震えるほど仕事が遅い人がいる。ちょっとしたメールの返信も、その日のうちに終わらない。「すぐやりま... 震えるほど仕事が遅い人がいる。ちょっとしたメールの返信も、その日のうちに終わらない。「すぐやります」は“数日以内にやる”の意。待ちきれずに催促すると「明日はやれそうです」と、のんびり。彼らの辞書に「至急」という文字はない。そんな相手とスムーズに仕事を進めるにはどうすればいいのか。 今回は江戸時代を舞台に、薬草にめっぽう詳しい若侍の活躍を描く『柿のへた―御薬園同心 水上草介』(梶よう子/集英社)から、対応策を探りたい。主人公・水上草介は今でいう、草食男子キャラで“水草どの“とあだ名をつけられるほどだが、ずば抜けた薬草の知識と発想でさまざまな事件を解決していく。 主人公・草介は奉行所に務める高幡から、薬の盗難事件の相談を持ちかけられる。疑われているのは看病人として働く、およし。男に金をせびられる姿を何度も目撃されていた。高幡は「根が腐りかけたやつは何をするかわからん」と気をもむ。 “根腐れ”を
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