東京地方検察庁検事の考える「尤度比」の読者から、横浜地方検察庁検事正の北村篤が書いた『DNA鑑定の確... 東京地方検察庁検事の考える「尤度比」の読者から、横浜地方検察庁検事正の北村篤が書いた『DNA鑑定の確率計算』(島大法學、第64巻、第1・2合併号(2021年3月)、pp.33-71)という論文を教えてもらった。確率計算をおこなう論文のはずなのに、統計学的な考え方が見事に欠落しており、読んでいて痛々しかった。 アレルの有無の情報だけに基づく確率計算の考え方は,例えば『DNA鑑定とタイピング』( J.M.Butler著,福島弘文ほか監訳,「Butler」と略記する。)などで紹介されているが,具体的な計算方法(計算式)は十分には説明されていない。
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