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JPH0749533B2 - フタロシアニン化合物の製造方法 - Google Patents
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JPH0749533B2 - フタロシアニン化合物の製造方法 - Google Patents

フタロシアニン化合物の製造方法

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JPH0749533B2
JPH0749533B2 JP11857590A JP11857590A JPH0749533B2 JP H0749533 B2 JPH0749533 B2 JP H0749533B2 JP 11857590 A JP11857590 A JP 11857590A JP 11857590 A JP11857590 A JP 11857590A JP H0749533 B2 JPH0749533 B2 JP H0749533B2
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acetic acid
bromine
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貴久 小口
伸 相原
尚登 伊藤
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Yamamoto Chemicals Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、近赤外線吸収剤として有用なハロゲン化アル
キルチオフタロシアニンの製造方法に関する。
〔従来の技術〕
ハロゲン化アルキルチオフタロシアニンあるいはハロゲ
ン化アリールチオフタロシアニンの製造方法としては、
特開昭60−209583号公報に既に開示されており、これは
ハロゲン化フタロシアニンをアルキルチオールあるいは
アリールチオールで置換して目的とするハロゲン化アル
キルチオフタロシアニンあるいはハロゲン化アリールチ
オフタロシアニンを製造する方法である。また、これと
は別に本出願人は特願平1−322761号にて、ジアルキル
チオジハロゲノフタロニトリルを閉環して目的とするハ
ロゲン化アルキルチオフタロシアニンを製造する方法を
出願済みである。
〔発明が解決しようとする課題〕
近赤外線吸収剤、特に、追記型CD(CD−WO)の830nmの
記録材料として有用なハロゲン化アルキルチオフタロシ
アニンとしては、そのハロゲン化率が1〜4の範囲のも
のが好ましい。ハロゲン化率が5以上になると、屈折
率、反射率の規格を満たすことができなくなる。上述の
方法では、ハロゲン原子の導入量を制御することができ
ず、CD−WO用の近赤外線吸収剤としては未だ十分である
とは言えなかった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、前項の課題を解決すべく鋭意検討の結
果、酢酸中で、反応温度、溶媒量をコントロールするこ
とにより、アルキルチオフタロシアニンよりハロゲン化
率の制御されたハロゲン化アルキルチオフタロシアニン
が得られることを見いだし、本発明に到達した。
即ち本発明は、下記一般式(I) 〔式(I)中、Rは、置換または未置換のアルキル基を
あらわし、Metは2個の水素原子、2価の金属原子、置
換3価金属原子、2置換4価金属原子を表わす。〕で示
されるフタロシアニン化合物を酢酸中、20〜90℃でハロ
ゲン化剤と反応させることを特徴とする、下式(II) 〔式(II)中、RおよびMetは式(I)と同一の意味を
表し、Xは、塩素、臭素またはヨウ素を表し、nは1≦
n≦4である。〕で示されるフタロシアニン化合物の製
造方法である。
一般式(I)及び式(II)中、Rで示される置換または
未置換のアルキル基のとしては、メチル基、エチル基、
n−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル基、iso
−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペ
ンチル基、iso−ペンチル基、neo−ペンチル基、1,2−
ジメチルプロピル基、n−ヘキシル基、1,3−ジメチル
ブチル基、シクロヘキシル基、n−ヘプチル基、1,4−
ジメチルペンチル基、2−メチル−1−iso−プロピル
プロピル基、1−エチル−3−メチルブチル基、n−オ
クチル基、2−エチルヘキシル基、3−メチル−1−is
o−プロピルブチル基、n−ノニル基、3,5,5−トリメチ
ルヘキシル基、3−メチル−1−iso−ブチルブチル
