俊二
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としふた
俊二は、『君の名は。』の登場人物、宮水(溝口)俊樹と宮水二葉のカップリングである。
同時に、夫婦である。
原作では二人の描写は極端なまでに少ないが、外伝小説君の名は。AnotherSide:Earthboundで、二人が糸守で出会い、その後俊樹が婿入りする形で結婚し、その後に娘の宮水三葉と宮水四葉の誕生を経て、二葉の死と言う形で別離するまでが描かれている。
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第2章「探される者たち~糸守にて……回想」
俊樹「今回は主役である私たちの登場か。 しかし、認めたくないものだな……若さ故の過ちとはいえ、犯罪行為をしなければどうしようもないとは……この筆者の書く今後の展開は、原作よりもとんでもない大掛かりな展開の描写になりそうだな」 公一「というより、俺たちはもう若くないだろ、俊樹。」 二葉「そうやね、公一君。 でも、そうでもしないと私どころか、糸守町も湖に沈んでそこに隕石が落ちて大勢の人が犠牲になるか、ダムが実現しなくても原作どおり隕石で全滅するか、両極端な難題を突きつけられているんですね」 怜美「それはそうだけど、俊樹さんに対する私と二葉さんのこの差は何なのかしら……? それに14年前からこうなっていたなんて、殆ど出来レースじゃない!」 二葉「……すみません、怜美さん」 公一「貧乏くじなら俺もだぞ、筆者さん。 ”二葉の中の人”や”その弟さん”のネタを使って、俺の声や態度、更には俊樹入り二葉のイメージや俊樹入り二葉が巫女装束を着て剣舞を披露する描写まで作るに留まらず、その俊樹入り二葉の暴走行為の尻拭いを俺がしたことにするやら……勘弁してくれよ……」 俊樹「すまない……公一」 怜美「積もる話はいいから、時間も圧していることだし、話を戻しましょう。 前回は俊樹さんと私と私の同窓たちが出たけど、今回は二葉さんと公一君の出番ね。 それでは、はじめましょうか」 俊樹と二葉と公一と怜美「「「「”もしも君の名は。 ~糸の監獄(いとのおり)脱走大作戦” 第2章、はじまりま~す!」」」」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ~前回のあらすじ~ 京都駅で無言の圧力で捕まえられた溝口俊樹は、婚約者の前田怜美に彼女の父で指導教授の命令という二本の刃を喉元に突きつけられたこともあり、彼女と彼女の大学の同窓たちを旅の仲間にやむなく加え、急行「たかやま」で糸守へと向かった。 そして糸守で向かった先の宮水神社で、俊樹はとうとう”彼女”との邂逅を果たし、一方で怜美は1年前に糸守と宮水神社を訪ねていた為に再会を果たし、彼女と俊樹との関係や彼女の正体を探ろうとするのだった。 追記:前回のあらすじを追加しました。 追記2:誤字を発見したので修正しました。 追記3:キャプションの内容に誤字を発見したので、加筆の上で修正しました。 追記4:第3章へのリンクを追加しました。 追記5:誤字を発見したので修正しました。11,011文字pixiv小説作品 - あなたの名は。
『あなたの名は。』 プロローグ
君の名は。を6回観ても飽き足らず、ピクシブで投稿されている作品群にあてられて、とうとう自分で書き始めてしまいました。 下記設定を考慮した上でお読みいただくのを推奨いたしますので、よろしくお願い致します。 ・本編後の物語となります。 ・君の名は。AnotherSide:Earthbound の設定を多く含みます。 ・SF要素を含む物語展開が起きます。 ・瀧三要素はありますが、一部となります。 ・瀧が過去へタイムトラベルし、三葉の両親の馴れ初めを少し曲げてしまい、それを戻そうと奔走するバックトゥなんとかな要素を含みます。 以上を踏まえ、ご覧いただければ幸いです。1,611文字pixiv小説作品 (君の名は。SS)Prologue of your name
君の名は。テレビ放送記念! 三葉の両親、俊樹と二葉の話になります。 二次創作ですので、稚拙な部分はご容赦くださいませ。20,742文字pixiv小説作品- あなたの名は。
『あなたの名は。』 第ニ話:俺の名は。
