この10年で少しずつではあるが、現状と課題が可視化されてきた引きこもり問題。引きこもり中年の実情に... この10年で少しずつではあるが、現状と課題が可視化されてきた引きこもり問題。引きこもり中年の実情に迫るべく、当事者たちの声を拾い、現状をリポートしていく。 ツラいのは引きこもり本人だけではない。その親もまた苦しんでいる。 「部屋に完全に閉じこもって、こちらはドア越しでしか話しかけることができません。それも無視されることが多く、親子でも会話がほとんどできずにいます……」 18年間引きこもり続ける46歳の息子を持つ真山茂美さん(仮名・76歳)。実は息子は取材班記者の同級生なのだが、記者とも一切コンタクトを取ってくれないありさまで、母親の茂美さんに急きょ話を聞いたのだ。引きこもり息子は上司のパワハラが原因で28歳のときに会社を辞めて以来、自宅に引きこもったままだという。 「最初のうち私とは会話してくれていましたが、そのうち食事も自分の部屋で取るようになり、顔も合わさず、今は一切話してくれることが
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