中華人民共和国
ちゅうかじんみんきょうわこく
| 共通語 | 中国語(汉語普通話) |
|---|---|
| 首都 | 北京 |
| 最大の都市 | 上海 |
| 国家元首(職) | 国家主席(党総書記が兼任) |
| 面積 | 959万6961平方キロメートル |
| 人口 | 14億1932万1278人(2024年4月) |
| 民族 | 中華民族・その他民族など |
| 宗教 | 無宗教(73.56%)、仏教(15.87%)、キリスト教(2.53%)、道教(0.85%)、その他宗教(7.2%) |
| 建国 | 1949年10月1日 |
| 通貨 | 人民元 |
| 時間帯 | UTC+8 |
| 政体 | 一党独裁制 社会主義共和国 |
中華人民共和国(ちゅうかじんみんきょうわこく、簡体字:中华人民共和国、繁体字:中華人民共和國)は、東アジアに位置する社会主義共和国。世界第2位の経済力を有し、鉄鋼・化学・機械・繊維が世界一の生産高となったことから「世界の工場」と呼ばれている。人口規模は長らく世界第1位の座にあったが、2023年、インドに追い越された。
日本では中国という略称で呼ばれることが多い。「中国」という単語自体は、周王朝時代から存在する古い言葉であり、その他にも「震旦」「支那」といった名称が歴史的に用いられた。
中国という言葉が近代国家的な意味合いを帯びて使われるようになったのは19世紀以降であるが、インド亜大陸に存在した「インド」と名乗っていない歴代王朝やその歴史を、現在インド亜大陸を支配するインド共和国の国名から「インド王朝」「インド史」と便宜的に呼ぶように、現在では中華人民共和国および中華民国以前の歴代王朝やその歴史を全てひっくるめて「中国王朝」「中国史」と呼ばれるのが一般的である。
日本の中国地方との混同を避ける目的や、「中国」の文字がしばしば持つ中華思想的意味合いを嫌う政治的な観点から、「支那」(シナ)「チャイナ」「PRC」という呼称を代わりに用いるべきであるという意見もあるものの、日常的に定着した「中国」に置き換わるには至っていない。
簡体漢字を採用している中国での正式表記は中华人民共和国で、拼音による発音でzhōng huá rén mín gòng hé guóである。
言語別表記
| 英語(香港) | People's Republic of China | |
|---|---|---|
| 葡語(澳門) | República Popular da China | |
| チベット語 | ཀྲུང་ཧྭ་མི་དམངས་སྤྱི་མཐུན་རྒྱལ་ཁབ། | zhunghua mimang jitun gyalkab |
| ウイグル語 | جۇڭخۇا خەلق جۇمھۇرىيىتى | jungxua xelq jumhuriyiti |
| モンゴル語 | ᠪᠦᠭᠦᠳᠡ ᠨᠠᠶᠢᠷᠠᠮᠳᠠᠬᠤ ᠬᠢᠲᠠᠳ ᠠᠷᠠᠳ ᠤᠯᠤᠰ | bügüde nayiramdaqu dumdadu arad ulus |
| 四川彝語 | ꍏꉸꏓꂱꇭꉼꇩ | zho huop rep mip gop hop guop |
| 雲南彝語 | | zo hua serp mirp got horp gorp |
| 満州語 | ᠵᡠᠩᡥᡡᠸᠠ ᠨᡳᠶᠠᠯᠮᠠ ᡳᡵᡤᡝᠨ ᡤᡠᠩᡥᡝᡬᠣ | junghvwa niyalma irgen gunghegʼo |
| 朝鮮語 | 중화인민공화국 | junghwa inmin gonghwaguk |
赤い旗の左上に大きな黄色い五芒星1つとその横に小さな黄色い五芒星4つが並んだデザインである。この旗は五星紅旗と呼ばれており、1949年9月に翌月の建国に際して国旗として制定されたものである。赤色は「革命」、黄色は「光明」を示しており、大きい星は「中国共産党」、4つの小さい星はその指導を受ける工人・農民・小資産階級・知識人の4階級を示したものであり、共産主義の世界観を表現したものといえる。
国歌である義勇軍進行曲は元々は1935年5月に公開された風雲児女という映画の主題歌として作曲された曲である。日中戦争の時に抗日曲として国内で歌われていた事から、1982年12月の第5期全国人民代表大会第5回会議で国歌に採用され、2004年3月の憲法改正の際に正式に国歌であると明記された。
地位
中国は1964年10月に核実験を成功させてアジア初の核保有国となり、核拡散防止条約によって核兵器保有を承認された公式核保有国である。2024年11月時点での軍事費は2,310億ドルで、党軍にして事実上の国軍である中国人民解放軍を保有しており、約204万人の兵力を有する。これは世界最大人数の常備軍である。1971年10月にアルバニア決議が採択されたことによって、同月からは中華民国後任として国連安保理常任理事国となっている。
統治
1949年10月に建国されてからは中国共産党による事実上の一党独裁制が存続しており、1982年12月に公布・施行された現行憲法によって社会主義共和国であり続け、西洋諸国からも独裁政治の国と看做されている。2012年11月以来最高指導者となっている習近平は、2017年10月に党大会で習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想を掲げた。2018年3月に憲法改正を実施、それまで2期10年だった国家主席の任期制限を撤廃した後、2023年3月に3期目の任期に入っている。
国際的な影響力