前回投稿より少し日にちが空いてしまいました。 その間にも、沢山の方々に読んでいただいたようで非常に嬉しく思います。 今回は、瀧と二葉のお話となります。プロローグに連なる部分となりますが、瀧三要素がここから薄れてしまいますので、瀧三を摂取したい方には退屈となってしまうかもしれません。 下記設定を考慮した上でお読みいただくのを推奨いたしますので、よろしくお願い致します。 ・本編後の物語となります。 ・君の名は。AnotherSide:Earthbound の設定を多く含みます。 ・SF要素を含む物語展開が起きます。 ・瀧三要素はありますが、一部となります。 ・瀧が過去へタイムトラベルし、三葉の両親の馴れ初めを少し曲げてしまい、それを戻そうと奔走するバックトゥなんとかな要素を含みます。 以上を踏まえ、ご覧くださいませ。4,829文字pixiv小説作品 - あなたの名は。
『あなたの名は。』 第五話:あなたの名は。
いよいよ終わりが見えてきました。 ここまでお付合いくださり、本当にありがとうございます。 次のお話でラストとなります。 下記設定を考慮した上でお読みいただくのを推奨いたしますので、よろしくお願い致します。 ・本編後の物語となります。 ・君の名は。AnotherSide:Earthbound の設定を多く含みます。 ・SF要素を含む物語展開が起きます。 ・瀧三要素はありますが、一部となります。 ・瀧が過去へタイムトラベルし、三葉の両親の馴れ初めを少し曲げてしまい、それを戻そうと奔走するバックトゥなんとかな要素を含みます。 以上を踏まえ、ご覧くださいませ。5,282文字pixiv小説作品 - もしも君の名は。外伝
第4章「昭和最後の糸守騒乱~二葉の、こころのこえ」
加藤有花「今回は私たちみたいやさ」 勅使河原弘隆「そうみたいやな。 なんか門戸入のおっさんの事で糸守中がきな臭くなってきとるな」 有花「私は、公一君と二葉はお似合いだと思っとったんやけどなぁ」 弘隆「まっ、しゃ~ないわ。 本人たちがそうなる気がないんやし、門戸入のおっさんと二葉のお袋さんとの当人だけの”お互いの総意”っつう策略が明らかになってまったんや。 もう、起こることはあらへんで」 門戸入公一「ああ。 しかも、俺と二葉の将来も含む全てについてな……今だから言えるが……親父の奴、二葉のお袋さんと組んで何てことをしてくれたんだよ?」 松本英男「だがその騒動と二葉が動いたおかげで、俺たちもここに出られていると思うと、嬉しい一方で複雑だな」 遠峠恵美「あの時二葉やお父さん、そして大樹さんたちが止めに来なかったらと思うと、何が起こっていたか想像できないね」 佐藤直紀「何だか、普段の二葉じゃないみたいだったな……姉貴二葉というより、男だったな?」 遠峠寛人「そうだな、姉貴、直紀さん。 公一さん曰く、ある日を境に門戸入さんが豹変してしまったって言っていたけど、まさにその通りだったよ」 恵美「うん。 誰かに唆されて悪魔の囁きを聞いてしまったか、焚きつけられたのかもしれない」 公一「ああ。 後になって、あの”糸守にダム建設”を企てる黒幕の存在が親父を焚きつけたのも明らかになったしな」 英男「おまけに東京の国会図書館で奈良の事を調べている傍ら、糸守の過去や糸守ダムの悪い噂も見つかったからな」 直紀「誰だったんだ、恵美?」 恵美「それは後になったら解るって、筆者さんが言っていたから今は言わない。 それと筆者さんがそろそろ始めるように言ってきているから、始めよう」 直紀「え~……頼むから教えてくれよ~」 有花と弘隆と公一と英男と恵美と直紀と寛人「「「「「「「「”もしも君の名は。 “もしも君の名は。 ~時を越えた二人” 第4章、はじまりま~す!」」」」」」」」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ~前回のあらすじ~ 入れ替わりに気づき、更には自分に関係する人たちがその入れ替わりに気づいて手助けすることもあって、俊樹と二葉は入れ替わりを通してお互いの事を知ると同時に、入れ替わりの原因や貴司と昭典の言う”お互いの危機”について調べ始めた。 