STS-4
名称:STS-4
オービター名称:コロンビア
打ち上げ国名/機関:アメリカ/アメリカ航空宇宙局(NASA)
打ち上げ年月日:1982年6月27日
着陸年月日:1982年7月4日
宇宙飛行士:トーマス・K・マッティングリー/ヘンリー・W・ハーツフィールド
飛行時間:169時間9分
STS-4のコロンビアは、スペースシャトル計画が開始されてから4回目そして最後となる試験飛行を行いました。シャトルと乗組員が安全に飛行できることを証明するための試験飛行です。シャトルの輸送システムを調べたり、船体の各所の耐久性を調べたり、ロボットアームの操作性をテストしたり、医学的な実験を行って飛行中の乗組員の健康を調べたりしました。また、ユタ州立大学が提案した科学研究で、電気泳動実験や、地球の環境汚染の観測、地球大気中に発生する雷の撮影などを行いました。約7日間の飛行を無事に終え、コロンビアは地球へ帰還しました。
1.どんな形をして、どのような性能を持っているの
スペースシャトル・コロンビアは、オービター(軌道船)と呼ばれる有人宇宙船(コロンビア)と、それを打ち上げるための固体燃料ブースターロケット2基と、液体燃料を入れてある外部タンクからなっています。全体の長さは56m、高さ23m、重さ2,000tで、オービターだけの長さは37m、高さ17m、重さ85tです。外部タンクは使い捨てですが、オービターとブースターロケットはくりかえし使われます。
2.打ち上げや飛行の順序はどうなっているの?
ブースターロケットの噴射と、外部タンクの液体燃料を使うオービターの噴射で打ち上げます。2分後に、燃料の燃えつきたブースターロケットが切り離され、パラシュートで落下します。8分後、高度250kmから400kmに達したとき外部タンクが切り離され、オービターは軌道修正用エンジンで地球周回軌道に乗ります。オービターが地球に戻るときは、グライダーのように滑空しながら着陸します。
3.宇宙飛行の目的は?
スペースシャトルの飛行の安全性を証明することです。
4.宇宙でどんな活動をし、どのような成果をおさめたの?
スペースシャトルの輸送システムや耐久性を調べ、ユタ州立大学の提案による科学実験なども行いました。
STS-4のミッションを最後に、スペースシャトルの試験飛行は終了しました。
※参考文献
「Newton Collection II 宇宙開発」竹内 均・監修(教育社)1992年発行
「SPACE ATLAS 宇宙のすべてがわかる本」河島信樹・監修/三品隆司・著(PHP研究所)1995年発行
STS-4
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/10 04:35 UTC 版)
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徽章
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| ミッションの情報 | |||||
| ミッション名 | STS-4 | ||||
| シャトル | コロンビア | ||||
| 発射台 | 39-A | ||||
| 打上げ日時 | 1982年6月27日15:00:00 UTC | ||||
| 着陸または着水日時 | 1982年7月4日16:09:31 UTC | ||||
| ミッション期間 | 7日01時間09分31秒 | ||||
| 周回数 | 113 | ||||
| 高度 | 365km | ||||
| 軌道傾斜角 | 28.5° | ||||
| 航行距離 | 4,700,000 | ||||
| 乗員写真 | |||||
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| ハーツフィールド(左)とマッティングリー(右) | |||||
| 年表 | |||||
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STS-4は、コロンビアを用いたアメリカ航空宇宙局によるスペースシャトルのミッションである。1982年6月27日に打ち上げられた。4度目のスペースシャトルのミッションであり、また4度目のコロンビアのミッションである。
乗組員
- 船長:ケン・マッティングリー(2)
- 操縦士:ヘンリー・ハーツフィールド(1)
ミッションパラメータ
- 質量
- 離陸時:109,616 kg
- 着陸時:94,774 kg
- ペイロード:11,109 kg
- 近点:295 km
- 遠点:302 km
- 軌道傾斜角:28.5°
- 軌道周期:90.3分
ミッションハイライト
このミッションでは、初めて予定された時間に正確にスペースシャトルが打ち上げられた。また、スペースシャトル計画において、最後の研究開発目的のミッションであった。打上げは1982年6月27日の11時00分ESTに行われた。貨物室には、ユタ州立大学の学生が提供した9つの科学実験装置を含む最初のGetaway Specialやアメリカ空軍の極秘の2機のミサイル発射検知システムが積まれた。これは、カリフォルニア州サニーベールに設けられた秘密のミッション管理センターが飛行の監視に加わった[1]。
連続流電気泳動システムや単分散系ラテックス反応槽はミッドデッキで2回目の宇宙飛行を行った。乗組員は手持ちカメラを用いた雷の観測や自身の体を用いた医学実験を行った。また先端にInduced Environment Contamination Monitorを設置したシャトル・リモート・マニピュレータ・システムを用いて飛行中にオービタが放出するガスや粒子についての情報を収集した。
予定された7日間のミッションを終え、1982年7月4日9時10分PDTにエドワーズ空軍基地の第22滑走路に着陸した。スペースシャトルがコンクリートの滑走路に着陸したのは初めてのことだった。帰還した乗組員は、ロナルド・レーガン大統領夫妻に迎えられた。
飛行は7日間と1時間9分40秒行われ、地球を112周して470万km移動した。空軍のペイロードに失敗した以外は、ミッションの全ての目的は達成されたが[1]、2つのスペースシャトル固体燃料補助ロケットが失われた。コロンビアは7月15日にケネディ宇宙センターに戻ってきた。
記章
赤、白、青の線は、ミッションの番号である数字の4を描いている。
起床コール
NASAでは、ジェミニ計画以来伝統的に、宇宙飛行士のために音楽を流している。アポロ15号では、初めて乗組員の起床のために用いられた[2]。曲は、家族等によって、乗組員個人にとって特別な意味がある曲や日々の活動に適切なものが選ばれる[2]。
| Flight Day | Song | Artist/Composer |
|---|---|---|
| 2日目 |
"Up, Up and Away" | The 5th Dimension |
| 3日目 |
"Hold That Tiger" | Auburn University Band |
| 4日目 |
ヘンリー・ハーツフィールドの記念日のメッセージ | |
| 5日目 |
"Theme from Chariots of Fire" | |
| 6日目 |
デルタ・タウ・デルタ・フラタニティの歌(マッティングリー)、デルタ・カイ・フラタニティの歌(ハーツフィールド) | |
| 7日目 |
"This Is My Country" |
出典
- ^ a b Cassutt, Michael "Secret Space Shuttles" Air & Space, 1 August 2009.
- ^ a b Fries, Colin (2007年6月25日). “Chronology of Wakeup Calls” (PDF). NASA 2007年8月13日閲覧。
外部リンク
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