仕事に集中できないことがある。スタートダッシュに時間がかかり、とりかかった途端、些細なことで集中... 仕事に集中できないことがある。スタートダッシュに時間がかかり、とりかかった途端、些細なことで集中力が切れる。取引先からの電話やメール、オフィスでの雑談といった“雑音”にわずらわされることなく、やるべきことを着実にこなすにはどうすればいいのか。ヒントは、人気狂言作家の師弟が活躍する<並木拍子郎種捕帳>シリーズ第四弾『四文屋』(松井今朝子/ハルキ文庫)にあった。 本シリーズの主人公・拍子郎はあるとき、師匠・五瓶に「巷では近ごろ何か面白い話はないか?」と聞かれる。煮え切らない態度の拍子郎にいらいらした五瓶は、キセル片手に説教を始めた。 「そうして煙脂(やに)を溜め込むと、中で固まって出にくうなるのといっしょや。かりにええ思いつきがあっても、胸の中に溜め込んでたら、いざというときに出てこんようになるんやで」 現代にたとえるなら上司に質問され、“正解”に執着する余り、答えられなくなる状況だろうか。本
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