ハンドルが利かずに中央分離帯に激突 9月1日、大阪メトロの子会社である『OMタクシー』が運行するオンデマンドバスで、前代未聞のありえない衝突事故が発生した。筆者は、その時のドライバーの様子とバスの動きを記録したドライブレコーダーの映像を入手した。ドライバーがハンドルを左に切って衝突を回避しようとしているのに、バスは右に進み、中央分離帯に激突してやっと停止した。ドライバーは取り調べに対して、「ハンドルが利かずに起こった」と証言しているが、動画を見れば、その証言の正しさは誰の目にも明らかである。 しかし、このバスを販売した『EVモーターズ・ジャパン(以下、EVMJ)』は、事故直後に開かれた上層部参加の検討会で驚くべき結論を出したという。EVMJの関係者が囁く。 「運転手の証言に、社内カメラの映像まであったにもかかわらず、事故は車両側の不具合ではなく『運転手のわき見運転』が原因という結論が出され