2016年度「電力小売りの完全自由化」が予定されている。実施されれば、大手電力会社の電気しか使えなか... 2016年度「電力小売りの完全自由化」が予定されている。実施されれば、大手電力会社の電気しか使えなかった一般家庭でも、電力会社が選べるようになる。しかし「自然エネルギーの電気は選べるのか」と、早くも制度の実効性を疑う声が上がっている。 「昨年秋から電力会社が、自然エネルギーの発電事業者が事実上連系(送電線への接続)を拒否している。このままでは、自然エネルギーで発電する電力会社を選びたくても選べません」 そう指摘するのは、「市民電力連絡会」の竹村英明さんだ。 太陽光など自然エネルギーの発電事業者から系統接続の申し込みが相次いだため、九州電力などの大手電力会社が、突然これらへの接続についての回答を保留した。それを受けて政府は今年1月までの間に、FIT(再生可能エネルギー固定価格買い取り制度)の見直しを実施。太陽光や風力による電気の受け入れ上限値を定めた「接続可能量」を、新たに設定した。 さらに
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