古くから作られてきたパンの中にはさまざまな製法が存在するが、小石を利用して作る、でこぼこした平たいパンをご存じだろうか。 少なくとも11世紀から作られている伝統的なパンの一つ「サンギャク(Sangak)」は、なんと小石で焼き上げるという。 ペルシャ軍の兵士が起源とされる素朴なパン。その製法や歴史にせまっていこう。 小石で焼ける!歴史あるペルシャ軍発祥のパン 古くは11世紀から、ペルシャ軍発祥とされる歴史あるパンの一つ「サンギャク(Sangak)」は、全粒粉でできた薄く平たい形の素朴なもの。 現代ではイランやアゼルバイジャンの伝統的なパンと紹介されている。別名ナーネ・サンギャク、ペルシャのアーミーブレッド、ぺブルブレッド(小石パン)ともいわれる。 この画像を大きなサイズで見るimage credit:メア通信社, CC BY 4.0, via Wikimedia Commons 見ためはまさ