピンオフを迫られると予測している。 セールスフォースはスラックを切り離すことで、優先すべきコア事業に経営資源を集中させることが可能になる。とは言え、実際にそのような判断をする場合、数十億ドル規模の損失を受け入れることを意味する。 カナダ金融大手カナダロイヤル銀行(RBC)のアナリスト、リシ・ジャルリア氏は1月26日付の顧客向け調査レポートで、セールスフォースが同社にとって最大規模の買収先、なおかつ最も期待外れだった買収先をいくつ