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ブラスター(Splatoon)

登録日:2022/12/27 Tue 12:13:36
更新日:2025/10/19 Sun 02:07:36
所要時間:約 9 分で読めます




ブラスターとは、Splatoonシリーズに登場するブキカテゴリの一種である。
某SF映画の銃火器では無い



概要

シューターから派生したブキの一つ。
初代Splatoonに於いてはシューターとして扱われ、Splatoon2からブラスターという単独カテゴリに分派した珍しい経歴を持つ。
Splatoon3でも単独カテゴリで続投。

このカテゴリに属するブキは「一定距離を飛ぶと撃ったインク弾が爆発する」という他には無い特性を持つ。
弾速はそれなり程度で障害物に引っ掛かると爆発しない。
ちなみに味方への当たり判定もない(味方に当たって爆発しないということはない)。

これにより、距離を維持していれば能動的にボム系サブウェポンのような範囲攻撃が行える。
更にインク弾本体を直撃させれば1〜2確と威力が高く、とにかくキル性能が高いブキ種。
プレイヤーであれば一度は対面で苦手意識を持ったことだろう。

その代償として、ほとんどのブラスターは連射性能が控え目。ボタン押しっぱなしでもほとんど連射できない。加えて射撃直後は僅かながらイカセンプクも出来ない硬直が発生するため懐に入られると脆い。
純粋なシューターと比較して塗り性能も大きく低下。チャージャーのように発射時の射線上と爆発の範囲でしか地面を塗ることが出来ず、シューター以上に対面キルに特化した性能に纏まっている。

基本的には前衛として前線に出張るキル獲り役。爆発の特性を利用してクリアリングし、敵を炙り出して仕留めることを主軸として運用しよう。


運用と弱点

一定距離で爆発する弾という昨今のシューティングゲームでもそう見掛けない特殊性を備えたブキであり、その唯一無二の長所を最大限にイカして戦う必要がある。

レートの都合でDPSは低いものの、直撃でも1~2確と射撃ブキ中の瞬間火力では上位に位置する。
近距離に振り切ったローラーや中〜遠距離からの確殺に主眼を置いたチャージャーと異なり、そこそこの射程・溜め無しの一確を両立した攻撃性能はシリーズ通して基本高い。

弾が爆発することによる範囲攻撃の利点は多種多様。
弾を中心として円形状にダメージゾーンを発生させる特徴は直撃を避けられても相手を削ることに繋がる。
初弾で直撃させる腕があれば当然それが最善だが、ゲームスピードの速いスプラだと偶然避けられるシチュも日常。しかしブラスターなら爆風だけは当たり、短射程や逆に長射程の逃げる背中にとどめという芸当が可能。
キルの下振れを無くしやすいという長所は上級者同士の対戦でも強烈に機能する。

そして何より「障害物の真後ろや高台に籠る相手をメインだけで炙り出せる」のが非常に大きなメリット。
他のブキカテゴリであれば、
  • インクを多く消費する投げもの系のサブウェポンを使う
  • スペシャルウェポンを切る
  • 時間をかけてカッティングパイする
等でもしないとボックス裏の相手には対応出来ない。シューターの曲射は火力が低く微妙。スロッシャーは上から被せなければならず上にいる相手には割といまいち。
その点ブラスターは一部を除いて2~3発で仕留められる爆風を低燃費で高度関係なく狙える。
これだけでも小物が多く地形密度も高いスプラトゥーンでは大きなアドバンテージとなり、狙われた相手は否が応でも退かざるを得なくなる。
爆風が一番わかりやすく活きるルールはガチヤグラ。乗っている相手を否応なしに叩き落とせる。
乗り手になって防衛するのはやや不得手で技量次第だが、引き摺り降ろし役としてはこの上なく適任。
この攻撃能力を持ちつつ直撃で1~2確を叩き出せるブキ種がブラスターなのである。

欠点は連射速度が非常に遅いこと。後述のブキのように例外はあるものの、爆発する弾を生成する為か一発ごとに一呼吸置くのでシューターのような弾幕を張る牽制は不可能。相手に攻められたとき直撃を外すと基本死ぬ。
単独での打開力にも乏しいので「威力は高いがDPSは低い」ことを理解して立ち回ろう。

メインのインク消費量も基本多め。インクロックまで発生するので求められるインク管理能力もシビア。
サブと併用して戦えばそれはもうすぐに枯渇するので、メイン効率・インク回復等のギアパワーを採用するかは悩みどころとなりやすい。
また、射撃の反動が大きいということか、ジャンプしながら撃つと弾がかなりブレる。単発射撃がシューターと同レベルでブレるので直撃が完全に運任せとなり、地味ながら明確な弱点。これは『3』から登場した『アクション強化』ギアを積むと軽減される。

