あらすじ 半額弁当争奪バトルに青春を賭ける高校生・佐藤洋。ある日、佐藤は自分に凄腕の『狼』の証である二つ名がついていることを知る。しかし、その名は理想とはかけ離れた悲惨なものだった――!同じ頃、戦場に圧倒的な力を持った双子の沢桔姉妹が現れ、次々と弁当を奪取していく。彼女らには訳ありの過去があり…!?――半額シールが舞う時、『狼』たちの咆哮が上がる!庶民派学園シリアス・ギャグアクション、人気もうなぎ昇りの第3弾。 レビュー 空腹は最高のスパイス。 腹を減らせてからこの本を読むべし。 空腹時のこの本の破壊力は尋常じゃない。その破壊力は通常時のゆうに3倍っ(当社?比)。 真面目な話、腹減らせて読むとヤバイ本。スーパーに弁当買いに行きたくなる。 弁当の描写に力を入れすぎ。読めば読むほど腹が減る気合いの入った食べ物の表現も楽しみの一つ。 ああ、どん兵衛も喰いたくなってきた。 空腹×誇り×勝利×半額=
悔しいですわよね? 悔しくないわけないですわよね? もしわたくしたちを倒したいと思うのなら、その手でわたくしたちを叩き潰したいと思うのなら……歓迎いたしますわ、負け犬さん。 佐藤洋に付けられた二つ名は、彼の希望を大きく裏切る悲惨なものとなりかけていた。そんな佐藤の嘆きなど知ることもなく、狼たちの戦場には圧倒的な力を持った双子・沢桔姉妹が現れ、弁当を次々と奪取していた。かつてオルトロスと呼ばれたふたり、戦場を転々とする彼女たちには、訳ありの過去があって……。 [tegaki]何という不名誉!?[/tegaki] 佐藤に付けられた二つ名のあんまりさに吹き出しつつも、やっぱり彼はこうでなくっちゃいけない! 白粉のネタになりつつ、それを無自覚に応援し、さらなる新キャラまで登場させる佐藤の墓穴掘りスキルはすばらしいものがありますね。 そんな白粉はどんどんモブキャラと化していって、もはや本編にほとんど
ベン・トー〈3〉国産うなぎ弁当300円 (集英社スーパーダッシュ文庫) 作者: アサウラ,柴乃櫂人出版社/メーカー: 集英社発売日: 2009/01/23メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 53回この商品を含むブログ (94件) を見る相変わらず読み始めはこの奇怪な設定がスッと入ってこなくて、しかも繰り出されるギャグもやたらと濃い口なので、どうにも作品に入っていけない感じを受けるのです。しかしながら中盤を過ぎるころには、もうすっかり作品世界に没入しているというマジック。 オルトロスこと沢桔姉妹の圧倒的な強さと奇妙な態度に彼女らの過去への興味をひかれ、救い難いバカだけど愚直な佐藤の真っ直ぐな男気に惚れ、飼い犬としての過去と決別し一匹の狼として疾り出す二階堂の姿に胸を熱くする。 そして熱い熱いクライマックス。交錯する拳と想い。その先にあるうなぎ弁当の旨そうなこと! 人々の笑顔が集うスーパ
半額弁当争奪バトルに青春を賭ける高校生・佐藤洋は、自分に凄腕の『狼』の証である二つ名がついていることを知る。しかし、その名は理想とはかけ離れた悲惨なものだった!同じ頃、戦場に圧倒的な力を持った双子の沢桔姉妹が現れ、次々と弁当を奪取していく。彼女らには訳ありの過去があり…!? 半額弁当は奪ってこそ、美味い! 半額弁当を求め、夜な夜なスーパーの弁当売り場に集まる狼たちのお話。帯で平和さんが絶句してた。 佐藤洋と著莪あやめの濡れ場シーンは、いいよなぁ。 長時間ゲームをぶっ続けて、その疲れのまま一緒にベットに倒れこんで、どちらからともなく抱きしめ合って、脚を絡ませて、ふいに無言になって見つめ合って・・・・・・、もーー甘甘な空気がたまらん!! 幼なじみ故の気安さというか、お互いに心を開いている信頼感というか、理解し合っている間柄の安心感とかが滲み出ていて。簡潔に言うと、すげーエロいわ、お前ら。グッジ
心に傷を負った双子姉妹が変態との交流を通してリハビリする話。おバカな姉とクールな妹。良いコンビだ。 著莪との絡みがエロすぎるなぁ。なんの気恥ずかしさもなく一緒の布団に入って、肌を重ねて、脚を絡ませたりして。彼らにとってはそれが自然になっている。すごいナチュラルエロ。これまで目立ってなかった槍水先輩がついに反撃に転じたのも見所。主人公のお見舞いに来て優しい姿を見せてくれ、それで風邪をもらって今度はしおれた姿も見せてくれるという黄金コンボ。オルトロス相手に完全な敗北を喫したのも、これまで完璧さが先に立っていた槍水先輩がそのイメージを壊しにかかった感があり、いよいよ著莪vs槍水先輩の舞台が整いつつある。その他の参戦候補といえばあせびや二階堂あたりか。今回登場した沢桔梗も“変態さん”を憎からず思っていそうだし。修羅場が期待できそうだな。 それとやっぱ地味に弁当の描写がすごい。というか、惣菜のサラダ
