10キロ圏内の遺体、放射線量高く収容できず 2011.3.28 18:51 警察庁は28日、福島県警が福島第1原発から5~6キロ地点の大熊町の屋外にあった遺体の放射線量が高かったため、収容を断念したことを明らかにした。 放射線量は公表していないが、「ただちに運ぶのは危険と判断した」としている。 警察庁によると、遺体があるとの通報を受け、27日に防護服を着用した機動隊員ら15人を派遣。 遺体の体表の放射線量を計測したところ高かったため、遺体袋に入れて屋内に安置し、撤収した。 原発周辺ではこれまで、避難指示が出されている10~20キロ圏内で防護服を着用した機動隊員がパトロールを実施。10キロ圏内では活動を控えていたが、専門家の意見などを踏まえ、必要に応じて立ち入れるよう見直したという。 警察庁は「今後も同様の状況が予想されるため、専門家の意見も聞き、対応を検討したい」としている。 http:/