ワンジナ(Fate)
わんじな
| 真名 | ワンジナ |
|---|---|
| クラス | フォーリナー |
| 性別 | 無し |
| 身長 | 153cm |
| 体重 | ??kg |
| 出典 | アボリジニー神話、Fate/Grand Order |
| 地域 | オーストラリア、サーヴァント・ユニヴァース |
| 属性 | 混沌・善・天 |
| 好きなもの | マスター、絵画 |
| 嫌いなもの |
|
| ILLUST | 小梅けいと |
| CV | 春野杏 |
腕にくっついているコアラについて、ワンジナは「コアラじゃないよ、ブーメランだよ」と語っている。
『Fate/Grand Order』に登場するフォーリナークラスのサーヴァント。レアリティは☆5。
2023年水着イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!』の(一応)ラスボス枠で、英霊にならないはずの妖精ノクナレアが降臨者として現界した原因。そして9月のイベント『ワンジナ・ワールドツアー!』にて主役を務めるとともに、期間限定枠として実装された。
オーストラリアの原住民族アボリジニーの神話に登場する神、あるいは精霊、『ワンジナ』。
別名「ワラガンダ」とも呼ばれる大存在で、その名は「天空に所属する者」を意味している。
伝承の内容は定まっておらず、複数存在するとも云われ、ある狩人の転生とも、降雨の神とも、天の川に変じた不定形の存在とも語られる。姿を描かれたオーストラリアの古代岩絵が最も有名で、その魂は近くの聖なる泉に降り、そこで人々は活力を得ることができるという。
――以上が、我々の世界の史実におけるワンジナ本来の概要である。
『TYPE−MOON』世界においては、劇中のモノローグにより「外宇宙から飛来した存在」であることが示唆されているが、どこから来た何者なのかは自身すら覚えておらず、興味もなかった。これは、壁画に描かれる姿がグレイ型宇宙人と似ていることから、オカルト界隈で元々見られていたワンジナ宇宙人説が元ネタとなっている。しかし、エピローグにてこのモノローグはA・Aによるものであったことが明かされた(プロフィールにおいても宇宙人スタイルなのは奇跡的に知覚した妖精眼所有者の言葉から「空から地上へ降りてきた宇宙人」の姿が夢想された、という可能性を示唆されている)。
続く『ワンジナ・ワールドツアー!』によると、魔術世界においてもワンジナは正真正銘の精霊種、星の触覚と呼ばれる存在であり、少なくとも中生代ごろから存在していたと考えられている。しかし、このワンジナは精霊の中でも規格外の巨大さを持つ存在であったため、魔術世界においても実体の観測に成功した例はなく「情報により、ワンジナの存在が測定された」だけだったと記録されているという。
一人称は「ワタシ」。
性格は純粋・朴訥・温厚。汎人類史においては、ワンジナの存在は遥か昔に忘れ去られており、現代においては現地の壁画などで存在が示唆される程度の伝承として残っていた程度のものであった。
しかし、特異点ルルハワの更なる拡張を図ったBBが、オーストラリア大陸の一部を持ってきて「ハワラリア」を作ったことにより、偶然巻き込まれたワンジナは永い眠りから覚醒。かつて自分が見守っていた太古の「争いのない島」から、現在の「争いの絶えない世」になっていた事を嘆き悲しみ、島には異常が起き始める。それは様子を見に来たひねくれ者の失言により定まったカタチとなり(ただ、これが無くても何れ厄災は起こった)、ワンジナを核とする3つの厄災が島に発生するようになってしまった。
だがその巨大さ故に人間からはいると思われていたが認識することはできなかった(そして実態も無かった)ため、地球の生命と関わりを持つきっかけが無かったが故に、ワンジナは地球の言語を全く理解していなかった為、言葉や文化を伝えて鎮めることは不可能だった。
これに対し、天邪鬼なBBではワンジナを最悪の形で煽ってしまうだろうと判断した聖剣の守護者は、彼女から特異点の主導権を(罰も兼ねて)無理やり取り上げ、自分の裁量で解決に着手。手初めに「ワンジナが人間の営みを見るための目」としてかつて失った友人を強引に英霊として召喚。彼女を通じてハワラリア改めハワトリアで夏の祭典を謳歌する人々の姿を見せていたのである。
