| 所属国 | ロシア連邦 |
|---|---|
| 設立 | 1995年4月 |
| 本部所在地 | ロシア連邦 モスクワ ルビャンスカヤ広場 |
| 前身 | 連邦防諜局 |
| 局長 | アレクサンドル・ボルトニコフ(2008年5月から) |
| 人員数 | 国家機密 |
| 予算 | 国家機密 |
ロシア連邦保安庁(ロシアれんぽうほあんちょう、ロシア語:Федеральная служба безопасности Российской Федерации、ラテン文字転写:Federal'naya sluzhba bezopasnosti Rossiyskoy Federatsii、略称:ФСБ)は、ロシア連邦の諜報機関。防諜・犯罪対策が業務となっており、SVR(対外情報庁)と並ぶ存在である。諜報員たちの存在はロシアが完全な民主主義とは言えない部分があるものの、現在でもアメリカの中央情報局より強固な諜報機関になっている。連邦保安庁はロシアに於いて国政に対する影響力を有する存在として認識されており、過去にその諜報員として活躍していた政治家・財界人が多い為、立身出世を目指すロシアの青年たちにとって憧れの対象となっている。
1991年12月にソビエト連邦が崩壊した後、1995年4月にロシアのボリス・エリツィン大統領が連邦保安機関に関する連邦法に署名して創設された事に端を発する。これによって1993年12月から存続していた連邦防諜局が連邦保安庁に改称されたが、組織・人員に関する措置が実施されないままで局長・副局長を含む職員は異動・再認定を受けずに留任した。1995年6月に連邦行政機関の構造に遡及的に対応する変更が実施され、同年12月に大統領令で12月20日が「ロシア連邦保安機関職員の日」という職業上の祝日として制定されて祝われるようになった。2003年3月にロシアのウラジーミル・プーチン大統領が大統領令を発令し、連邦国境警備局と連邦政府通信情報局がそれまで保持していた機能はその一部が連邦保安庁に移管された。
連邦保安庁はモサド(イスラエルの諜報機関)と並んで金銭で転ぶ事はほとんど無く、諸外国の諜報機関などとは違った結束力を有している。
中央機構
憲法体制擁護・テロ対策局(Служба по защите конституционного строя и борьбе с терроризмом:СЗКСиБТ)
- テロ・政治的過激主義対策局
- 特殊任務センター
- 国際テロ対策局
- 組織運用局
- 捜査局
経済保安局(Служба экономической безопасности:СЭБ)
- 産業企業防諜保障局(P局)
- 輸送機関防諜保障局(T局)
- 金融・財政システム防諜保障局(K局)
- 内務省・非常事態省・法務省防諜保障局(M局)
- 組織分析局
- 密輸・麻薬不法流通対策局
- 行政局