本文中、解説付きの語句は 紫色の字 で示し、 旅の日付が分かる箇所は 茶色の字 で示している。 また、... 本文中、解説付きの語句は 紫色の字 で示し、 旅の日付が分かる箇所は 茶色の字 で示している。 また、右側の欄の「曾良日記より」には、曾良日記中の日付に関する記述を示している。 心許こころもとなき日かず重るまゝに、 白川の関にかゝりて旅心たびごころ定さだまりぬ。 「いかで都へ」と便求たよりもとめしも断也ことわりなり。 中にも此関このせきは三関さんかんの一いつにして、 風騒ふうさうの人ひと心こころをとゞむ。 秋風を耳に残し、紅葉もみぢを俤おもかげにして、 青葉の梢こずえ 猶なおあはれ也なり。 卯うの花の白妙しろたへに、 茨いばらの花の咲そひて、雪にもこゆる心地ここちぞする。 古人こじん、冠かんむりを正し衣装を改めし事など、 清輔きよすけの筆にもとゞめ置おかれしとぞ。
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