山月記/中島敦 山月記のあらすじ 「山月記」(中島敦)をとりあげます。李微(りちょう)は、天才とし... 山月記/中島敦 山月記のあらすじ 「山月記」(中島敦)をとりあげます。李微(りちょう)は、天才としてその名が知られていました。若くして位の高い役人に任命されましたが、官職で終わってしまうのをよしとはせずに、辞して辺境の地に引っ込み人との交わりを絶ちました。李微は、詩家として死後100年に名を残そうと、ひたすらに詩作にはげみました。しかし、詩家としての名はいっこうにあがりません。詩作に絶望した李微は、生活の困窮もあって、再び官職につきました。かつての仲間たちは出世をしています。下の職にしかつけなかった李微は、自尊心を傷つけられて、ますます尊大になっていきました。李微は、公用で旅に出たときについに発狂してしまいました。わけのわからないことを叫びつつ、どこかへ行ってしまいました。 李微の友人であった男が旅に出ます。虎になった李微に出会います。李微は一日のうちに数時間だけ人間の心が戻ると告白しまし
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