東北大学の橋爪秀利名誉教授(仙台高等専門学校長)は原子力発電と核融合を組み合わせた新しい発電システムを考案した。原発から出た使用済み核燃料を核融合の燃料として利用する。核燃料の有効活用になり、放射性廃棄物を地層処分する必要がなくなる。廃棄物の最終処分を巡って国内候補地が決まらない現状に一石を投じそうだ。新システムの内容をまとめた論文は原子力技術の国際学術誌に5月に掲載された。新システムは放射
東北大学の橋爪秀利名誉教授(仙台高等専門学校長)は原子力発電と核融合を組み合わせた新しい発電システムを考案した。原発から出た使用済み核燃料を核融合の燃料として利用する。核燃料の有効活用になり、放射性廃棄物を地層処分する必要がなくなる。廃棄物の最終処分を巡って国内候補地が決まらない現状に一石を投じそうだ。新システムの内容をまとめた論文は原子力技術の国際学術誌に5月に掲載された。新システムは放射
アメリカでもどんどん高くなる電気代。原因は…やっぱりAIだった2025.08.28 16:00 AJ Dellinger - Gizmodo US [原文] ( Kenji P. Miyajima ) 電気代に合わせてエアコンの設定温度を調整する過酷な夏。 アメリカでは、過去1年で電気料金がかなり上がったようです。ここ1年の電気料金上昇の主な要因は、AIモデルを動かすために次々と建設される大規模なデータセンターのエネルギー需要の増加だとAxiosが伝えています。もうこれは実質「AI税」みたいなものです。 データセンターが電力網を圧迫アメリカエネルギー情報局(EIA)のデータによると、過去1年間で1kWh(キロワット時)あたりの電気料金は16.41セント(24.4円)から17.47セント(26円)に上昇しました。1年で6.5%値上がりしています。 州別に見ると、家庭の電気料金が急上昇中です。
幅97メートル、最も高い部分が50〜72メートルのDCが3棟並ぶ計画で、26年11月の着工を目指す。大量のデータを処理するDCは近年、クラウドサービスや生成AI(人工知能)の普及に伴い需要が急速に伸びている。 三井不動産は14年にDCの開発事業に参入し都心から50キロ圏内エリアを中心に開発を進めている。同社のDC事業担当者は「DCはすでに社会的に不可欠なインフラだ。今後もより重点的に投資をしていく」と話す。 次なる大規模DCの開発予定地として、目を付けた日野自動車の工場跡地。その計画に待ったをかけているのが周辺住民だ。 「建設反対」ののぼり旗 DC建設予定地の前には道路を挟んで一戸建ての住宅が300メートルほど並ぶ。周囲を歩くと「建設反対!」と書かれたのぼり旗が一部の住宅や飲食店前に設置されるなど異様な光景が広がる。近隣住宅に住む70代の女性は「用途が分からないのに、ものすごく大きい建物が
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二酸化炭素や高レベルの放射性廃棄物を出さないエネルギー源として、世界で開発競争が過熱している、核融合を利用した発電について、政府は、国内の施設で実証する目標を前倒しし、2030年代を目指す方針を決めました。今年度中に工程表を策定するとしていますが、施設の具体的な設計や立地場所の選定など課題は多く、実現に向けた道筋は不透明です。 核融合を利用した発電は、近年、世界で開発戦略の策定が相次ぎ、中国がおととし、いち早く実験炉の建設を始め、去年以降、アメリカの民間企業やイギリス政府がそれぞれ建設予定地を公表するなど、開発競争が過熱しています。 政府はおととし、初めての「国家戦略」を策定し、2050年ごろに実現する目標を掲げましたが、国内産業の支援を強化しなければ市場競争に遅れるリスクがあるとして、今月「核融合を利用した発電について2030年代に国内の施設で実証することを目指す」と方針を改め、目標を前
「夢のエネルギー」核融合の最終解答 作者:アーサー タレル早川書房Amazon先日ミチオ・カクによる量子コンピュータの解説書『量子超越』を書評したが、僕が今未来に期待している中で、量子コンピュータと並ぶ技術が「核融合」だ。そしてちょうど、核融合についての良い解説書が出たので紹介しておきたい(原書は2021年だから情報がちと古いけど、21年以降の展開については監修者解説に詳しい)。 本書は、自身もかつては核融合の研究に従事していたアーサー・タレルが、そもそも核融合とは何なのか。なぜ核融合が「夢のエネルギー」と呼ばれているのか? 核融合と核分裂は何が異なるのか? どのような原理で動作して、現状の科学はどこまでその実現に近づいているのか? 核融合スタートアップがいま続々と増えているのはなぜなのか──? と基本的なところを抑えながら、様々な研究所・実験所を訪れその最前線をつづっていく一冊だ。読みや
