福島第一原発の事故を受けて、太陽光発電とともに日本でも広がりつつある風力発電。しかし、やり方を間... 福島第一原発の事故を受けて、太陽光発電とともに日本でも広がりつつある風力発電。しかし、やり方を間違えれば再エネでも“ガラクタ”の山を生む危険性がある。それを訴えているのが、沖縄県糸満市で壊れたまま放置されている3基の風力発電機だ。なぜこのようなことが起きたのか? そこからは、従来の無駄な公共事業を生む仕組みと同じ構造が見えてくる。 糸満市で問題になっているのは、2001年に合計4億円(自治体予算とNEDOの補助金が2億円ずつ)で建設した3基の風車だ。出力は1基600kWで合計1800kW。自治体が主体となり、経済産業省が所轄するNEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の補助金を活用した。 この風車が壊れた理由は、沖縄に毎年やってくる強烈な台風。建設から数年後から台風が来るたびに壊れ、2005年以降は通年で売電収入を修繕費が上回るようになってしまった。その赤字を埋めるのは市
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