たとえば、ボクが、赤い色のバラを見て指さす。 みんなが「赤色」と答えたとする。 この時、ボクを含め... たとえば、ボクが、赤い色のバラを見て指さす。 みんなが「赤色」と答えたとする。 この時、ボクを含めた全員が、 「赤という質感(クオリア)を感じている」ということになるが、 ボクが感じている「赤色のクオリア」が、 みんなと同じであるかどうかは、確かめようがない。 だって、どんな言葉、シンボル、比喩を使おうと、 ボクが見ている「この色」がどんなものなのかを、 他人に伝えることなど不可能だし、 「他人が見ている色」を取り出して、 「自分が見ているこの色」と比較することもできない。 比較ができないのだから、「同じ色(クオリア)を見ている」 なんて言えるはずがない。 だから、もしかしたら、ボクが、「この色」で見ているバラを、 自分以外のみんなは「この色」で見ているかもしれないのだ。 つまり、みんなは「この色」を見て、 「赤色だ」と呼んでいることになるが、 本当の問題は、仮にそうだったとしても、 そう
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