『レコード・コレクターズ』2003年4月号掲載(URC特集) URC:ムーヴメントとしてのフォークを実践した ... 『レコード・コレクターズ』2003年4月号掲載(URC特集) URC:ムーヴメントとしてのフォークを実践した インディペンデント・レーベル 篠原 章 第二次世界大戦後の日本では、ほとんどのポップ・カルチャーが、アメリカなど欧米からの「輸入品」として紹介されてきた。ひとたび紹介されたポップ・カルチャーは、最新のモードとしてもてはやされ、素朴かつ無分別に模倣される。もちろん模倣に終わるものもあったが、日本固有の要素と対立や融合を繰り返しながら、独自のカルチャーとして確立された事例も珍しくなかった。フォークも例外ではない。試行錯誤の後、本家・アメリカとは異なる個性的な軌跡を描いたと考えていいだろう。 移入文化としてのフォークは、まず60年代初めにアメリカから日本に持ち込まれた。田舎臭かったフォークを都市のポップ・カルチャーに革新したピーター・ポール&マリーやブラザーズ・フォーなどに触発されて、日
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