日本での公開に先立って本作の試写会とトークイベントがおこなわれた。試写会で本作を見たある男性編集者(35歳・妻子あり)は、やや不適切な感想をもったという。その「不適切な感情」がもつ意味を考える。 ふたつの「不適切な感情」10月中旬にしてはやや暑いある日の夕方、私は東京・渋谷のラブホテル街を歩いていました。映画『女性の休日』の試写会場に向かうためです。 ちょっぴり迷いながら目的の建物にたどりつき、受付ブースで、参加者がもらえる化粧品の試供品をやや戸惑いつつ受け取ると、女性が98%を占める上映会場に入りました。 映画の上映時間は71分。映画を観たあとには、ジャーナリストの浜田敬子さんと、地方での女性のエンパワメントのために活動する小安美和さんによる40分ほどのトークを拝聴しました。 70席はぎっしり。その9割は女性だった。浜田敬子さん(写真右)と小安美和さん(同中央)はアイスランドに取材も行っ