デボニカ
でぼにか
映画『王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン』と本編第49話に登場する。
ギラのいたシュゴッダムの孤児院で過ごしていた姉貴分。
しかし、彼女が20歳となる誕生日の当日、人知れず姿を消してしまっており、ギラたちから心配されていた。
ぐうたらで、素の喋り方は若干男性っぽい。
死の国の案内人として振舞うときは敬語だが、ギラに対しては素の喋り方になる。
ギラの戴冠式に「謎の案内人」として突如現れ、ギラ達王様戦隊を死の国・ハーカバーカへの大冒険へ誘う。
元々彼女の家系は、シュゴッダムの王となるハスティー家の人間が王になる素質を持つかどうかを見定める監視役及びハーカバーカの案内人(生者でありながら死の国に行ける能力を持つ)という使命を持っており、彼女もまたその使命を背負っている。
孤児院にいたのもハスティー家の一人であるギラを監視するため。
そしてギラの戴冠式の最中に現れ、他の王たち諸共、ギラをハーカバーカへ案内した。
これは、シュゴッダム国王となる人間を、2000年前に死んだ初代国王・ライニオールに引き合わせ、彼から新王にチキューの歴史と秘密を伝えさせるため。
そして、これら彼女の祖先たちも行なってきた役割とは別に彼女だけが負うもう一つの使命があった。
それは万が一の場合20歳になったら、自身の生命と引き換えにライニオールを現世に甦らせるという密約。その目的は、今の王たちでは解決できない、いずれチキューに来たる大災厄を、かつてチキューを救ったという実績と実力を持つライニオール自身の手で解決することである。
そのため、孤児院で行なわれていた20歳の誕生日の途中で姿を消した。
なお、このとき使命と本心の狭間で苦悩しており、ギラたちが自分を待ち疲れて居眠りした隙にこっそり孤児院に戻り、自分のために用意されていたケーキをつまみ食いしてから別れを告げている。
しかし、彼女の生命だけでなく「生きる幸せ」すら奪われることを良しとしないギラがライニオールと対立。自身は生贄になることを「これが運命」と割り切っていたものの、ギラの説得で心境が揺らいでいく。
そして、ついに彼女は「家の使命」という鎖から抜け出し、ギラを「真の王」と称しながらオージャクラウンを投げ渡し、「生きる」意志を吐露した。
その後、ライニオールを打ち負かした王様戦隊と共にハーカバーカから脱出。仕切り直しになったギラの戴冠式には出席せず、案内人の衣装を脱いで「ただのデボニカ」に戻り、孤児院でケーキを堪能していた。
「死の国の扉は新たな命のために開かれる。命あるものは皆死ぬ…だが、今日ではない!」
ダグデド・ドゥジャルダンとの最終決戦で王様戦隊を援護するべく、ギラに向けられたダグデドからの攻撃をハーカバーカにいるクジラで相殺して現れる。自身の力でハーカバーカの扉からデズナラク8世をはじめとする先王達や元側近を援軍として送り出し、満身創痍のギラ達が立ち上がる時間を稼ぐ。
扉の維持は長続きしなかったものの、彼女を含むチキューの民達が粘ったおかげで王様戦隊は体力と気力を回復させ正真正銘最後の戦いに臨む準備を整えることができた。
TTFCで公開されたディレクターズカット版では混戦となった戦場でギラと会話するシーンが追加されている。
演じる佐倉女史はスーパー戦隊シリーズを含め、特撮初出演だが特撮アニメであるNetflix作品の『ULTRAMAN』のワドラン星人マーヤを演じたことがある。過去に東映特撮に出演したわけでもない専業声優が俳優として出演することに、発表当時は声優ファンから驚きの声が上がった(それ以前には劇団東俳に所属していた)。
衣装合わせの時に監督を務めた上堀内佳寿也監督と脚本の高野氏に会った瞬間からじわじわと「これは大変なところに来てしまったのかも」と声優の現場とは違った特撮ドラマという新しい分野に足を踏み入れた感覚だったと話しており、上堀内監督も佐倉女史の持つ声の魅力を引き出すために芝居をしてない待ち時間での佐倉女史の観察をして探りながらのディレクションを引き出して行ったと語っている。
名前の由来は、デボン紀後期の地層から発見された世界最古の昆虫とされる事もある節足動物、「Strudiella devonica」(ストルディエラ・デボニカ)だと思われる。
本編での台詞は映画『バトルシップ』のパロディ。
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