グローバル競争で子供に必要なのは

私がタクシー運転手、自動車教習所の教官を経て、教科書会社の営業マンとして小・中学校に出入りしていた頃、熱心な先生方から「学校と連携して子供を育てられる塾はないか」という相談を受けました。学校と塾とでバラバラに教えるより、連携すればもっと効果が上がるというわけです。

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しかし、当時は塾と学校は敵対関係でしたから、そんな塾はありません。そこで、学校の先生たちが放課後に教える塾を立ち上げ、私は会社とかけ持ちでそこの事務局を務めました。