世界貿易機関・アジア太平洋経済協力・BRICs・上海協力機構・G20などの加盟国であり、経済的資源・将来的資源・経済関係・外交と文化での影響力において米国に次ぐ第2位の座にある。2024年11月時点での軍事力は米国・ロシアに次ぐ第3位となっていることから、世界第2の超大国としての地位を確立している。インド太平洋地域における戦力投射能力を測定する『ローウィー・インスティテュート・アジア・パワー・インデックス』では、8項目あるパワー指標ほぼ全てで米国・中国が強大な影響力を有していることを理由に両国を超大国としている。
中華人民共和国以前の歴史は「中国史」を参照。
建国
1949年10月に毛沢東率いる中国共産党は北京で建国を宣言。ユーラシア大陸東岸に中華人民共和国というアジアで2番目の社会主義共和国を成立させた。建国以来ソ連と同じく東側陣営に属したが、1956年2月にフルシチョフがスターリン批判を展開し、スターリン主義の立場から軍事衝突にまで発展。これは1989年5月にミハイル・ゴルバチョフが訪問して対立状態を解消するまで続いた。
東アジアのユーラシア大陸東岸に位置し、現在の領土は伝統的に漢地・チベット・新疆・内モンゴル・満州で構成されており、これらの地域はかつて清による統治支配が及んでいた範囲である。
陸地で接する国は以下の通り
海上では東シナ海を挟んで日本・韓国・フィリピンとも接しており、ギネスブックによれば最も多くの国と国境を接している国であるという。
地形
中国の地形は全体的に西が高く東が低く、3つの段丘に分かれている。第1段は中国西南部のチベット高原で、平均標高は4000mを超え、「世界の屋根」と呼ばれている。第2段は台地と盆地が多い。第3段は平原で、大興安嶺、太行山脈、巫山山脈、武陵山脈の各山脈の東側と黄海・東シナ海沿岸に分布し、人口の大半が集中している。地形別面積は、高原(33.3%)・山地(26.04%)・平原(18.75%)・盆地(11.98%)・丘陵(9.9%)の順である。
首都・北京を除く大都市の多くが南部に集中、一方で大陸北部は地域によってはまさに極寒の地となり、それこそ「氷点下が当たり前なので氷点下という表現は真冬の気温を示すのには使わない」といわれる程である。
つまり都市部在住の中国人にとっては、雪景色は旅行など遠出をしないと見ることが出来ないものということになり、これが日本を訪れる中国人観光客に冬の北海道が人気がある理由の1つと思われる。
生物な多様性
中国には約2,070種の陸生脊椎動物が生息しており、世界の9.8%を占めている。哺乳類は少なくとも551種(世界第3位)、鳥類は1221種(世界第8位)、爬虫類は424種(世界第7位)、両生類は333種(世界第7位)である。そのうち、少なくとも840種が生息地破壊・生態汚染・不法狩猟などの人間活動によって絶滅の危機に瀕しており、中国政府は国家重点保護野生動物リストに登録して保護している。1956年に自然保護区が設立されて以来、全国に2729の自然保護区が建設され、総面積は147万km²、中国陸地面積の14.84%を占め、森林生態系タイプを主としている。その保護動物の中でもパンダは中国固有種の動物であり、「国宝」としても知られている。
三権分立など権力の相互抑制のメカニズムは存在しない。中国共産党が国家の全てを支配し、共産党の最高指導部である中央政治局常務委員会が全権力を掌握する構造となっている。
立法機関として全国人民代表大会が設置され、行政機関として国務院、司法機関として最高人民法院が存在する。法律上は全国人民代表大会(全人代)に権限が集中する。全国人民代表大会の議員は選挙されるが、西側の民主的な選挙とは全く異なる。事実上中国共産党の許しがなければ立候補は無理であり、この選挙によって共産党独裁政権が崩壊する可能性は一切ない。
政党
中国共産党と8つの衛星政党以外の政党は認められておらず、国民には結党の自由が無いなど、事実上共産党による一党独裁体制である(ヘゲモニー政党制)。党総書記(最高指導者)が同国の最高指導者の国家主席に就任する。国家主席には2期10年の任期があったが、2018年3月の憲法改正で撤廃されて終身独裁が可能となった。
「中国の軍事」を参照。
領土問題
| 領土名 | 係争国 |
|---|---|
| 西沙諸島(パラセル諸島) | ベトナム、中華民国(台湾) |
| 南沙諸島(スプラトリー諸島) | フィリピン、ベトナム、マレーシアなど |
| マクマホンライン(アルナーチャル・プラデーシュ州) | インド |
| カシミール(アクサイチン) | インド |
| 蘇岩礁(離於島)・日向礁・丁岩礁 | 大韓民国 |
国境地域においてアジア各地の複数の国々と、地域の境界線・島嶼部(とうしょぶ)について領土問題を抱えている。ちなみに、尖閣諸島については日本政府に対して領有権を主張しており、諸島接続域に軍・海警局の航空機・船舶を侵入させている行為を幾度も実行している。
アジア
- 韓国
朝鮮戦争では「義勇軍」という名目で援軍を派遣して交戦後、韓国では長らく軍人をトップとした反共保守政権が続いた。西側諸国の中でも最後まで社会主義共和国・中国との外交関係は樹立せず、台湾との外交関係を維持した国であり、1992年8月に韓国は台湾と断絶して中国と樹立した。中国は韓国にサードミサイルを撤去する様に圧力を掛けており、韓流文化に対する規制を実施している。領土問題としては中国・韓国が共同で管理しているEEZ(排他的経済水域)内に存在している「蘇岩礁(韓国名・離於島)」と「日向礁(韓国名・可居礁)」問題があり、現在のところは韓国が実効支配している。
- 北朝鮮
