いま、日本全国で大規模なバイオマス発電設備の建設が相次いでいる。しかし、木材を燃やして発電だけを... いま、日本全国で大規模なバイオマス発電設備の建設が相次いでいる。しかし、木材を燃やして発電だけを行う方法ではエネルギー効率が悪く、木のエネルギーの20~30%程度しか利用できない。 一方、暖房や給湯など熱利用をした場合は70%以上を有効活用できる。実際、バイオマスの活用が進むヨーロッパでは、発電よりも熱利用が主流となっている。そんなバイオマスによる熱供給を、日本で初めて民間ベースで事業化する動きが、岩手県紫波町で始まっている。 盛岡市から車で30分程度の距離にある紫波町では、官民が連携して新たな街区「オガール地区」を開発するプロジェクトが進む。ここは町役場の新庁舎や民間テナントの入った商業施設、ホテルやスポーツ施設、そして住宅などで構成されるエリアとなっている。 この新たな町の顔となる区画に冷暖房・給湯のエネルギーを供給しているのが、地域のエネルギー会社である「紫波グリーンエネルギー株式会
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