開かずの踏切が10年間開かなくなる―。松本市のJR南松本駅南側にある宮田前踏切の立体交差化で、県松本建設事務所は29日、踏切を10月31日午後10時から通行止めにすると発表した。線路を横断する部分の工事に伴う対応。通行止めは工事が終わるまでのおおむね10年間。歩行者と自転車はこれまで通り横断歩道橋を利用できる。 宮田前踏切は特急列車や貨物列車が頻繁に行き来し、遮断機が下りた状態が長い「開かずの踏切」で知られる。県道寺村南松本停車場線がJR線に交差しており、県は2007年度に立体化事業に着手。線路をくぐる部分の工事を10月に始める。