清少納言の代表作『枕草子』の冒頭はこうだ 春はあけぼの やうやう白くなりゆく山ぎは 少し明りて 紫だ... 清少納言の代表作『枕草子』の冒頭はこうだ 春はあけぼの やうやう白くなりゆく山ぎは 少し明りて 紫だちたる雲の細くたなびきたる 夏は夜 月のころはさらなり やみもなほ 蛍の多く飛びちがひたる また ただ一つ二つなどほのかに うち光りて行くもをかし 秋は夕暮れ 雁などの連ねたるが いと小さく見ゆるはいとをかし 日入り果てて 風の音 虫の音など はた 言ふべきにあらず 冬はつとめて 雪の降りたるは言ふべきにあらず … 中学では暗記させられる部分でもある 日本人の大部分が一度は耳にしたことがある文章だろう 現代語訳なんてたいして必要ではない 「春はあけぼの」としか言ってない彼女の言葉に 「春は夜明け(がよい)」とか 「春は夜明け(が最高だ)」のように 勝手に現代のことばを補うと、ちょっと嘘っぽくなる気がするのだ 「春っていったらあけぼのよ!」くらいの理解でよいと思う 彼女に言わせれば「夏は夜!」
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