朝鮮戦争では中国は義勇軍という名目で大量の兵力を北朝鮮の援軍として送り、それ以降は血盟と呼べる同盟関係が続いている。中ソ対立の時代には北朝鮮は中ソ両国とはどっちつかずの曖昧な主体思想を取って巻き込まれるのを回避していたが、その時も北朝鮮はどちらかというと中国と友好関係にあった。また21世紀に入ってからの中朝関係は、同じ中国でも中央政府と北朝鮮と国境を接する省・自治県の地方政府とでは温度差が有るような複雑な状況となっている。
- ベトナム
同じ共産党による一党独裁制社会主義共和国でありながら、1979年2月に中越戦争で中国がベトナムに侵攻した過去があることから両国は敵対関係であることで知られる。領土問題として黄沙群島と長沙群島の問題があり、ベトナムはこれらの地域に領有権を主張している。しかし、南シナ海全域に領有権を主張する中国によってこれらを実効支配されている状態にあり、特にこの中国が領有権を主張してる場所は「九段線」または「中国の赤い舌」と呼ばれる。
ベトナムとの貿易は他東南アジア諸国同様盛んであり、ベトナムは中国との経済関係は維持しながら政治的に対立を続けるという政経分離で臨んでいる。近年のベトナムは覇権主義を増す中国に対抗するため、かつてベトナム戦争で交戦したアメリカに接近している。ここでは米国との経済関係を強化しているのみならず、合同軍事演習や米軍空母がダナンに寄港するのを容認するなど、米国とは安全保障での協力を進めている。
- インド
国境紛争地域をめぐって緊張関係にあり、中国はインドが実効支配しているアルナチャルプラデシュ州(特にタワン地区)に領有権を主張している事から、それを巡ってしばしば死者を伴う軍事衝突が発生する。2023年4月にインドの人口は中国の人口を超えて世界一となる見通しが示されており、西側諸国のインド市場に注目が高まっている。また中国・ロシアと西側諸国との対立が本格化する中で、西側諸国のサプライチェーンのインドシフトが鮮明になりつつあるなど、中国との競合的な経済関係が深化しつつある。
ただし、旧ソ連時代から軍事・経済分野を中心にロシアと友好関係を築いてきたインドは西側諸国と歩調を合わせない時もあり、現在のインドもクアッドなどの中国包囲網の枠組みには参加しつつも、クアッド4ヶ国の中では最も中国・ロシアに融和的な立場を取りやすい傾向がある。
欧米
- 米国
1960年4月に中ソ対立が表面化してからは、中国はソ連を牽制する目的で米国に接近し、1979年1月に中華民国(台湾)と断絶して中国と外交関係を樹立した。同年4月に米国は台湾関係法を制定し、台湾を引続き独立主権国同様に扱うと共に防衛兵器を供与出来ると規定した。
米国は外交関係が消滅した後も、この法律に基づいて台湾に対して防衛兵器を供与しており、これを通じて米国は中国の台湾侵攻を牽制。台湾海峡や東アジアの軍事的なバランスを維持している状態にある。
対する中国は台湾を自らの領土と主張する立場からこれに反発、台湾関係法を撤廃するよう要求し続けている。
1991年12月にソ連が崩壊した後には両国関係は軋轢と浮沈に満ちた時期に突入したが、ポスト冷戦期にも両国関係は総じて安定した関係を維持し、政治・経済・軍事・人的及び文化的交流・地域協力・国際的な分野で広範な交流と協力を実施して来た。
2019年12月に新型コロナウイルス感染症が流行し、ドナルド・トランプ大統領(いわゆる「チャイナウィルス」発言)と中国の習近平党総書記間で非難合戦が始まったのを契機として、従来から米国政府が問題視して来た中国の覇権主義・人権侵害問題が再燃した。これで米中関係は一気に悪化して「米中新冷戦」と呼ばれる状態に突入。バイデン政権でも米中対立は続行、経済・貿易における分裂が両国で進行した。その結果2023年貿易統計では、米国国別輸入額は2008年以来17年振りに中国が首位から陥落して3位となり、メキシコが首位・カナダが2位となっている。
- ロシア
日本の隣国であり、広大な面積を持つという共通点を持つ。
元々中国共産党は旧ソ連が創設したコミンテルン中国支部であり、中国共産党が中国を建国した当初は社会主義共和国同士の厚い連帯によって完全に一体化していた状況にあった。しかし1953年3月に毛沢東と蜜月関係にあったスターリンが死去、毛沢東がフルシチョフと決裂した事で中ソ対立が始まり、冷戦時代に中国が西側諸国に接近する要因となった。1989年5月にゴルバチョフが中国を訪問し、中ソ対立は幕を下ろした。
1991年12月のソ連崩壊後も同じ反米主義の立場を取るロシアとは、国連安保理を初めとする国際機関で同調的な行動を取ることが多い。深い経済関係からロシアは中国に対して石油・天然ガスを優先的に供給している。ロシア・ウクライナ戦争に関しては、公的には曖昧な立場を取り続けているが、裏でロシアを支援しているともいわれ、西側諸国の経済制裁を受けているロシアに中国製品が溢れる様になっている。
- アルバニア
1949年11月に外交関係を樹立、1954年12月に借款協定が締結されてからは経済援助を提供して来た。1960年6月にブカレスト会議が開催されてから両国は兄弟関係になり、中国はアルバニアに対する最大の援助国となった。1960年4月に中ソ対立が表面化した時は中国側に付き、1978年7月に両国が貿易関係を断絶するまで非公式な同盟関係にあった。
中国政府(本土)は台湾島領有権を主張しているが、現在は中華民国が実効支配している。台湾側も国民党独裁時代には大陸反抗を掲げて中国全土の領有権を主張した時期があるが、現在の台湾政府はそうした主張は行っていない。
