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これまで二回に渡り、石田直裕四段の例からプロ棋士になるための実情や奨励会の実態について迫ってきた... これまで二回に渡り、石田直裕四段の例からプロ棋士になるための実情や奨励会の実態について迫ってきた。 奨励会は26歳までに四段に上がれなければ強制退会となるが、直裕は18歳の時点で二段止まり。このままでは厳しい状況だった。 母・寿子氏の目からみても、石田直裕は大学卒業時分に四段に上がれそうにはなかった。そこで寿子氏は、息子にさりげなく就職の誘いをしたという。 「あまり強い口調でもなく、本気でもありませんでしたが、ほかの可能性を考えてみたら?と言ったことはあります。しかし、本人は小さな声で“いや”と言うだけでした」 もう一つ不安があった。直裕は将棋に打ち込んできたゆえ、サービス業その他の「普通の仕事」の経験が皆無だった。お金はともかく、少しでもシャバの空気に触れれば何か変わるのではないかと、コンビニでバイトをしてみてはどうかと水を向けたこともあったという。 「その時も、“いや、そんな時間はない
2017/07/02 リンク