ポライトネス理論から見た「タメ口」の考察:日英の積極的ポライトネス比較 1.はじめに 本レポートで... ポライトネス理論から見た「タメ口」の考察:日英の積極的ポライトネス比較 1.はじめに 本レポートでは、最近よく耳にする日本語表現「タメ口」にスポットを当て、積極的ポライトネスという観点から、ポライトネス理論に沿って、分析を試みたい。 「タメ口」とは、敬語や丁寧語を一切使わず、相手が目上だろうがどんな立場だろうが、同じ年の友人のような口の聞き方をすることであると定義される。「初対面からのタメ口は厚かましい」とか「気さくであろうとしただけ」とか、タメ口を巡っての議論も、インターネットのネチケットに関連して、活発に交わされている。「タメ口」を流行らせているのは、十代の人気歌手、宇多田ヒカルという説もあるが、宇多田ヒカル出現以前からも、敬語や丁寧語を使えない若者の語彙の貧困さを嘆く声はあった。じわじわと日本語に浸透し、従来の日本語の敬語体系を揺るがしかねない勢いのタメ口であるが、果たして日本語を変
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