オブジェクト指向スクリプト言語「Ruby」の誕生から30年。Rubyの父 まつもとゆきひろさん(通称 Matz)は、この30年のIT業界の変化について感慨深げに振り返る。 「私にとって好印象だったのは、OSS(オープンソースソフトウェア)が一般化したことですね。昔はマイナーなイメージで、『ちゃんと仕事をするならお金を払ったソフトウェアを使いなさい』と言われていた。大学で実験するためだったらフリーソフトウェアを使ってもいいけれど、仕事では心配、みたいな言われ方をしていたのですが」 しかし、時代は変わった。LinuxやMySQL、そしてRuby。ソフトウェアを構築する多くの構成要素が、OSSで賄えるようになった。 「『OSSを作ることそのものを仕事にしています』みたいな人も出てきましたし、OSSをベースに会社が成り立ってますみたいなところがほとんどになってきているので、そこの変化ってのは非常に