日産の元下請け工場経営者として、ゴーン前会長の不正に対する思いを綴った前回。 製造業界と決別すべく... 日産の元下請け工場経営者として、ゴーン前会長の不正に対する思いを綴った前回。 製造業界と決別すべく、自らの手で工場を閉めたため、当時のことを思い出すのは「若干しんどい」、というのが正直なところではあったのだが、その工場閉鎖以降、改善するどころか、どんどん深刻化していく日本の製造業界の状況に対し、見解を求められる頻度が増え、これも自分の役割なのかもしれないなと思うに至り、現在長く書かせていただいている「トラックシリーズ」と併せて、こうして日本の製造業についても時折綴っていこうと思う。 ゴーン氏の一連の騒動を受け、先日、久しぶりに昔の工場に足を運ぶ機会があった。 閉鎖して5年。その翌年に何かの用事で1度訪れて以来、4年ぶりの「出社」だった。 真向かいに巨大な物流倉庫が建った以外、周辺はそれほど大きく変わってはいなかったが、毎度トラックが出入りしていた工場のシャッターに目を向けると、茶色い錆(さ
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