基、n−デシル基などの炭化水素基、メトキシメチル
基、エトキシメチル基、メトキシエチル基、エトキシエ
チル基、ブトキシエチル基、メトキシエトキシエチル
基、エトキシエトキシエチル基、2−メトキシプロピル
基、2−エトキシプロピル基、2,3−ジメトキシプロピ
ル基、2,2−ジメトキシエチル基、2−メトキシブチル
基、1−メチル−2−メトキシエチル基、1−エチル−
2−エトキシエチル基、エトキシブチル基などのアルコ
キシアルキル基、2−ヒドリキシエチル基、2−ヒドロ
キシプロピル基、4−ヒドロキシブチル基、6−ヒドロ
キシヘキシル基などのヒドロキシアルキル基、トリフル
オロメチル基、2,2,2−トリクロロエチル基、ヘキサフ
ルオロ−iso−プロピル基、ペンタフルオロエチル基な
どのハロゲン化アルキル基などが挙げられる。
又、Metで表わされる2価金属の例としては、Cu(II),Zn
(II),Fe(II),Co(II),Ni(II),Ru(II),Rh(II),Pd(II),Pt
(II),Mn(II),Mg(II),Be(II),Ca(II),Ba(II),Cd(II),Hg
(II),Sn(II)など、1置換3価金属の例としては、Al−C
l,Al−Br,Al−F,Al−I,Ga−Cl,Ga−F,Ga−I,Ga−Br,In
−Cl,In−Br,In−I,In−F,Tl−Cl,Tl−Br,Tl−I,Tl−F,
Al−C6H5,Al−C6H4CH3,In−C6H5,In−C6H4CH3,In−C10H
7,Mn(OH)などが挙げられる。
2置換の4価金属の例としては、CrCl2,SiCl2,SiBr2,Si
F2,SiI2,ZrCl2,GeCl2,GeBr2,GeI2,GeF2,SnCl2,SnBr2,Sn
I2,SnF2,TiCl2,TiBr2,TiF2,Si(OH)2,Ge(OH)2,Zr(O
H)2,Mn(OH)2,Sn(OH)2,TiR2,CrR2,SiR2,SnR2,GeR2,
[Rはアルキル基、フェニル基、ナフチル基及びその誘
導体を表わす]、Si(OR′)2,Sn(OR′)2,Ge(OR′)
2,Ti(OR′)2,Cr(OR′)[R′はアルキル基、フェ
ニル基、ナフチル基、トリアルキルシリル基、ジアルキ
ルアルコキシシリル基の誘導体を表わす]、Sn(SR″)
2,Ge(SR″)[R″はアルキル基、フェニル基、ナフ
チル基及びその誘導体を表わす]などが挙げられる。
オキシ金属の例としては、VO,MnO,TiOなどが挙げられ
る。
式(I)で示されるアルキルチオフタロシアニン化合物
の合成法としては、下式(III)又は(IV) で示される化合物の1〜4種を混合して、例えば1,8−
ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン(DBU)の存
在下にブタノール中で加熱下反応することにより得るこ
とができる。
本発明に使用できるハロゲン化剤としては、塩素、臭
素、ヨウ素、塩化スリフリル、塩化チオニル、一塩化ヨ
ウ素、4級アンモニウムクロリド、4級アンモニウムブ
ロミド、4級アンモニウムヨウダイド、次亜塩素酸t−
ブチル、3ヨウ化カリウムなどが好ましい。また、必要
に応じて酸化剤、鉄粉などの触媒を用いても良い。ハロ
ゲン化剤の量としては、原料である式(I)のフタロシ
アニンに対して、1〜6モル比が好ましい。
酢酸溶媒の量としては、原料のフタロシアニンに対して
5〜500重量倍、好ましくは10〜200重量倍であり、その
量は必要とするハロゲン化率(式(II)中のnが1〜
4)により適宜調整される。
反応温度としては、20〜90℃、好ましくは40〜70℃であ
る。反応温度が20℃よりも低いと反応がうまく進行せ
ず、また90℃を越えるとハロゲン化率を制御することが
困難となる。
本発明においては、反応温度、溶媒量を調節し、生成す
るハロゲン化アルキルチオフタロシアニンを反応系より
反応・析出せしめるものである。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明の実施の態様はこれにより限定されるものではない。
実施例1 パラジウム テトラα−(1,3−ジメチルブチルチオ)
フタシアニン15gを酢酸375mlに装入し、45℃に昇温して
溶解させた。次に臭素18gを滴下し、50℃で1時間撹拌
した、反応液を40℃に降温し、析出した結晶をろ別し
た。得られた結晶をメタノール200mlで3回スラッジ
し、減圧乾燥した。収量は17.5gであった。
元素分析により、臭素の置換数は3個であることが判明
した。
元素分析:C56H61N8S4Br3Pd C H N S Br 理論値(%) 50.93 4.66 8.49 9.71 18.15 分析値(%) 50.51 4.45 8.35 9.59 18.55 実施例2 パラジウム テトラα−(1,3−ジメチルブチルチオ)