[著]アサウラ [絵]柴乃 櫂人 ある日突如として現れた謎の双子姉妹が圧倒的な力で各所の半額弁当を奪取していく。ナワバリを持たずに毎日違うスーパーに現れる彼女たちには訳アリの過去があるようで、一部の狼達が彼女の素性を探り始めるが…。一方、洋は自分に狼としての「二つ名」がついている事を知るのだが…!? 夜のスーパーで半額になった弁当を巡り、《狼》と呼ばれる猛者どもが無意味に熱い闘いを繰り広げる熱血バカ小説。…やっぱり《狼》全国にいるんだっ!強化合宿とか100km先のスーパーの話なんか出てきてますます物語は(無駄に)スケールアップ。やはり4巻が合宿編で、5巻以降半額弁当全国トーナメント編とかに突入するに違いない。集英社だし(ジャンプのお約束的な意味で)。 どんどん哀れな方向に身を窶していく洋の姿が微笑ましくて仕方ありません。とても不名誉な《二つ名》をつけられて、終盤では強敵達が何の違和感もなく
「ベン・トー3 国産うなぎ弁当300円」アサウラ(スーパーダッシュ文庫) 半額弁当争奪バトルに青春を賭ける高校生・佐藤洋。ある日、佐藤は自分に凄腕の『狼』の証である二つ名がついていることを知る。しかし、その名は理想とはかけ離れた悲惨なものだった――! 同じ頃、戦場に圧倒的な力を持った双子の沢桔姉妹が現れ、次々と弁当を奪取していく。彼女らには訳ありの過去があり…!? さらにHP同好会に迫る死神の魔の手に槍水が最大の危機を迎える!――半額シールが舞う時、『狼』たちの咆哮が上がる! 空腹を力にただ前へ! 力の限りその手を伸ばし、弁当と勝利をつかめ! 庶民派学園シリアス・ギャグアクション、人気もうなぎ昇りの第3弾。 何故みんな飛ぶ!? 笑い殺す気か!w 「《変態》だ」であっさり陥落した後はもう笑い通し。一度笑い出したらダムが決壊したかのように何でもかんでも笑えてしまうから恐ろしい。 相変わらず地の
「学校付近はおろか徒歩でいけるスーパーはある程度回ったはずだ。残りを行った後、君たちはどこへ行く気だ?」 「……<魔導師>と<変態>がいる、西区へ。……あなたは追ってきてくれますか?」] 閉店時間間際のスーパーで繰り広げられる熱き戦い、半額弁当争奪戦を描くシリーズの第三弾。今回は、ついに二つ名を手に入れた佐藤の前に、圧倒的な力を持った沢桔梗、鏡の双子の姉妹が現れて、というお話。 いやあ、熱い。たかが、といっては語弊がありそうですが、お弁当ひとつのためにこれほどまでに熱き戦いが見れるってのはすごいですね。勝利して手に入れるからこそのうまさがあるってことが伝わってきます。食事の描写には食欲を刺激されっぱなしでした。 で、双子姉妹。<オルトロス>の二つ名を持つほどの強さにも関わらず、どこか臆病なものを感じて、過去に何があったのか気になるばかり。思わせぶりなセリフがいろいろ気にならせてくれるんだ
【ベン・トー 3.国産うなぎ弁当300円】 アサウラ/柴乃櫂人 スーパーダッシュ文庫 Amazon やべえ、やっべえ。鳥肌立った。三巻にしてなおこれか。これほどか。 なんという、なんという誇り高い戦い。気高い狼たちの闘争か。 半額弁当の奪取購入という戦いの趣旨を一切ぶれさせず、身震いするほどの魂の高潔さを感じさせる戦いを描きだす作者の筆に戦慄を感じずにはいられない。 【オルトロス】の姉妹が見せる謎の歓喜と悲壮感。その真相が明らかになったときの衝撃と、【ヘラクレスの棍棒】の来訪にともなう惨劇の再現、そして狼たちの気高き本能を目の当たりにしたときの衝撃と言ったら。 繰り返すけど、これほど感動させられたのはこの戦いが、半額弁当の奪い合いであるからこそ、なんですよね。腹が減り、空腹が故にそれを満たすために弁当を奪い合う。半額シールの貼られた弁当を。 そういう戦いだからこその、感動。変に闘争を神聖視
ベン・トー 3 国産うなぎ弁当300円 (スーパーダッシュ文庫) 作者: アサウラ,柴乃櫂人出版社/メーカー: 集英社発売日: 2009/01/23メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 53回この商品を含むブログ (93件) を見る読了。 「帰る」 「え? ちょっと、え、あの、先輩? え? アレ?」 「佐藤、お前はおとなしく寝ていろ。私は家で勉強する」 「勉強って……あの、地理は……」 「甘えるな! 自分でやれ!」 季節は夏になっていた。ある日、佐藤は自分に二つ名がついていることを知る。だがその名前は――。またHP同好会に迫る死神の魔の手に、槍水仙が最大の危機を迎える! いいですね。 相変わらず面白かったです。「ばけらの!」 や「生徒会の一存」 シリーズを読んで間もないせいか、真っ向からボケボケしてる文章がなんだか新鮮。というより、上記のシリーズはボケとツッコミがはっきり区別された漫才
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