ギリザメス
ぎりざめす
「ノコギリザメの改造人間ギリザメスだ‼」
「太平洋の暴れ者、ノコギリザメの改造人間その名はギリザメス!」
『仮面ライダー』第67話「ショッカー首領出現!!ライダー危し」に登場する、13体存在する黄金のショッカーベルトを装着した強化改造人間第1号であるノコギリザメ型改造人間。鳴き声は「ガーブ、ガブ、ガブ、ガブーッ!」
「ショッカー首領と各国支部の幹部が出席メンバーのショッカー世界会議」の偽情報でライダーを東京湾上の孤島に存在する秘密要塞基地へとおびき寄せ、改造人間の肉体組織を破壊する特殊な毒ガス「アンドロガス」を仕込んだライダー殺人人形による抹殺計画「V作戦」の実行を使命とする。
サメの改造人間であるため、水中戦を得意としており、剣状の左手と鼻のドリルであらゆるものを引き裂き貫くことが出来る。
また、口から超高温の火炎を吐くことも可能なほか、対ライダーキック用のカウンター技「キック殺し」を使い、「アンドロガス」に耐えられる程の強靭な肉体を誇る。
最後は海岸線での死闘の末、ライダーきりもみシュートを受け爆死した。
ゲーム
元々ギリザメスは死神博士の正体として予定されていたが、大人の事情で今の設定に変わったという経緯がある。予告では「ノコギリザメス」と呼ばれていた(死神博士のマントを思わせる首回りの立て襟の意匠がその名残といえる、また続く68話のオープニングの怪人名も変更前の物を使い怪人ギリザメス 二見忠男となっていた)。
また、イカデビルに搭載されていた隕石誘導装置は本来のシナリオ通りなら鼻っ面に付けられるはずであったらしい。
本来なら白地に金のショッカーベルトは大幹部怪人の証だったが、整合性をつけるために以降の怪人も同じベルトを着けるようになった(総集編ビデオ『仮面ライダーメモリアル』などでは対ライダー用の強化怪人と説明している)
…ゾル大佐の怪人態は普通に銀ベルトだったりするのだが、その時点では金ベルトの設定は無かったのだろう。
この回で登場したアンドロガスは、後に『正義の系譜』でも本郷猛に対して使用されたが、後に本郷はアンドロガスをゾル大佐が量産した怪人用の人口素体破壊の為に使用した。
この回では諸事情から本郷が不在で声も違うので藤岡声の本郷猛がアンドロガスと対峙するのは地味にゲームが初である。