ロックの歴史・第四章

メジャーは激しい音楽がまぁ主流であるが、８０年代は様式美にこだわった保守的なヘヴィメタが独占状態...概要を表示 メジャーは激しい音楽がまぁ主流であるが、８０年代は様式美にこだわった保守的なヘヴィメタが独占状態。８０年代頭にデビューした若いメタルももう若くない。再び同じ事を繰り返す始末。８０年代末はアメリカも不況に陥り、ロックスターな豪遊ライフを謳歌するメタルバンドに対し、若者は共感を得なかった。この状況、いわばイギリスで７０年代にあった状態と同じなのである。そんな鬱々とした若者達が望んだ音楽は、流行のきらびやかなハードロックではなく、悩める若者の心情を吐き出してくれる、そして音楽もやたら小奇麗な音ではなく粗雑でロック本来がもっていた汚さを持ってるものだった。 そういったバンドはインディーで地道にやっていたが、ある時から一気にメジャーへ浮上し、全米１位という事件を引き起こしたのだ。それがニルヴァーナである。 ９０年代一番重要なバンドなので、聴く価値はある。音楽的にはハードロックだが、それは７０年代