ロシアと北朝鮮のそれぞれの首都を直通で結ぶ列車の運行が再開され、ピョンヤンを出発した最初の列車がモスクワに到着しました。両国の人の往来を活発化させることで、関係強化をアピールするねらいがあるとみられます。 国営のロシア鉄道は6月上旬、2020年2月に新型コロナウイルスの感染拡大を受けて運休していた、ロシアの首都モスクワと北朝鮮の首都ピョンヤンを直通で結ぶ列車の運行を再開すると発表しました。 列車の片道の所要日数は8日間、走行距離は1万キロを超え、直通で運行される列車としては世界最長だとしていて、ピョンヤンを出発した最初の列車が25日、モスクワのヤロスラブリ駅に予定よりおよそ1時間遅れで到着しました。 北朝鮮の車両は1両だけで、シベリア鉄道の長い編成の列車に連結されていました。 今回は試験的な運行とみられ、北朝鮮側の担当者によりますと、乗客は乗っておらず、車掌など数人がホームに降り立ちました