ふと「百目鬼」という字が目に付いた。 しかし読み方が分からない。まあ名字か、妖怪の名だろうと軽く検... ふと「百目鬼」という字が目に付いた。 しかし読み方が分からない。まあ名字か、妖怪の名だろうと軽く検討をつけて、三省堂難読辞書に目を通して、何とか「どうめき」と読む字だとわかった。そこで意味を知ろうと、明解国語、岩波国語、広辞苑、字通、と目を通すが、見あたらない。段々焦りが出る。そこで古語辞典辞典を三冊ほど、漢和を二冊ほど目を通すが駄目である。更に大塚民俗学事典にも目を通すが見あたらない。柳田国男の「妖怪談議」にもない。水木しげるの妖怪ものを引っ張り出すが見あたらない。中国の妖怪辞典とも言える「山海経」にもない。時は既に夜中の一時半となっているではないか。知りたいという意欲は募るばかり、寝付かれないまま、白々と夜が明けて、飢えたカラスがやかましく鳴いている。悔しさは募るばかりだ。 うーむ、と考えながら、布団を上げて、最近出版された一冊の本が頭に浮かんだ。「妖怪事典」(村上健司著 毎日新聞社2
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