前回語られたように覚醒剤密輸で逮捕された後、最終的に懲役30年の刑が確定し、刑務所暮らしをしていた... 前回語られたように覚醒剤密輸で逮捕された後、最終的に懲役30年の刑が確定し、刑務所暮らしをしていた竹澤。溢れるバイタリティで刑務所でも商売を成功させていたが、持病の悪化などもあり、次第に「死」が近づいてくるのを意識する日々だった。 刑務所で死んでいくことを覚悟していた竹澤の風向きが変わってきたのは2014~2015年くらいからだった。これまでの恩赦の傾向を考えると、ひょっとしたら2015年あるいは2016年には釈放されそうだということがわかってきてからだ。 「出所が決まったときの気持ちは、生きて日本に帰れる。それだけでしたね。むしろ嬉しさよりも、待つ人も戻るところもなく、所持金も乏しい状況で帰国してどうなるんだろうという不安の方が大きかったです」 2016年8月31日の早朝から釈放手続きが始まった。タイでは国王や王女の誕生日に恩赦が出る傾向があり、8月12日の王女の誕生日(この時点では前国
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