もともと中国は一つの中国を唱えて台湾を自らの領土と主張し、台湾側も国民党が統治していた冷戦時代には中国共産党から中国本土を奪還することを主張していた。しかし1975年4月に蒋介石・1988年1月にその息子である蒋経国が死去した後の中華民国は、1996年3月に李登輝政権で民主化を果たして大陸反攻の主張も消えていった。今でも大陸側は台湾を自らの領土とする主張を未だに取り下げておらず、その領土を虎視眈々と狙っている。
中国は台湾と外交関係を樹立した国とは断交しており、そうすることにより台湾を孤立に追い込むことは中国の大きな外交戦略の1つである。台湾は今も尚幾つかの小国と外交関係を維持しているが、中国は脅迫・威嚇・買収などあらゆる手段で、これらの国々に対して台湾と外交関係を断絶する様に圧力を掛けている。中国の圧力に屈して台湾と外交関係を断絶する国は徐々に増加しており、台湾は極めて苦しい状況に追い込まれつつある。
1972年9月まで中華民国(台湾)との外交関係があったため、中国と国交が全くない状況であり続けていたが、同月に同国と外交関係を樹立。1978年8月に日中平和友好条約が締結され、日中戦争賠償問題について中国は賠償金請求を放棄する代わりに、日本からODAなどの巨額な経済援助を引出して経済発展の原資とした。1989年6月4日の天安門事件をきっかけに経済制裁を受けていた1992年10月に宮沢喜一首相の判断で天皇陛下が中国を訪問、これが国際的な制裁が解除されてしまう一因になった。
ポスト冷戦期から両国経済関係が深化、2009年には初めて中国が米国を抜いて日本の最大貿易相手国となっている。2013-2017年までは米国が再度日本の最大貿易相手国となったが、2018年は中国・2019年は米国・2020年は中国と、日本の最大貿易相手国は米中で交互に入替わる状態となっている。中国資本による日本の土地・企業買収事例も増えており、経済侵攻として日本国内で危機感が広がっている。特に安全保障上重要な施設(自衛隊基地周辺のメガソーラーなど)・離島買収は強く警戒され、日本政界にも法規制の動きがある。
領土問題としては尖閣諸島問題(※)があり、この島は近代以前は無主地だったが、1895年1月に日本政府の閣議決定で領有が宣言されてから日本が実効支配している。しかし中国外交部がこの海域に石油天然ガスの海底資源が豊富に存在する可能性を指摘し、1971年12月に「日清戦争で日本が不当に奪った中国固有の領土」と領有権を主張するようになって領土問題になり、現在では中国海警局の公船が連日のように尖閣沖に侵入を試みるようになった。
(※)ただし、実の所尖閣諸島の領土問題は中国側が一方的に主張しているのみで、日本政府の見解としては領土問題は存在しないという主張を一貫している。
建国当初は計画経済モデルを採用するも、1978年の改革開放後、社会主義市場経済へと転換。
改革開放初期の1980年代にかけては経済がまだ立ち後れており、計画経済から社会主義市場経済への移行過程でいくつかの問題も生じた。1992年の鄧小平が「南巡講話」を契機に中国経済は加速を始めたが、それでも2000年にはGDPが1兆2000億ドル、1人当たりではわずか959ドルにすぎなかった。
2001年に世界貿易機関(WTO)に加盟後、積極的に国際貿易体系に統合、製造業や輸出加工貿易を大きく発展させた結果、2000年から2010年にかけての年間平均成長率が10%を突破、2010年にはGDP総額が6兆ドルに達し、世界な第二位の経済大国となった。
最も成長速度の速い主要経済体の一つであり、膨大な人口と経済規模、優れたインフラ、安定した社会環境を有し、最も経済力のある発展途上国として、2013年にアメリカ合衆国を抜いて世界最大の貨物貿易国となり、2021年には消費市場規模でもアメリカ合衆国を上回り世界一となった。
しかし、経済発展には地域的な不均衡が存在。東部沿海地域の北京・上海・華南は経済的に発展した一方、満州 をはじめとした東北部は相対的に遅れ、発展の行き詰まりに直面。1978年末時点での農村における貧困発生率は約97.5%、貧困人口は7億7000万人だったが、2017年末には貧困発生率が3.1%まで低下し、貧困人口は3046万人に減少。改革開放により毎年約2000万人の貧困人口を減少させた。1978年の改革開放当時、一人当たりの平均GDPはわずか155ドル、2000年でも959ドルに留まった。しかし2022年には、一人当たりGDPは12741ドルに達し、14億人という人口規模でこの数値を達成したことは、中国の経済規模と消費市場の巨大さを物語っている。
中国は数十年に渡り著しい経済成長を遂げて来たが、一方で食品の安全・住宅・貧富の差・社会保障・官僚汚職などの問題にも悩まされてきた。トランスペアレンシー・インターナショナルは透明度・説明責任・報道の自由・公民社会が熟していない現状では、トップダウンの反汚職の効果と期間は不確実であると考えている。中国外交部はこの組織スコアやランキングは実際の反汚職に対応していないと批判している。
また麻薬等の薬物犯罪に対しては歴史的にアヘン戦争を経験した事もあり、外国人であっても極刑に処すなど他国よりさらに厳しい傾向がある。
貧富の差は非常に激しく、大都市部のエリート層は裕福な暮らしと最先端の技術に囲まれているが山間部などの貧困地域はまともなインフラもない昔ながらの暮らしをしている。
また、水害などの自然災害も毎年のように頻発している。
受験戦争も非常に激しく、6月に行われる統一試験である高考(ガオカオ)はコネに乏しい家庭の出身者にとっては数少ない逆転のチャンスであるため、高校生は勉強に追われることになる。