そして何より塗り性能が壊滅的。カニ歩き塗りしても連射遅い・綺麗に塗れない・すぐにインク切れとチャージャーのノンチャ連射より数段酷く話にならない。当然塗りによる味方のサポートもほぼ不可能。
ブラスターを担ぐ場合はキル担当以外の仕事はないと思っていい。エイムと前線上等の自信がなければ自分と味方双方のためにも使用は控えた方がいいだろう。使い始めは仕事ができない自分に打ちのめされてしょんぼりすること請け合い。

とはいえ、高い攻撃性能でキルしまくる爽快感は他ではまず味わえない醍醐味。直撃時のガキンッ!という小気味良い音も癖になる面白いブキなので、強烈な長所で短所を上手くカバーしつつ前線で活躍していきたい。


種類

ホットブラスター

文字通りホットなアツい炎柄をあしらったブラスター種の基本モデル。メーカーはリッター系でお馴染みの「ハイドロ」。
中距離から高威力のインクを浴びせられる。

カテゴリ内の射程と連射力はそこそこだが弾速は遅いので結局近距離は苦手。
至近距離でもタイミングを見計らって当てられれば問題は無いが、射撃の瞬間を狙われて足元に来られると弱い。
一発一発を確実に直撃させる腕が必要なやや玄人向きのブキだが、射程の長さからくる確殺火力は確かな利点であり、当てさえ出来れば相手を一方的に狩れるポテンシャルがある。


ロングブラスター

ホットブラスターの亜種で、砲身を伸ばして遠距離への干渉を可能としたブキ。メーカーはホットと同じ「ハイドロ」。
大概の中射程ブキと渡り合えるロングレンジの代償として発射レートがさらに低下しており、硬直も延びている。そのため、接近されたり外したりした際の弱みがモロに出やすい。
要求される技量は高く、より一撃必殺を意識して運用する必要がある。

元々強かったが単純な地形が多いSplatoon3においてポテンシャルが開花、基本どの環境にも顔を出す環境常連ブキと化した。攻勢時の短~中射程及び対面能力の低いブキへの足切り能力が非常に高く、リッターと並び制圧重視環境の代表ブキとして苦い顔をされやすい名高いブラスター。
サブスぺも実装された二種共に完成度の高い構成であり、「ロンブラを基準にメタや環境バランスを考えているのでは?」と考察されることもあったり。*1


ノヴァブラスター

ホットブラスターの火力を維持しつつ、射程を抑えて速射性能を強化した近距離ブラスター。近未来な曲線デザインが特徴。メーカーはシャープマーカーやスクリュースロッシャーを作った「ツカサ電気」。
中距離以上への攻撃は出来なくなったものの、ブラスターの欠点である発射レートの低さが補われており、扱いやすくなっている。
ただしブラスターの中では速いだけなので、単純な真正面での撃ち合いは避けるべき。賢く地形を利用していこう。

射程の短さはわかばシューターレベルだが、割り切ってとっさの近接戦闘にも対応したい、あるいはエイムに自信がなくてもゴリ押ししたいというプレイヤーにもオススメ。とはいえ直撃が取れないといずれは頭打ちになってしまうのでエイムは身につけて損はないぞ。
復活時間短縮のギアと合わせた「ゾンビノヴァ」がガチヤグラで猛威を振るった事もある。

マイナーチェンジのノヴァネオのスプラ3verは、それまでとは一転したパープルとブラックの色合いから某バイキンの親玉そっくりだと専らの噂。


ラピッドブラスター

弾の爆発力と火力を落とし、ノヴァブラスターを上回る速射性能とロングブラスターを上回る長射程を得たモデル。射程相応に弾速も速い。メーカーはガロン系やバレルスピナーと同じ「ペトロ」。
遠距離への干渉力を獲得した上にレートも高いが、代わりに直撃でも2確、爆風は3確*2で範囲も大きく落ちている。
ただ、最速キルを狙うとしても2発直撃させる必要はなく、直撃1発+爆風1発でも倒しきれるほか、消耗している相手なら直撃1発で持っていけることも多い。
シューターほどの前衛でもないがチャージャーほどの後衛でもない特異な立ち位置で、立ち回りは味方の動きに左右される。

他ブラスターより爆発半径も弾も小さめで、エイムが雑だと爆発込みでも当たりにくい為、一層「直撃前提」を意識した射撃スキルと適正距離を維持する立ち回りが大切。
一方で射程が長い=塗れる距離が長いので即席の道を作ることに長けており、レートの高さと合わせて塗り性能はブラスターの中ではかなりマシな部類。
大半のシューターを上回る長射程を活かして一方的に攻撃するのが理想だが、そうでない時は不意打ちで仕留めるしかない。抑え能力は高いが打開は難しいのが難点。


