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ゲゲゲの鬼太郎 (げげげのきたろう)とは【ピクシブ百科事典】
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ゲゲゲの鬼太郎

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げげげのきたろう

水木しげるの代表作。日本の妖怪漫画とアニメーションと妖怪伝承において大きな影響を与えた作品。

概要

水木しげるが貸本出版社・兎月書房で昭和35(1960)年から貸本漫画として執筆していた幽霊族の少年・鬼太郎が主人公の漫画作品『墓場鬼太郎』シリーズが前身。

ただし、『墓場鬼太郎』の単純なリメイクではなく、設定や作中の年代など一部続編的な要素も存在する。そして、「正義の主人公によるバトルと事件解決」「怪獣巨人の様な巨大なキャラクターの登場」は(「第一次怪獣ブーム」の影響を受けた)『悪魔くん』の影響を強く受けている。

登場する妖怪たちの多くは日本古来より伝承された存在で、それに原作者の水木しげるが新たな解釈やデザインのアレンジを加えている。中には文献でも名前や文章のみで、絵で具体的な姿が伝えられる事の無かった妖怪も多く、伝承を基に水木によって初めて描かれた姿が幅広く認知され、一般的なイメージとして定着したものも少なくない。

このように本作及び登場する妖怪たちは、漫画・アニメに留まらず、民俗学その他の方面にも大きな影響を与えた。

この点で、他の妖怪漫画・アニメ作品や架空のキャラクターとは一線を画す部分を持つ作品となっている。

作品の歴史

当初は独特な雰囲気を持つ怪奇漫画で、一部のマニアックなファンから大きな支持を得た。しかし一般受けは難しく、さらに原稿料の踏み倒しに遭うなど諸々の事情から、昭和39(1964)年まで貸本版元を転々とし、断続的に発表されていた。

紆余曲折の後、昭和40(1965)年に漫画雑誌に移り、週刊少年マガジン講談社)で『墓場の鬼太郎』として不定期連載を開始。このとき、第1話は貸本版の流れを考慮し、鬼太郎の誕生からリニューアルするのではなく、続編的に描かれた。そのため鬼太郎は詳しい存在説明がなされず、いきなり登場している。

その後、昭和42(1967)年より定期連載となる。掲載誌の変遷に伴い、対象とする読者の年齢層も考慮し、作品の方向性が変更されたことで人気を得た。

その間に貸本版『墓場鬼太郎』の前期編・「鬼太郎の誕生」と「鬼太郎夜話」が、月刊漫画ガロ青林堂)で雑誌版用に新たに描き下ろし発表されて、マガジン版や後年の原作シリーズとも繋げられている。

この時から、主人公である鬼太郎と仲間妖怪達に、人間と敵対する妖怪と戦うヒーローとしての側面が生まれた。また、自然への敬意を失い、破壊を続ける人間を正し、人間と妖怪の仲介を果たそうとする物語への展開を始める。

それでも完全に子供向け勧善懲悪ものや単純な理想主義の作品となったわけではなく、経済・効率を優先する社会への痛烈な風刺や、時事問題が随所に盛り込まれている。貸本漫画時代から対象年齢が高かったこともあり、時に登場する妖怪や人間とのやりとりにユーモアシュールなシーンも見せながら、妖怪漫画の傑作として現在に至る。

原作の連載は、後に週刊少年サンデー(昭和46(1971)年)やコミックボンボン(昭和60(1985)年から複数回)などでも掲載された。

アニメ

これまでに、およそ10年周期で複数回アニメが製作されている(ゲゲゲの鬼太郎(アニメ)参照)。

アニメ化の際、当時のタイトルは「墓場鬼太郎(はかば の きたろう)」だったが、「墓場ではイメージが悪い」と言う事で現在の題名『ゲゲゲの鬼太郎』に改められた。なお、「墓場」という語句をタイトルに関する貸本版初期作品のアニメ化は、実に40年も後で墓場鬼太郎として実現することになる。(もっとも墓場鬼太郎としてはほとんどメディア化されていない)

改題の「ゲゲゲ」は作者・水木しげるの幼少時のエピソード(「しげる」が発音できず「げげる」となっていた)やアニメの主題歌として使われた曲の歌詞に由来。原作では鬼太郎が事件を解決し、立ち去る場面で、その活躍を称える蛙や虫の声「ゲッゲッゲッ」として使用され、アニメED(カランコロンの歌)でも「ゲゲゲの鬼太郎 たたえる虫たち」と歌われている。