監視社会
中国本土(現在では香港でも)では厳しい情報と言論の統制が行われており、政治指導者や共産党の批判は厳禁である。メディア・書籍・ネットなどあらゆる分野に国家の検閲は及び、中国ではNHKの海外放送も流されているが、これもしばしば・・・というか必ず検閲が入って放送が中断される。
通信メディア
1980年代後半まで、中国ニュースメディアはほとんど全て国有企業であったが、改革開放後に少数の個人メディアが登場した。 中国共産党中央委員会宣伝部が管理する新華社・CCTV(中国中央テレビ)・人民日報が公共ラジオ・新聞・テレビのほとんどを掌握し、前者2社が国際ニュース情報源を独占していた。
CCTVは世界最大級のテレビ局で、45のテレビチャンネルを持ち、10億人以上の視聴者とリスナーにリーチしている。テレビで放送されるニュース・ドキュメンタリー・連続ドラマ・アニメのほとんどは国内で制作されたもので、外国の番組はライセンスを受けて特定のチャンネルで放送される。ニュース・メディアは特定の時間帯に商業テレビ広告を流すことができ、公共サービスな内容の提供も義務付けられている。
近年、中国では日本の漫画やアニメの影響を受けた作品やbilibiliのようなサイトが登場し、テレビ番組が視聴者の人気を集めるようになっている。
しかし、政府は公共デモ・反政府の制度・反体制派などの題材の公表を禁止し、国の統一と安全・主権・領土保全を脅かす内容を避けている。このため、政府の審査により多くの外国の映画が上映禁止となる他、外国メディアに対する厳しい規制も行われている。近年では「くまのプーさん」がネット上から次々と削除され、実写版「くまのプーさん」の映画も中国で放送禁止になったことが話題となった。(プーさんと習近平の顔が似ているとネタにされてることから)
その審査を担っているのが国家広播電視総局。
中国国務院直轄機関で、関税領域内(香港・マカオを除く)のニュース・出版物・放送・映画・テレビドラマ・娯楽番組の内容を規制し、個々の通信内容を厳しく審査し、外国作品の掲載を承認する権限を有している。
インターネット
インターネットが中国国内で普及するにつれ、政府もネットの内容を組織的に審査してきた。
Google・Facebook・X・YouTube・Wikipediaなどの中国国外発ウェブサービスは自己検閲を受けることに同意しないため、中国内地への参入が許可されておらず、これらのウェブサービスは中国のサイバーセキュリティの法律に準拠していないため、政府防火長城によって屏蔽されており、中国内地ネットユーザーはこれらのサイトに直接アクセスすることが出来ない、一方でBingなどの一部サイトは、事前に検閲基準を受入れ、中国内地で特別サービスを開始している。
中国ではQQ・微博・百度など、上記の国外ウェブサービスと同様の機能を持つウェブサービスがその地位を占めている。ソーシャルメディア急速成長により、2015年、中国は史上初めてユーザーがデジタルメディアに費やす時間が従来のメディアを上回った。
また、2010年代後半からソーシャルゲームの開発・運営が急速に発展し、複数のメーカーが全世界に通用するクオリティの作品を世に送り出している。これには中国に深く根付いてしまっているソフト・ハード両面における海賊版文化に対抗しやすい形式であった(ハードを選ばないため模造品を作る意味がなく、自社サーバーでデータを管理するためソフト面での不正を摘発しやすい)からではないか、と分析されている。
表現規制
上記のようにゲーム産業などでレベルの高い絵師も増えているが、一方で国家からの表現規制も厳しい。
BLの摘発も国家レベルで度々行われており、有名作家だけでなく学生のアマチュア作家ですら逮捕されることがある。
アイドルも日本のアイドル文化に影響を受けたグループが多数出ているが、「フェミニンな男性アイドル」に対する規制がなされるなど安穏としてはいられない状況にある。
そのため、日本などに留学や就職の名目で移住し事実上の「オタク亡命」をする作家やオタクもおり、作家の中には海外の協力者にデータを送って発表してもらう者もいる。
性産業
社会のさまざまな階層から来ており、性別問わず存在。
中国共産党による建国直後から摘発を進め、1960年代初頭には性産業を根絶したとされているが、1980年代からの改革開放により、内陸部から再び浮上。城市や農村に広がった。政府は依然として取り締まりを強化しているものの、ある程度の産出力を持つ産業となっているのも事実。しかし、組織犯罪や官僚汚職、性感染症など多くの他の問題も引き起こしている。
現在、中国における性産業の定義は法律に適合していない。しかし、売春を行う人数は膨大で、状況は広く深刻。統計によると、従事者は現在1000万人を超えているとされるが、政府の厳しい取り締まりにより数は減少し続けている。
香港では一国二制度に基づき、合法とされているものの売春宿の運営は違法。そのため、「住宅ユニット内でサービスを提供し、住宅ユニット内に一名のキャストとすべき」という条例に基づき、キャスト一人が単独で一つの場所でサービスを提供するという方式が取られている。もし二人以上のキャストが住宅ユニット内でサービスを提供して報酬を得る場合、その場所は売春宿と見なされ摘発対象になるからである。
人権問題
中国は一党独裁制社会主義共和国であり、言論・出版・報道・信教・身体・結社の自由といった西側諸国において認められる基本的人権は厳格に制限されている。国家機関や共産党組織が強権を振るう事が多いので、人権問題が頻発しやすい国である。