エネルギー基本計画の改定案について議論する総合資源エネルギー調査会の基本政策分科会=東京都千代田区の経済産業省で2024年12月17日午後1時2分、高田奈実撮影 経済産業省は17日、国の中長期のエネルギー政策の方針となる「エネルギー基本計画」の改定案を公表した。2011年の東京電力福島第1原発事故以降掲げてきた「原発依存度を可能な限り低減する」との表現を削除し、原発の建て替えを認める方針に転換。原発回帰の姿勢を鮮明にした。 同日あった経産相の諮問機関である有識者会議、総合資源エネルギー調査会基本政策分科会で示した。改定案では、原発も含めた脱炭素電源を「最大限活用する」と明記。従来通り、再生可能エネルギーを「主力電源」としつつ、「最優先で取り組む」との文言を削除し、「特定の電源に過度に依存しないバランスのとれた電源構成を目指す」方針も新たに盛り込んだ。 改定案と合わせて総発電量に占める各電源
経済産業省は発電事業者の「JERA」が、電力の取引市場で相場操縦にあたる行為をしていたとして、業務改善勧告を行いました。 火力発電で国内最大手のJERAは大手電力会社とともに、需要を超えて発電した「余剰電力」が出た場合には、そのすべてを市場に流通させることが国のガイドラインで決められています。 経済産業省の電力・ガス取引監視等委員会によりますと、JERAは去年10月までの4年半の間、余剰電力のすべてを市場に出さず、相場操縦にあたる行為をしていたということです。 原因はシステムの設定不備で、最も影響が大きい時では取引価格が1キロワットアワー当たり、50円以上値上がりした可能性があるとしています。 2019年の時点で問題を認識した職員がいたものの、長期間にわたって改修が行われていませんでした。 このため経済産業省は「市場に重大な影響をもたらした」として、JERAに対し、電気事業法に基づく業務改
昔からある知恵と、先端技術を組み合わせた、古くて新しいエネルギーを「貯める」技術が生まれています。その一つが、位置エネルギーを利用した「重力蓄電」です。中国ではまもなく本格稼働を見込む巨大な重力蓄電施設が動き始めています。(荒ちひろ) 「水の代わりに重りを使うことで、より安く、効率的で、環境に優しいエネルギーの貯蔵を実現できる」 そう話すのは、米国のスタートアップ企業「Energy Vault」の共同創設者でCEOのロバート・ピコーニさん(54)だ。 太陽光や風力など再生可能エネルギーが余っているときに、電気を使ってクレーンなどでブロックを高い位置まで上げておき、電力の需要に応じてブロックを落下させ、連動した発電機を回すことで発電する。原理は、ダムに水をくみ上げ、落下させて発電する揚水発電と同じだ。 水の代わりに上げ下げするのは、巨大なブロック。コンクリート製である必要はなく、残土やがれき
再生可能エネルギーの促進が、欧州の原子力発電業界に追い打ちをかけている。 化石燃料に依存しない電力の生産はかつてないほど急がれ、欧州の一部では依然として原発を電力政策の中核に据えている。だが、再生可能エネルギーの急増と電力価格の低下で、原発の運転にしわ寄せが及んでいる。 今後さらに厳しい時期が待ち受けている兆しもある。エネルギー危機以来、需要は十分に回復せず、風力や太陽光の発電量は増加の一途をたどる。これに押され、発電電力量に占める原子力と石炭火力のシェアはいずれも低下している。 エネルギー・電力市場分析会社ストームジオ・ネナのシニアアナリスト、シガード・ペデルセン・リエ氏は「太陽光と風力に極めて不利な状況が長期間続くか、強い熱波がない限り、現在の電力価格では従来型のベースロード電源は苦しいだろう」と指摘した。 フランスや英国などの国は地球温暖化対策の重要な要素として原子力技術を位置づけ、
欧州では2023年第4・四半期に風力の発電量が初めて石炭火力を上回り、エネルギー移行の取り組みが大きな節目を迎えた。写真は欧州の電力会社最大手RWEの風力発電施設。向こうにはノイラート褐炭火力発電所が見える。独ケルンのヤッケラート近郊で2022年3月撮影(2024年 ロイター/Wolfgang Rattay) [リトルトン(米コロラド州) 9日 ロイター] - 欧州では2023年第4・四半期に風力の発電量が初めて石炭火力を上回り、エネルギー移行の取り組みが大きな節目を迎えた。 シンクタンクのエンバーが公表したデータによると、昨年10―12月期の風力の発電量は193テラワット時(TWh)と、石炭火力の184TWhを超えた。風力は人件費や材料費、調達コストなどの上昇で業界全体が逆風に見舞われたにもかかわらず、発電量が前年同期から約20%増加して過去最高を記録した。
