Appleの新型iPhoneは、毎年発売直後に「定価以上の買取価格」が話題になる。 これまで、最新機種を発売日に入手してそのまま買取業者へ持ち込むだけで、数万円単位の利益を得られるケースすら珍しくなかった。だが2025年に登場したiPhone 17シリーズは日本版iPhoneもアメリカと同じeSIM専用モデルへ移行したことで、この構図は根本から揺らぎ始めている。 本稿では、過去に業者がなぜ定価を上回る価格でiPhoneを買い取ることができたのか、そしてeSIM化が何を変えるのかを掘り下げて解説する。 最新iPhoneを定価以上で高額買取ができた背景には「海外向け買取」という特殊な事情 高値買取を行っている店舗、事業者の多くは日本国内向けに販売するのではなく、海外に輸出する場合がほとんどである。特に定価以上の買取を可能にした最大の理由は、日本と海外の販売価格の差である。 iPhoneは世界中