実写版

1985年に月曜ドラマランドで初の実写ドラマ化がされ、さらに1987年にVHSビデオ版「妖怪奇伝ゲゲゲの鬼太郎 魔笛エロイムエッサイム」が制作された。(この2作ではなんと原作者の水木しげる自身が妖怪ポストの手紙を鬼太郎の元に送る霊界郵便配達人の役を演じている)

なお、月曜ドラマランド版で使用されたあみきりおっかむろ見上げ入道ぬらりひょんの着ぐるみ、のびあがりの造形物、子泣き爺吸血鬼エリートのスチールは『ひかりのくに テレビえほんゲゲゲの鬼太郎 1〜3』(ひかりのくに)にて使用された(なお、同書においては大人の事情からか上記以外の主要キャラクターは着ぐるみを使用している)。

そして2007年と2008年には、2部作で実写映画化も果たしている(ゲゲゲの鬼太郎(実写映画)を参照)。

水木しげる生誕100周年・舞台『ゲゲゲの鬼太郎』 公式HP

2022年7月29日(金)~8月15日(月) 東京・明治座

2022年8月19日(金)~8月28日(月) 大阪・梅田芸術劇場メインホール

舞台『ゲゲゲの鬼太郎』2025

2025年8月2日(土)~8月16日(土) 東京・明治座

2025年8月21日(木)~8月25日(月) 大阪・新歌舞伎座

楽曲「ゲゲゲの鬼太郎」

元々は週刊少年マガジンによる、「人気漫画の作者が自ら作詞を担当」を売りにした企画もののイメージソング集『少年マガジン マンガ大行進』の中の一曲で、アニメ化にあたってOP主題歌に採用された。詳細はゲゲゲの鬼太郎(曲)

漫画内では「ゲゲゲのゲ歌」あるいは「ゲゲゲの歌」と呼ばれている。

余談

ウィキペディアの日本語版の「ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター」は、文字数では英雄伝説軌跡シリーズの登場人物に次いで日本語版ウィキペディアの第二位である

関連タグ

原作者水木しげる
「ゲゲゲの鬼太郎」の前史墓場鬼太郎」 「鬼太郎夜話」 「ハカバキタロー」 「墓場鬼太郎(竹内寛行版)」 「子育て幽霊
アニメ墓場鬼太郎」 「1期鬼太郎」 「2期鬼太郎」 「3期鬼太郎」 「4期鬼太郎」 「5期鬼太郎」 「6期鬼太郎
アニメ劇場版(古→新)妖怪軍団」 「妖怪大戦争」 「最強妖怪軍団!日本上陸!!」 「激突!!異次元妖怪の大反乱」 「大海獣」 「おばけナイター」 「妖怪特急! まぼろしの汽車」 「日本爆裂」 「鬼太郎誕生ゲゲゲの謎」「鬼太郎誕生ゲゲゲの謎_真生版
実写版(古→新)ゲゲゲの鬼太郎(実写映画)」 「千年呪い歌
主な登場キャラクター鬼太郎 田中ゲタ吉 目玉おやじ 猫娘 ねずみ男 児泣き爺 砂かけ婆 一反木綿 ぬりかべ 天童ユメコ 犬山まな 水木 雪姫 寝子 ぬらりひょん かわうそ 油すまし ろく子 雪女葵 蒼坊主 風祭華 アマビエ ミウ 黒鴉 地獄童子 大天狗 化け鯨 あかなめ バックベアード 朱の盆 白うねり チー 西洋妖怪 南方妖怪 チー 山田秀一 ベリアル ラクシャサ モモコ 死神 水木(鬼太郎シリーズ)  水木(鬼太郎誕生ゲゲゲの謎)  鬼太郎ファミリー  鬼太郎の父たち(ゲゲゲの謎) 
二次創作鬼太郎シリーズのコンビ・トリオ・グループタグ一覧 鬼太郎シリーズのカップリング一覧 腐向けKTR ゲゲゲの夢 ゲゲゲの鬼太郎コラボタグ一覧
users入りゲゲゲの鬼太郎50users入り / 100 / 500 / 1000 / 5000 / 10000
関連項目妖怪 伝記 ホラー オカルト バトルアクション 冒険 ダークファンタジー ミステリー シチュエーション・コメディ 風刺

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