地頭、というワードがある。 辞書を調べると、「かつらなどを被らないそのままの毛髪の頭」とあるが、最近はこの意味で使われるよりも、「元々の頭の良さ」といった意味で使われることも多い。 元アーンスト&ヤングの細谷功によれば、頭が良い、とは「物知り」「機転が利く」「パズルや数学の問題を解くのが得意」の3つだという。 そして、地頭とは3つ目の「パズルを解く力」を指す。 まあ、正直なところ、正確な定義は存在しないので、各々の考える「地頭」があるだろう。 ただ、私の周りの人々は、もう少し「地頭」に関して、解像度の高い人が多かった。 以前に書いたことがあるが、地頭とはすなわち、インテリジェンスの事であり、平たく言えば「一を聞いて十を知る」が、日本語で最も近い意味になる。 「地頭の良い人」と、そうでない人の本質的な違いはどこにあるか。 つまり「地頭の良い人」というのは、同じ情報に接していても、そうでない人