フタロシアニン10gを酢酸150mlに装入し、40℃に昇温し
て溶解させた。次に臭素6gを滴下し、40℃で30分間撹拌
した。そのままの温度で析出した結晶をろ別した。得ら
れた結晶をメタノール100mlで3回スラッジし、減圧乾
燥した。収量は11gであった。
元素分析により、臭素の置換数は2個であることが判明
した。
元素分析:C56H62N8S4Br2Pd C H N S Br 理論値(%) 54.96 5.11 9.16 10.48 13.06 分析値(%) 55.63 5.01 8.97 10.22 13.73 実施例3 パラジウム テトラα−(1−iso−プロピル−2−メ
チルブチルチオ)フタロシアニン10gを酢酸400mlに装入
し、40℃に昇温して溶解させた。次に臭素12gを滴下
し、70℃で5時間撹拌した。反応液を40℃に降温し析出
した結晶をろ別した。得られた結晶をメタノール100ml
で3回スラッジし、減圧乾燥した。収量は12.2gであっ
た。
元素分析により、臭素の置換数は4個であることが判明
した。
元素分析:C60H68N8S4Br4Pd C H N S Br 理論値(%) 49.51 4.71 7.70 8.81 21.96 分析値(%) 50.42 4.98 7.95 8.97 21.53 実施例4 パラジウム テトラα−(2−エチルヘキシルチオ)フ
タロシアニン2gを酢酸400mlに装入し、40℃に昇温して
溶解させた。次に臭素2gを滴下し、50℃で1時間撹拌し
た。反応液を40℃で降温し析出した結晶をろ別した。得
られた結晶をメタノール30mlで3回スラッジし、減圧乾
燥した。収量は2.2gであった。
元素分析の結果、得られたものは臭素置換数2個と3個
の中間の値を示し、臭素2個置換と3個置換のフタロシ
アニンの混合物であることが判明した。
元素分析: C H N S Br 理論値(%)n=2 56.78 5.81 8.28 9.47 11.80 理論値(%)n=3 53.65 5.42 7.82 8.95 16.73 分析値(%) 55.22 5.62 8.05 9.21 14.27 実施例5 ジクロロシリコン テトラα−(2−エチルヘキシルチ
オ)フタロシアニン5gを酢酸100mlに装入し、40℃に昇
温して溶解させた。次に臭素5.5gを滴下し、50℃で1時
間撹拌した。反応液を40℃に降温し析出した結晶をろ別
した。得られた結晶をメタノール100mlで3回スラッジ
し、減圧乾燥した。
収量は5.6gであった。
元素分析により、臭素の置換数は3個であることが判明
した。
元素分析:C64H77N8S4Br3Cl2Si C H N S Br Cl 理論値(%) 53.93 5.45 7.86 9.00 16.82 4.97 分析値(%) 53.63 5.39 7.72 8.81 17.32 4.85 実施例6 パラジウム テトラα−(1,3−ジメチルブチルチオ)
フタロシアニン2gを酢酸40mlに装入し、35℃に昇温して
溶解させた。次に塩化スルフリル2gを滴下し、50℃で1.
5時間撹拌した。反応液を35℃に降温し、析出した結晶
をろ別した。得られた結晶を水50mlで2回洗浄し、メタ
ノール50mlで3回スラッジし、減圧乾燥した。収量は2.
2gであった。
元素分析により、塩素の置換数は4個であることが判明
した。
元素分析:C56H60N8S4Cl4Pd C H N S Cl 理論値(%) 55.06 4.95 9.18 10.50 11.61 分析値(%) 54.78 4.79 9.00 10.35 11.99 〔発明の効果〕 本発明により、アルキルチオフタロシアニンにハロゲン
原子の導入量を制御して置換することが可能となった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(I) 〔式(I)中、Rは、置換または未置換のアルキル基を
    あらわし、Metは2個の水素原子、2価の金属原子、置
    換3価金属原子、2置換4価金属原子を表わす。〕で示
    されるフタロシアニン化合物を酢酸中、20〜90℃でハロ
    ゲン化剤と反応させることを特徴とする、下式(II) 〔式(II)中、R及びMetは式(I)と同一の意味を表
    し、Xは、塩素、臭素、またはヨウ素を表し、nは1≦
    n≦4である。〕で示されるフタロシアニン化合物の製
    造方法。
  2. 【請求項2】酢酸の使用量が式(I)のフタロシアニン
    化合物に対して10〜200重量倍である請求項1記載の製
    造方法。
  3. 【請求項3】ハロゲン化剤の使用量が式(I)のフタロ
    シアニン化合物に対して1〜6モル比である請求項2記
    載の製造方法。
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