Rブラスターエリート

ラピッドブラスターの亜種で、バレルを延長して射程を伸ばしたロングモデル。メーカーはラピッドブラスターと同じ「ペトロ」。
射程はブラスター中最長を誇り、なおかつ速射性能もほぼ維持されている(5フレームだけ遅い)。
その分近づかれた際の脆さは悪化し、ロングブラスターと違い2確なこともあって接近戦は不得手。
ラピッドブラスターより精密なエイムが求められる正しく『エリート』向けのブキ。


クラッシュブラスター

驚異的な速射性能を実現した超近距離特化ブラスター。メーカーはノヴァブラスターと同じ「ツカサ電気」。
クレヨン状の触媒を機関銃の給弾機構の要領で次々に送り込み、内部のインクと反応させることで可能にしているらしい。

射程と火力を犠牲に『クラッシュ』の名の通りブラスター最高の連射速度を有し、威力の低さを数で補っている。 
絶え間なく爆発が起こる絵面は敵からすると中々の威圧感。
射程はノヴァブラスターと同等以上で、爆風範囲は僅かながらブラスターの中で一番広いという特徴を持つ。
断続的に目の前で爆風が起こることもあり、慣れない内は相手との距離感が掴みにくい為、射程と爆風範囲を頭に叩き込んだ上で運用する必要がある。
ブラスターの懐の弱さを近距離爆発で誤魔化したような偏重極まりない性能をしているが、戦闘力は意外と高い。

ただし、いくら連射が速いとはいえ純シューターには劣る上に直撃2確であり、爆風の威力も3〜4確。
ほぼ接射で叩き込まない限り、近距離でもそれほどキルスピードが速いわけではない欠点がある。
連続射撃をする中距離ブキ相手ではちょっと退き撃ちされるだけで負けるので、爆風で障害物を越えて仕留められるブラスターの特性を良く生かして、身を隠しながら地形越しに攻撃するか、イカ速度とイカニンジャで翻弄して有利なポジションを維持して戦うと良い。

……なのだが、ブキ環境がインフレ気味の『3』環境だと、射程の短さ・火力不足・微妙な塗り性能不足が祟りいまいち振るわない立ち位置に。特に攻撃範囲がほぼ同じ+どこに当たっても固定2確の対抗馬ヒッセンが厳しい。
その一方で初心者殺しの適性が高すぎて強化も貰いにくく、初心者からは嫌われ上級者には通用しにくい……というかなーり不遇な状況が続いている。
最近だと塗りが強化されたがどうなるか?


S-BLAST92

「2023年夏 Sizzle Season」で追加された、2種類の発射機構を搭載したブラスター。メーカーはZAP系DSWiiSwitchで知られる我らが「任天堂」。
N-ZAP系統と同じくスーパーファミコンの周辺機器「スーパースコープ」がモチーフ。
立ち撃ちで爆発半径は小さいがブラスター中弾速最速かつロングブラスターに匹敵する射程の長射程モードと、ジャンプ撃ちで爆発半径が大きなノヴァブラスターと同等の射程の短射程モードの2つを使い分けられる。
どちらにせよ直撃すれば一撃だが、発射後の硬直が長く連射も効かないため、特に長射程モードの直撃をイカに当てられるかが肝要となる。

『3』環境後期で成り上がりを遂げたブラスターとして有名。元々ポテンシャルは評価されていたところ、使用率の低さを見られたか派生形の追加及び度重なる強化を受けた結果再評価が進んだ……どころか「やっぱこいつ強くね?」と大爆発。初心者はまだしも中級者からトップ層含む上級者まで広く使われる一丁となった。
今やロンブラと並び環境常連のブラスター。ガチマッチで使うと相手からは警戒され味方からは活躍を願うプレッシャーに曝されるので相応のウデマエを身につけて使うべし。


+ ワタシ個人の持ち物が混ざってしまいました。見つけても絶対に持ち出さず、口外しないでください。

クマサン印のブラスター

クマサンがホットブラスターを魔改造したサーモンラン限定ブキ。
単発威力こそ通常のブラスターより低いものの、それを補って余りある狂気的な連射速度が特徴。その速さはクラッシュブラスターの比ではなく、なんとシューターである.52ガロンと同等。
当然ザコシャケの殲滅能力と塗り性能は凄まじいことになっており、非常に使いやすい万能枠のクマサンブキ。
詳細はサーモンランの項目を参照のこと。




余談

サーモンランでの立ち回りはサーモンラン(Splatoon)を参照。




追記・修正はブラスターでドッパンドッパンしながらお願いします。


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最終更新:2025年10月19日 02:07

*1 この手の考察はリッター、ガロン系辺りでもよく起こる

*2 基本的にブラスターの爆風の威力はインク弾からの距離で何段階かに分かれているが、『2』以降のラピッドブラスターは爆心地からの距離を問わず威力が固定されている。『1』の最も外側の爆風のみ4確相当となっている。