初代iPadの登場が、革新的な出来事であったことは異論の余地がないだろう。 誰もが気軽にアプリやさまざまなコンテンツを楽しみ、簡単にインターネットの先進的なサービスを利用する。21世紀のライフスタイルを革新すべく登場したAppleのiPadは、その狙いどおり、約1年をかけて“コンピューターとネットの世界”を大きく変えた。それはiPadが全世界で約1900万台も売れて、家庭内はもちろん、職場でのビジネス利用から学校・病院まで、多様な場所で、その可能性が見いだされたことからも分かるはずだ。iPadは単なるIT機器の枠を超えて、世界の風景を変えたのだ。 あれから約1年。 iPadの後継機種である「iPad 2」が登場した。すでに北米はじめ世界26カ国で販売が始まっている。日本は震災後の混乱への配慮などもあり、当初3月25日に予定されていた販売が延期されていたが、新たに販売開始される13ヵ国の1つ
リーマンショック以来の2年間、IT技術者は企業のIT投資削減の影響でリストラに怯え、クラウドの登場で自身の技術の陳腐化を憂い、中国、インド技術者との競争にしり込みする日々であった。この先否応なく巻き込まれるグローバル大競争の時代に、どう生き残ればいいのか?6回の連載を通じて、ITサービス企業とIT技術者に問いかける。 IT技術者の置かれた状況とは? いわずと知れた3Kとは「きつい」、「汚い」、「危険」を意味し、厳しい労働環境を比喩したものである。いつからかIT技術者の職場は、「きつい」、「帰れない」、「給料が安い」という新たな3K職場として学生の間で敬遠されるようになった。しかし2008年9月22日号日経コンピュータ調査記事のデータを見ると、必ずしも3Kといわれるほど明確に他産業と差があるわけでない。労働時間は他業種と同程度、年収はむしろ10%超上回っている。 ITの戦略やマネジメントのコ
東日本一帯を襲った大地震と津波は、ユーザー企業のIT導入にも大きな影響を与えることになる。まだまだ担当の「肌感覚」の域を脱していないが、今年の後半は「災害対策」、「在宅勤務」、「クラウド」という3つに比重が移ると考えられる。 待ったなしになったBCPと災害対策 日本国内観測史上最大となった東北地方太平洋沖地震および地震に伴う計画停電は、われわれの生活や経済活動にとどまらず、ITの分野でも大きな影響を与えることになる。では、果たしてどういった影響があるのか? 大震災のあと、さまざまなベンダーやユーザーからこんな声を聞いた。 「社内のメールをいますぐGmailに移行しろと言われている会社もある」(某ITベンダー) 「データセンターへの問い合わせが殺到している。予約していたラックをいったん解除していいか打診された」(情シス管理者) 「TV会議システムの問い合わせがいきなり多くなった。外資系の企業
地震の影響で発売が延期された「iPad 2」が、いよいよ明日28日から日本でも出荷される。すでに世界26カ国で発売され、売り切れ状態が続いている爆発的人気の同製品だが、あと半日ほど経てばアップル直営店などの店頭で触れるようになるのだ。価格は最も安価な16GバイトのWi-Fiモデルが4万4800円からと、従来のiPadと比べてもさらに手頃になっている。 iPad 2の製品スペックを眺めて、「初代iPadの“後継機”でカメラがついたこと以外にそれほど違いはない」、そんなふうに思っている人もいるようだが、iPad 2を実際に手にとって細かく触ってみると、大きな違いがそこかしこに隠れていることに気づかされるはずだ。わずか1年前に登場して一世を風靡(ふうび)した初代iPadとも隔世の感があることを、そしてどこか「突き抜けて」しまったことを感じずにはいられない。 価格情報などは別の記事にまかせて、この
短所:iPadのスクリーン解像度は変わっておらず、写真の品質は普通であり、今回も「Adobe Flash」はサポートされておらず、HDMI、USB、SDカードのポートを使用するにはアダプタを必要とする。 結論:iPad 2は、元々卓越している製品をさらに改善したものだ。その使いやすいインターフェース、大量のアプリケーション、長持ちするバッテリ寿命は、「タブレットの王様」と呼ぶに相応しいものだ。 レビュー:競争相手は、Appleを憎んでいるに違いない。AppleのiPadは、単に2010年にタブレットコンピュータとして成功しただけではない。iPadはタブレットコンピュータそのものだった。Appleはタブレット端末市場を新たに作り上げ、経済状況は厳く、懐疑的な見方もある中で、膨大な数のiPadを売って見せた。 同じ部分と少し良くなった部分 iPadの第2弾でも、Appleは成功の方程式に従って
バンダイナムコゲームスは4月27日、Android市場に本格参入すると発表した。ゲーム配信から課金システム、登録ユーザー情報の管理まで備える独自マーケット「バナドロイド」を今夏にもβ公開、秋に正式オープンする計画だ。コンテンツプロバイダー自らがマーケットを開設・運営することで、市場をけん引していきたいとしている。 Androidでは複数の独自マーケットからさまざまなアプリが配信されている一方で、気軽にアプリを探すことが難しくなってきているとして、コンテンツ提供会社自らが自社マーケットから配信することで「分かりやすく探しやすい環境を作り上げ、利用者の利便性向上を図る」としている。 自社でアプリ配信からマーケット運営、課金システムまで一元管理することで、事業のスピードアップを図っていく狙い。家庭用ゲームソフトやキャラクターコンテンツとの連動も容易になり、「プラットフォームの枠を超えた、マルチメ
4月26日にソニーから発表された「Sony Tablet」だが、まずは世界に向けての開発表明ということもあり、発売は2011年秋と先の話になる。価格をはじめ、細かいスペックやサービス関連も現時点で未定だが、このあたりの事情や、なぜ2モデルでの展開となったのかを同社業務執行役員 SVP 兼 コンスーマープロダクツ&サービスグループ デピュティプレジデント 兼 VAIO&Mobile事業本部長の鈴木国正氏に聞いた。 ――Sony Tabletはいつごろから開発をスタートしたのか? 鈴木 2年ほど前から開発に取り組んでおり、基礎技術が固まってからは1年ほどかかっている。開発チームについては、タブレットに関する社内プロジェクトが3つほどあったが、それを1つに集約した。結果として、ネットワークに強い人、IT関連に強い人というように、社内からさまざまな人が集まった。 ――Sony Tabletという名
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