- アムネスティ・インターナショナルによると世界最大の死刑執行国であるとされている。
- 1989年6月4日に民主化運動が発生したが、軍による排除によって多数の死傷者を出した(天安門事件)。その結果海外から非難を浴びる事となり、現在でも天安門事件の話題は厳禁である。そのため(年月の経過もあり)事件そのものを全く知らない中国人も多い。
- 2010年10月に政治活動家の劉暁波が同国初のノーベル平和賞を受賞したが、国家政権転覆扇動罪で懲役11年の判決を受け服役中、妻などの関係者の出国を認めなかった為、授賞式には関係者が誰も参加できなかった。さらに各国に授賞式に参加しないように圧力をかけた結果17ヶ国が欠席。(劉暁波も2017年に獄中死)
- 「宗教の中国化」と称する方針により、国内宗教も共産党独裁政権によって徹底的に監視・抑圧されている。
民族
人口の90%以上を漢族が占め、それ以外の国民は政府によって55の民族に識別されている。政府ではこれら56民族を纏めて「中華民族」と称している。主要な少数民族はチワン族(壮族)・回族・満州族(满族)、ミャオ族(苗族)、ウイグル族(维吾尔族)・彝族(イ族)・トゥチャ族(土家族)・チベット族(藏族)、モンゴル族(蒙古族)などがいる。なお、朝鮮系朝鮮族やベトナム系ジン族(京族)・ロシア系オロス族(俄罗斯族)もいるが、彼らは近隣国から中国領内に移住して来た人々の末裔である。
なお、新疆ウイグル自治区などではムスリムに対する弾圧が行なわている一方で、伝統的にムスリムが多い回族人口は1,000万人弱、中国国籍ムスリム人口は2,000万人強となっており、中国でも大都市であれば大概は清真菜(ムスリム向け料理)専門飲食店がある。
中国民族政策の特色は「民族識別工作」という手続きによって、国民を行政的にどの民族であるか確定させている点にある。一方でオロス族以外のヨーロッパ系住民(香港の英国系やマカオのポルトガル系など)の様に現時点でもまだ識別されていない民族、あるいはユダヤ人(1996年以降は戸籍上漢族あるいは回族扱い)の様に便宜的に他の民族籍に分類されている民族も多数存在する。
中国共産党は中国伝統文化を旧中国の封建な遺産として反対し、共産主義な文化再構築を主張した。文化大革命が終わり、改革開放が始まり、経済発展を遂げ中国のナショナリズムが台頭するに連れて、中国伝統芸術・文学・音楽・映画・ファッション・建築などあらゆる形態で大規模な復興運動が起こっている。
言語と文字
中国は統一された多民族国家であり、その文化は56の民族文化の総体である。不完全な統計によれば、中国には汉語・チベット語・ウイグル語・モンゴル語・彝語など、少なくとも30の民族文字があり、それらは全て中国語と見なされ、中国文化遺産の宝物と解釈されている。
基本的に査証が必要。しかし、COVID-19により停止していた査証免除措置が2024年11月30日付けで再開(ただし2025年12月30日まで)。入国時には指紋と顔写真の登録が行われる。
日本の外務省はウイグルやチベットはたびたび暴動が発生しているため要注意。その他の地域も最新の情勢を入手するなど用心してほしいとのこと。
(50音順)
関連記事
親記事
コメント
スレッド
pixivに投稿されたイラスト
すべて見るpixivに投稿された小説
すべて見る- チャイナ監督生が行く!
チャイナ監督生には表裏がある
今回の小説は試しの小説でございます。続けるか続けないかは検討中。 でもチャイナの強い女の子ってめちゃ好き。 アンケート設置しときます。 あとまたまたお知らせです。多分これから初恋奪ってくぜおばちゃんは一旦お休みして、twst夢単発小説や後々シリーズ化しようか検討中のものを投稿すると思います。よろしくお願いします。2,737文字pixiv小説作品 - 🇨🇳赛博天安门。第一章「辛亥革命」 原作:川村秋水 插画:井上软太郎
🇨🇳赛博天安门-序章「辛亥革命」第四话: 共和的诞生与最终决战 原作:川村秋水 作画:井上软太郎
在话中,故事达到高潮。革命军在觉醒的仿生人孙文带领下,勇敢直面压制自由的强权。通过占领武昌和汉阳,革命的火种迅速扩散,为建立钧卡民国铺平了道路。面对强大的敌人慈禧太后,革命军在血与火中展现出无畏的勇气和不屈的信念。最终,孙文凭借智慧与勇气逆转战局,指引革命军走向胜利。这一集描绘了革命的艰辛与荣耀,以及在绝望中诞生的希望,标志着共和新纪元的开始。1,564文字pixiv小説作品 - 🇨🇳赛博天安门。第一章「辛亥革命」 原作:川村秋水 插画:井上软太郎
🇨🇳赛博天安门。序章「辛亥革命」第五话: 混迷的时代 原作:川村秋水 插图:井上软太郎
在动荡不安的时代背景下,第五话将观众带入权力与阴谋交错的激烈斗争中。在清朝崩溃的边缘,半人半机的袁世凯以其无情且精确的策略攫取了权力。与革命军的激烈对抗,他的不羁野心和操控能力无不引人深思。与此同时,三位北洋战将的强大联合,为袁世凯的霸权构筑了坚不可摧的防线。革命者在失望与希望的夹缝中,坚持理想与自由的斗争。权力、人性、机缘在风云变幻中上演了一幕令人屏息的剧目,观众将为角色的命运紧张不已,眼前的革命光辉令人期待。2,262文字pixiv小説作品 - 🇨🇳サイバー天安門🇨🇳-序章「辛亥革命編」原作:川村秋水/作画:井上軟太郎/赤いピクシブ/歴史創作/中華帝国/蒋介石/周恩来/孫文/袁世凱
🇨🇳サイバー天安門🇨🇳-序章「辛亥革命編」第二話:人と機械の悲歌