(CNN) 米ローレンスリバモア国立研究所は、核融合反応を通じて使用した量を上回るエネルギーを生み出す「点火」の再現に成功したと発表した。もしも実用化できれば、無限に近いクリーンエネルギーを世界に供給することも可能になると期待される。 ローレンスリバモア国立研究所の国立点火施設は昨年12月、使用した量以上のエネルギーを放出する核融合点火に世界で初めて成功。同施設の今年12月の報告によれば、今年に入り、少なくとも3回にわたって核融合点火の再現に成功した。 核融合エネルギーは実質的に、地球に降り注ぐ太陽の力を再現するもので、長年にわたって研究が続けられている。 昨年、エネルギーの純増を達成したことで、次はこのプロセスが再現できると証明することが課題となっていた。 核融合は、原子力発電所で使われている核分裂と異なり、長寿命の放射性廃棄物が残存しない。 核融合は太陽などの恒星で起きている反応で、複
住友化学は愛媛工場(愛媛県新居浜市)で、二酸化炭素(CO2)からメタノールを高効率に製造するパイロット設備の運転を始めた。従来のCO2からメタノールを製造する技術に比べて、収率は2倍以上を実現する。2028年までに実証を完了し、30年代の事業化や他社へのライセンス供与を目指す。 同設備は島根大学と共同開発に取り組む内部凝縮型反応器を活用する。反応器内に冷却ゾーンを設けてメタノール気体を液化して減らし、より多くのCO2をメタノールに変換する仕組み。 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション(GI)基金事業の助成を受けて建設した。 【関連記事】 大手化学メーカー、構造改革の行方
マツダの新型車「MX-30 ロータリーEV」は、発電機としてロータリーエンジンを搭載するシリーズ式プラグインハイブリッド車(PHEV)だ。それにしても、なぜマツダは今になってロータリーエンジンを復活させたのか。普通のレシプロエンジンではダメだったのか。事前取材会で話を聞いた。 マツダのロータリーエンジンが復活! なぜ? ロータリーエンジンは小さいから? エンジンを発電機として使うハイブリッド車(HV)といえば、日産自動車の「e-POWER」というシステムが思い浮かぶ。例えば日産自動車のコンパクトカー「ノート」 は、1.2Lの直列3気筒エンジンとモーターを組み合わせたシリーズ式ハイブリッド車だ。 「MX-30 ロータリーEV」は17.8kWhのリチウムイオンバッテリーを積んでいて、外部からも充電できる。だからシリーズ式の「プラグイン」ハイブリッド車というわけだ。充電しておけば電気自動車(バッ
ALPS処理水 放出に伴い風評被害等が 発生した場合の賠償のご案内 当社はALPS 処理水の放出による風評影響を最大限抑制すべく対策させていただくと共に、その上でもなお、ALPS 処理水放出により風評被害が発生した場合につきましては、統計データなどを活用して、対象地域における風評被害の有無を確認し、適切に賠償いたします。 また、外国政府からの輸入停止措置等により国内の事業者さまに輸出に係る被害が発生した場合は、適切に賠償させていただきます。 ALPS処理水放出により被害が生じている方は、請求書を発送させていただきますので、ご相談専用ダイヤル(0120-429-250)へご連絡をください。 輸入停止措置等による損害への対応について 外国政府の輸入停止措置に伴い、国内の事業者さまに輸出不能により生じた損害は賠償の対象になるのか。 外国政府からの輸入停止措置等により国内の事業者さまに輸出に係る被
6月1日、火力発電に使う燃料費の高騰などを受け、関西、九州、中部を除く大手電力7社が、家庭向け電気料金(規制料金)を値上げした。 経済産業省の試算では、標準的な家庭(30アンペア・月400キロワット時)で14~42%の値上げとなる。値上げの有無によって、地域の電気料金の差も拡大した。 【関連記事:電気代、いったん値下げも4月からは3割増も!「安くなる」から契約した新電力には「際限なく上がる罠」が】 経産省の試算によると、政府による全国一律の電気代の負担軽減策(月2800円)を反映した6月の実質負担額は以下となる。 北海道 1万4301円 東北 1万1837円 東京 1万1730円 中部 1万818円 北陸 1万1327円 関西 8664円 中国 1万1978円 四国 1万1639円 九州 8569円 沖縄 1万2877円 北海道電の1万4301円に対して、今回値上げしない
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