とはいえ、数多の人間の意思がそう簡単に1つになることはなく、向こうの視点である「地球全土」のスケールで争いを根絶するのは実質不可能(例えるなら彼らの理想を今すぐ実現しろと命じられたようなもの)。更に切磋琢磨という「健全な争い」さえも、良くないものと誤解し忌避していた為、サバフェスすら解決案になり得なかった(そしてモルガンは自分なりのやり方で強引に解決しようとしていた)。
だが途中で何度もリセットを繰り返した末、最終的に「完全に争いを無くすことはできずとも、皆が仲良く出来るという希望はある」ことを、カルデア一行が「合同誌」として新たに彫った壁画を通して知ったことで、彼女はヒトに似た形を獲得。安心した様子で宙(ソラ)へと還っていった。
……しかし、その宙へと還った果てに辿り着いたのが、かの胡乱な世界の宇宙だったらしく、そこで多くの星に干渉し、永きに渡って活動を続ける中で、遂に彼女もヒトの言語や在り方を理解・習得するに至った。そんな今では7つの水の星の守護神「宇宙精霊」と称えられている……と、XXは語る。
結果表情も豊かになり、新たな立ち絵(第一再臨)では金魚鉢のようなヘルメットを着用しており、コアラ(ブーメランが変化したもの)を抱えた、褐色宇宙飛行士少女のような出で立ち。スーツ脚部はブーツ状になっており、大腿部にはワンジナ壁画を模して斑紋様が散りばめられると共に前後左右で穴が4つ開いており(目に相当)、複数ガーター付きの一種のサイハイブーツに見えるようにもなっている。
基本的には天真爛漫で常に笑顔を浮かべる元気な子供、のように見えるし、普段の精神性も概ね見たままで間違いないのだが……滅多にないことではあるものの、一度怒れば手が付けられない程の攻撃性を見せる。これは、ワンジナが天候にまつわる存在である証と考えられる。
すなわち、穏やかに恵みをもたらす雨と雲の日の優しさと、荒れ狂う嵐の日の攻撃性である。
ただし、攻撃性が発露されるのは概ね、自然や「種としての人間」を虐げる存在に対してであるようだ。基本的には穏やかで明るいサーヴァントと考えて構わないだろう。
第二再臨では、水着イベントで初登場時の青肌に金色の瞳を持ち、ベール風の衣装を身に纏った宇宙人じみた姿になり、性格も地球から旅立った当時の控え目で表現に乏しいものへ戻る。
なおプロフィールの通りに性別自体は「不明」扱いだが、姿や精神性は女性そのものであり、劇中においても「彼女」と呼称されている(所謂「男のロマン」概念にもいまいちピンとこない模様)。
『TYPE−MOON』世界の人・魔・神ほぼ全員が関わった事のない未知との遭遇。存在することが当たり前だが触れることができない「大気」の精霊だけに、一切の物理干渉を受けないという無法な特性を持つ。そして「精霊」というカテゴリの中では、原初の一にも匹敵するレベルな超大規模の存在「大精霊」或いは「超星霊」とされ、神霊とも明確に違う存在と定義されている。
冒頭にて「(一応)ラスボス」と記したのは、夏イベのメインシナリオの最後に戦う相手ながら、ワンジナ自身は意思を投げかけるのみで、解除不可かつ必中・無敵貫通の影響を受けない特殊な回避バフによりどんな攻撃にも一切のダメージを受けることがないため。実際に攻撃を仕掛けてくるのは、彼女と人類の間に存在するノイズ(バトルにおいてはモースの姿だが別物)である。
モーション中では、巨大ブーメランを投げつける他、肩のコアラに引っ掻きで攻撃させる、額からのブーメラン型の奔流(光の巨人のビームに似たポーズ)、宙に浮いての豪雨の発生、巨大な水球をヘッドバッドで叩きつける、掴みかかって感電させる、リズムに合わせて踊った後に地面からバオバブの木を生やす、コアラと手を繋いで高速旋回して竜巻を巻き起こすなどの攻撃を披露している。
第3再臨では、額のブーメランを巨大化させて投げつける、宙に浮いたり髪を振り回したりして旋風を巻き起こす、乗った球体から豪雨を発生させる、球体で敵を取り囲んで全方位から水流を放出する、巨大な水球に全身を包んでプレス攻撃をする、球体を一つに融合させて高圧水流を放つ、もしくは宝具の限定開放で紫の雷撃を纏わせて投下するなどの攻撃に変化する。
ステータス
| マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 藤丸立香 | A+ | B | A | B | B | B+ |
保有スキル
| 領域外の生命(B) | 性質としては彼女のように外宇宙から来たフォーリナーが持つものとは本質が異なっていると思われる。 |
|---|---|
| 対魔力(A+) | 魔術への耐性を得る能力。 |
| 星のゆりかご(C) | 詳細不明。星の触覚である事に由来すると思われる。 |
| 自然の雫(B) | 超大規模の精霊、とも言うべき太古の超存在である事を示すスキル。中世代から存在し、人間の発生要因のひとつであると伝えられ、本人も「人間の事が大好き」ではあるが、大気を擬人化した精霊である為に、本来、人間にワンジナは知覚されず、触れあう事も出来ない。 |
| 生命祝福(B+) | 大精霊ワンジナは、人間の生命の根幹に結び付いた存在とされる。人類種及びその味方となる存在に対して、祝福と加護を与えるスキル。 |
| 水の星を見つめるもの(A) | 元は「雨季の化身」スキル。オーストラリアにおけるワンジナは雨季の雲、モンスーンの雲を支配したという。そして、蒼輝銀河の存在として顕れる際、ワンジナは地表の七割以上が水で覆われた七つの地球型惑星の守護者となった。これにより、前述の「雨季の化身」スキルは現在の「水の星を見つめるもの」スキルへと変化する事となった。 |
ワンジナの怒り(ワンジナ・ママラガン・セブンスターズ)
- ランク:B+
- 種別:対人/対軍宝具
- レンジ:1〜20
- 最大補足:1人/40人
「怒って良いの?」
「降り頻る雨、吹き荒ぶ風。遥か彼方、七つの水の星に懸けて――行くよ!『ワンジナの怒り(ワンジナ・ママラガン・セブンスターズ)』!!」
「怒って、良いんだ?」
「霊基(れいき)スケール、一時的復元。七惑星との超空間魔力リンクを確認。真名、解放!『ワンジナの怒り(ワンジナ・ママラガン・セブンスターズ)』!!」
「じゃあ怒るね。」
「怒らせちゃいけないのに、怒らせちゃうんだから……もうワタシは知らないからね!本当だよ?本当の、本当に、知らないからねぇぇぇーっ!!」
雨季の化身、モンスーンの雲を支配する存在であり、今や七つの水の星の守護者であるワンジナの怒りが頂点に達した時、輝ける稲妻の槍が敵対者を貫く。ママラガンとはオーストラリア先住民の信仰に伝わる雷神の名である。この宝具の存在により、ワンジナはランサー適性をも有している。
- NPCからプレイアブル実装される速度は彼女が本作最速(初登場イベの次回イベント)であり、サバフェス2023の顛末から、実装されるにしてももっと月日を置くだろうと思っていた多くのユーザーの驚きを誘った。
- 劇中でもこの時間のズレは指摘されており、上記の通りワンジナ自身は永い時を経て再来したのだが、カルデア側からすれば久しぶりとも言えぬ早い再会であった。
- 何気に『Fate/Grand Order』20周年を前にして初となる、オセアニア圏出身のサーヴァント。
【第一段階】
【第二段階】
【第三段階】
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すべて見る- 一緒にプリティーダービーへ!ショタトレーナーとウマ娘の絆!
第6レース!(2023年版)
第6レースです! 今回はショタマスターのカルデアに、オーストラリアのサーヴァントの「ワンジナ」がレースを観戦しながら着任します! 更にショタトレーナーのトレセン学園に入学予定のウマ娘もレースに観戦します! 「ノースフライト」と言う、オシャレで可愛いウマ娘がレースに観戦します!(理由は来年のウマ娘の大レースの参考にするためです!) 第6レースに出走予定のウマ娘はダイワスカーレット、ホッコータルマエ、マヤノトップガン、デアリングタクト、カレンチャン、ビコーペガサス、キングヘイロー、ダイタクヘリオス、ゴールドシチー、マチカネフクキタルです! ハイスピードな展開になる予定です! 是非ともお楽しみ下さい! 次回はおねショタキャラバンで、ショタと新キャラのスキュラ娘のお話です!(18禁です!ご注意下さい!) お楽しみに!4,945文字pixiv小説作品