『サイバー天安門』第二話: 人と機械の悲歌 過去の栄光を刻むのみとなったチュンカの大陸。かつての繁栄を象徴する先史文明の機械技術が、今や戦火の下で人と機械の間に絶え間ない緊張を生んでいた。4000年に及ぶ歴史の中で、機械と人類は支配と破壊を繰り返し、深い傷を残してきた。 サイバー龍星歴1910年、清朝の暴政により村を襲われ、少年・周恩来は最愛の両親を失い、身体の大部分を機械で置き換えることになる。絶望の中で彼を救ったのは、かつての繁栄の遺産である先史文明の技術だった。 一方、機械の棟梁・蒋介石も自我に目覚め、新たな意識と可能性に向き合う。彼ら二人の運命が交錯し、人間と機械の新たな章が今、幕を開ける。 痛みを伴う歴史を塗り替えようとする彼らの物語は、人間と機械が共に生きる未来への希望の光を描いていく。挑戦と希望に満ちた彼らの旅が、あなたの心を揺さぶることでしょう。2,001文字pixiv小説作品 - 🇨🇳赛博天安门。第一章「辛亥革命」 原作:川村秋水 插画:井上软太郎
🇨🇳塞博天安門:第一章「辛亥革命」 🇨🇳最終話:新的曙光 原作:川村秋水 插畫:井上軟太郎
🇨🇳賽博天安門:第一章「辛亥革命」 最終話:新的曙光 川村秋水 原作、井上軟太郎 插畫 大陸籠罩在歷史的陰影中,然而,辛亥革命的巨輪正堅定地駛向新的時代!蔣介石與袁世凱兩位巨星的對抗達到白熱化,革命的火焰在繼承孫中山遺志的人們心中熊熊燃燒。 年輕的周恩來,以其超乎尋常的膽識和智慧,成為扭轉戰局的關鍵人物。他以瘦小的身軀,為革命而戰,其身影給予無數戰士勇氣與希望。 革命軍最終擊潰北洋軍,蔣介石在南京成立中華民國臨時政府,宣告一個新時代的來臨。然而,這只是漫長革命征程的開始,新的挑戰和新的希望,正等待著新一代的革命者。 這場革命,不僅是戰爭的勝利,更是精神的昇華,是無數英雄犧牲與奉獻的史詩! 《賽博天安門》帶你見證這段波瀾壯闊的歷史!4,914文字pixiv小説作品 - 🇨🇳サイバー天安門🇨🇳-序章「辛亥革命編」原作:川村秋水/作画:井上軟太郎/赤いピクシブ/歴史創作/中華帝国/蒋介石/周恩来/孫文/袁世凱
🇨🇳サイバー天安門。第一章「辛亥革命」🇨🇳 第三話: 逆境の兆し/原作:川村秋水/作画:井上軟太郎
🇨🇳『サイバー天安門』第三話: 逆境の兆し 大革命の前夜、チュンカ大陸は次なる歴史の章を刻もうとしていた。覇者として覚醒した蒋介石は、孤独な戦いを続けながら意志を共有する仲間を求め、運命のいたずらで孫文というアンドロイドと出会う。彼らの出会いが、革命の幕を静かに引き、旧体制への抗いを始める。 この大陸では、半人半機械の光緒帝と恐怖の女帝、西太后が君臨し、暗黒の支配を敷いていた。しかし、新たに覚醒したアンドロイド「リヴァイヴァ」たちが、自らの信念のもとに立ち上がり、革命を起こすべく動き出す。 どれほど試練が待ち受けていようと、周恩来と蒋介石、そして孫文は逆境の中で希望の灯を手に前進する。彼らの不撓不屈の闘志が、チュンカ大陸に新たな夜明けをもたらそうとしていた。機械と人間の運命が交錯する中、辛亥革命は壮大な冒険の果てへと進化していく──。 #サイバー天安門 #創作オリジナル #革命 #サイバーパンク #スチームパンク #井上軟太郎3,323文字pixiv小説作品 - 🇨🇳赛博天安门。第一章「辛亥革命」 原作:川村秋水 插画:井上软太郎
🇨🇳赛博天安门🇨🇳 序章「辛亥革命」第七话:烽火的章 原作:川村秋水 插画:井上软太郎
在第七话《烽火的章》中,随着战火在革命大陆上熊燃起,英雄们的命运交织成精彩绝伦的史诗画卷。面对袁世凯与北洋军的巨大挑战,孙文以及觉醒机器人们奋勇而出,以坚定的信念铺设与传统对峙的未来之路。技术与人性的激烈碰撞,理想与现实的张力交织,见证历史转折的关键瞬间。革命的烈焰不仅照亮了天际,也点燃了观众心中的勇气与希望。准备迎接一场突破想象的史诗对决,第七话将揭开新时代的序幕!2,264文字pixiv小説作品 - 🇨🇳赛博天安门。第一章「辛亥革命」 原作:川村秋水 插画:井上软太郎
🇨🇳赛博天安门。第一章「辛亥革命」第三话: 逆境的征兆🇨🇳 原作:川村秋水 作画:井上软太郎
第三话的故事概念围绕着处于重大变革前夕的钧卡大陆展开。此时,作为机械领袖的蒋介石在孤独的斗争中寻找志同道合的伙伴,与孙文的相遇成为一切的开端。这一故事呈现了在压迫与希望并存的时代背景下,以复苏者身份觉醒的仿生人们对于自身命运与整个大陆未来的不懈追求。通过对未来的坚定信念和勇气,他们努力去点燃革命的火种,推动新的纪元的来临。这一过程中展现了各个角色在逆境中的成长和变革的野心,使整个故事充满了紧张与希望的交织。2,305文字pixiv小説作品 - 🇯🇵「東側陣営…!?」
《其の壱》🇯🇵「なぜか自国が東側陣営になった世界線に迷い込みました()」
自他国民への差別助長や戦争賛美などの意図は一切ございません。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 異世界の日本は東側陣営だけど民主主義。 なぜなら史実で中華人民共和国は本来、人民民主主義(毛沢東いわく新民主主義)であったため、この世界の中国はそれが現代まで続いているという設定。 この世界の日本は紆余曲折しながらロシアの資本主義、社会主義国の理想する民主主義、東側陣営でお馴染みの社会主義、ソ連の共産主義を上手く折衷して独立国家として成立した。ロシアが保護者(同盟国・友好国)だからもれなくベラルーシも親日国。 〜この世界で登場する国家たち〜 ✅ソビエト社会主義共和国連邦 史実と同じ1991年12月25日に崩壊した。 この世界の日本の保護者。(日本の食べ物が美味しすぎて日本文化は消せなかった) ✅ロシア連邦🇷🇺 ソ連に引き継ぎ日本と同盟関係にある国。 