応龍(無双)
おうりゅう
ゲーム『無双OROCHI2』のアッパー版『2Ultimate』から登場した仙界の猛将。
同シリーズでは出番こそ少ないがストーリー全体のキーパーソンとなっており、OROCHI世界における重要人物ということが判明する。
伏犠の親友で彼と共に共に仙界に勃発していた魔物との戦いで功を上げる。
敵に斬り込む勇猛さが、周囲の将や上層から評価されており、配下からの信望も厚い。
反面、相手の地位を問うことなく真っ直ぐに信念を貫こうとするため、柔軟性に乏しいと見られる節もある。そのような性格が災いて後に最悪の悲劇を生む…。
無双OROCHI2 Ultimate
今作より初登場。遠呂智が誕生し、天帝が殺害される前の過去編のみに登場する。
魔物との戦いの後、応龍の目の前に妖艶な美女『玉藻前』が現れ、応龍に何かを伝える。
そして応龍は、天帝に不信感を覚え、天帝の城へと向かっていった…。
「鏡を使って魔物を意のままにする…あの女の言葉は本当であったか、天帝!」
※この先、無双OROCHIシリーズ最大のネタバレが存在します!!!このまま下にスクロールしても後悔しない人以外はブラウザバックを強く推奨します!!!
最初の概要にも書かれてあった通り、応龍は伏儀の友人であり、正義感の強い仙人であった。
ところがある日……
天帝「やめよ、応龍!これは魔物を封じる神鏡ぞ!」
「まだ……まだそのように俺たちを謀るかっ!」
尻尾で偽物を生み出す力を神鏡に封印されていた玉藻前は、己の力を取り戻すべく、応龍に「天帝が神鏡を使って魔物を操っている」という偽言を吹き込み、応龍はその言葉を信じてしまう。
騙されてしまった応龍は天帝城に駆け込み、応龍は天帝に刃を向ける、
そして玉藻前の目論見通り、天帝の制止も聞かずに彼が持っていた妖魔を封じた神鏡を壊してしまう。
そして……
それにより神鏡に封じられていた夥おびただしい量の瘴気を直に浴びてしまい、魂も変質し妖魔に転じた姿に伏犠は驚愕する。
そしてその姿を見た時、人界と仙界の英傑達の反応がまさに確信へと変わった瞬間だった。
目に飛び込んできたのは、蛇を彷彿させるような青色の鎧。
まるで蛇が人の形を取ったような青色の全身肌と巨体。
龍の剣が瘴気の影響で変貌した巨大な鎌。
それはまるで……
人類史の英傑達と激戦を繰り広げたあの魔王・遠呂智と同じだった。
- 魔王誕生の瞬間
ここまで分かった通り、この応龍の成れの果てこそ魔王・遠呂智の正体であり、正史では天帝を殺害してしまう。
その後はあまりに強大すぎる力から封じることもできず、天帝を殺した重罪も兼ねて仙界に幽閉され生殺しにされていたのだった。
だが、そこに興味を抱いた妲己の介入によって脱獄に成功。そして自らが滅ぶ……つまり、己を終わらせる強者を探すために三国志と戦国時代の二世界を融合させた。それが、『無双OROCHI』シリーズの開幕となったのである。
魔物を生み出し、操っているのが虚言を吹き込んだ玉藻前の仕業だったこと、加えて彼女の真の正体を最期まで知らないまま……。
全身のみならず魂までもが変貌してしまったため元に戻すことは不可能。正史ではそのまま天帝を殺害したが、伏犠たちがかぐやの力で歴史改変を行ったため、天帝は生存した。
前述の通り出番はわずかだが、遠呂智に変貌するインパクトはプレイヤーに衝撃を与えた。
実は応龍=遠呂智という伏線はあちこちに貼られており
- アタッカータイプは遠呂智と同じくパワー(力型)。
- 転生前の無双ゲージ以外のレベルMAX時ステータスも全体的に最強クラスに高い。
- 加えて武器のデザインやEX攻撃も仙界の最強格である素戔嗚に似ている。
- 応龍の髪型や瞳が遠呂智と酷似している。
というように、単なる偶然でないことがうかがえる。
無双OROCHI3
本作の時系列が2無印のトゥルーエンド(具体的には4章『真・古志城大決戦』のエンディング後)の続きであるため(そもそも応龍はとっくの昔に遠呂智に変貌している)、ストーリー本編には一切登場しない。一応陣地を強化することで解放することができ、プレイヤーとして使うことは可能。無論陣地での会話はあるものの、いつの時系列かは不明。