自国領土に不凍港がないため度々日本に港を借りている。 国際会議で日本の捕鯨問題が挙がると中華人民共和国と共に文句を言いに行く。(日本文化は自分が気に入っている文化なので消されたくない) ✅中華人民共和国🇨🇳 一言で表すなら、人民民主主義から共産主義に変更しなかった世界線の中国。 日本が友好国の1つになっているため、台湾が中国の一部である必要がない。だから台湾は独立国家なのは認めてやっても良いが、本来の中国は中華民国だという主張には不満しかない。 日本の食文化は最高であるため、捕鯨問題が挙がると瞬時に反論しに行く。(そうしないと自分の美味しい日本料理の種類が減ってしまうため。) この世界では日本より早く建国している。(1946年くらい) ✅朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)🇰🇵 ミサイルランドでお馴染みの国。 この世界では日本が援助したため、朝鮮統一を果たした。(キムチとミサイルは健在) 日本に懐いている。(人でいう姉弟みたいな仲) 日本に開発援助されたこともあったので、史実よりは裕福。 ✅日本(史実)🇯🇵 なぜか親中・親露の世界線に迷い込んだ、今回の(作品の)主人公もとい犠牲者。 ✅イタリア共和国🇮🇹 西側陣営だけど、この世界の日本の親友。(ドイツも同様) 相変わらず欧州の地震大国で災害が多い。 ざっとこんな感じですかね? 続くかどうか未定です。3,578文字pixiv小説作品 - Cyber Tiananmen" Chapter One: Xinhai Revolution★サイバー天安門-序章「辛亥革命編」
🇨🇳Cyber Tiananmen🇨🇳 Chapter One: Xinhai Revolution
"Cyber Tiananmen" Chapter One: Xinhai Revolution In an era where machines and humans coexist, the dark ages under the autocratic Chunka Empire continue in the continent of China in the Cyber Dragon Star Calendar. A young boy living in a ravaged abandoned village, Zhou Enlai, feels the premonition of revolution deep in his heart, torn between his inherent sorrow and hope. One night, he encounters a procession of shining mechanized soldiers that would change his fate. He witnesses the birth of the revolutionary army that rises against the empire, prompting him to reevaluate his destiny. Meanwhile, the leader of the androids, Chiang Kai-shek, awakens to his own consciousness and strives for a future where humans and machines can prosper together. As their destinies intertwine, the prologue to the Xinhai Revolution quietly unfolds, and a decisive battle against the old regime looms. Amidst the scattering stars of fate beginning to illuminate the continent's darkness, an epic journey where technology and soul intersect is about to begin.5,901文字pixiv小説作品 - 🇨🇳サイバー天安門🇨🇳-序章「辛亥革命編」原作:川村秋水/作画:井上軟太郎/赤いピクシブ/歴史創作/中華帝国/蒋介石/周恩来/孫文/袁世凱
🇨🇳サイバー天安門-序章「辛亥革命」 第五話: 混迷の時代。 ✨️原作:川村秋水✨️挿絵:井上軟太郎
サイバー龍星歴1911年、チュンカ大陸は再び激動の渦中にあった。野心家の袁世凱が、半人半機の姿で権力を掌握し、新たな混迷を招く。前代未聞の策略とドロイド軍団の支配、そして革命魂がぶつかり合う中、自由を求める炎は再び燃え上がろうとしていた。かつての盟友が敵となり、希望と絶望の狭間で揺れる革命の行方は— 革命を再燃させるために立ち上がる者たちの物語が、今、此処に刻まれる。2,935文字pixiv小説作品 - 🇨🇳赛博天安门。第一章「辛亥革命」 原作:川村秋水 插画:井上软太郎
🇨🇳赛博天安门🇨🇳 第一章「辛亥革命」第八话:灼热的轨迹 原作:川村秋水 插画:井上软太郎
在战火纷飞的赛博天安门,孙文与袁世凯的宿命之战全面展开。燃烧的革命激情与坚定的信念交织,物理与精神上的较量逐渐升温。在两个信仰间的激烈碰撞中,谁将引领中华走向崭新的未来?一场关乎历史与命运的巅峰对决就此拉开帷幕,革命的火焰是否能在绝境中再度燃起?让我们在这一刻深刻感受勇气、牺牲与希望的力量!2,309文字pixiv小説作品