1人の危機の正体は、奈良盆地のほぼ全域を流れる大和川水系の河川が上流部で断続的に降る雨による増水し、その増水した河川の氾濫と土砂災害をもたらしてきて、親の代にもそれが起きたものの幸いにして難を逃れたという事実…… 1人の危機の正体は、糸守町唯一の神社の宮水神社存続問題で、お互いが望みもしないのに勝手に親に進路を決められてしまうという事情や、それを助長する住民や風土や閉鎖的環境に、宮水神社の存在理由と過去の”ダム建設”という事実…… そんな中、俊樹は貴司と昭典に、二葉は大樹と言葉に、何故入れ替わりに気づけたのか、そして気づいた本人たちにも他人になる夢(入れ替わり)をみたのか、尋ねるのだった。 結果は2人の予想通り、過去に形こそ違えども入れ替わりがあった事が判明した。 その傍らで二葉の母親の一葉は、二葉の入れ替わり相手に嫌悪し、更には二葉を産むまでに自分が年老いてしまったこともあって、一刻も早く二葉の縁談と二葉への早急な宮水神社の相続をまとめて決めてしまい、子供が見たい願望を実現させようと動くのだった…… だが、これが昭和最後の糸守での騒乱を引き起こす原因になってしまう事を、誰も知らなかった………… 追記1:キャプションを追加しました。 追記2:登場人物の追加と、本文の一部を加筆修正しました。 追記3:キャプションを加筆修正しました。 追記4:本文の矛盾を解消するため、加筆修正しました。 追記5:第5章へのリンクを追加しました。 追記6:誤字脱字を確認したので、加筆修正しました。 追記7:誤字脱字を確認したので、前書きの追加と同時に加筆修正しました。 追記8:登場人物名の誤りを確認したので、加筆修正しました。 追記9:登場人物名の誤りを確認したので、加筆修正しました。44,256文字pixiv小説作品 - もしも君の名は。外伝
第11章「初めまして、さようなら。 最初で最後の、さようなら 後編」
溝口慎太郎「む? 今回は私達4人か? 加えて、外見が若返っているようだが……?」 宮川(溝口)典子「そのようやさ。 これまでで子供たちや孫たち、そして曾孫たちが解説しとるから、それに則っとるかもしれんでな」 菊池(宮水)衛「確かにそうだな……わしに至っては、完全に初登場だ。 しかし、わしを出す事を考えているとは、良く思い切ったな、筆者殿」 宮水言葉「私も、ここには初登場やさ。 元にした作品とは少し違うとはいえ、典子ちゃんと同時に正井耕三郎に襲われ、更にはこの場所に呼ばれるなんて思いもよらんかったやさ」 典子「更には、孫たち同士で結婚する事も予想しとらんかったからな」 言葉「せやな。 これもまた……」 「「「「産霊(ムスビ)」」」」 慎太郎「そうだな。 筆者さん、私たちの時間では半世紀が過ぎたとはいえ、再会できる場所を用意してくれたことに礼を言いたい」 衛「うむ。 では、時間も押している上に、筆者から始めるよう告げられているから、始めるとしよう」 慎太郎と典子と衛と言葉「「「「もしも君の名は。 “もしも君の名は。 ~時を越えた二人” 第11章、どうぞご覧ください!」」」」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ~前回のあらすじ~ 水害や二葉の危機、という”自分たちの命の危機”を乗り越えた貴司たちだったが、代償を追う事になった。 他でもなく、元の12年後の世界に帰る筈だった二葉を消滅する歴史から引きずり出した事で、正井孝典から狙われる理由を作ってしまったからである。 だが、同時に隠された吉報もあった……充輝と睦月が男女関係になり、博樹と望美がいい関係になり、文子の監視役として素子が共に東京に行く事になり、半年後に明子と宵子は奈良に帰り、睦月と望美についても、博樹と充輝、更には鉄郎と昌子、歳郎と洋子も一緒になって交渉の為に東京に行き、辛うじて成功するのだった。 一方で悪い事に、篤が一緒に連れてきた怜美が入水自殺を図ろうとして、篤と新太の活躍によって難を逃れたまでは良かったが、迂闊にも新太は怜美の尊厳を辱める過ちを犯し、篤に制裁された。 更に悪い事に、慎太郎と典子の大学時代の友人・前田和明が怜美と正美を使って、政治家の一家だった俊樹の家の名を使って自らの家の権力を高める野望を企てているという篤の両親から情報を得た事もあり、俊樹と二葉の関係や、博樹と望美、更には充輝と睦月の3組の男女を守るべく、慎太郎と典子はある一手を使って抵抗を試み、その野望を打ち砕く事に成功した。 前田和明の野望を打ち砕く直前、貴司たちは再び糸守に向かう事を俊樹と二葉に提案した。 理由は他でもない、糸守にいる”5歳の二葉”……通称・”糸守の二葉”との約束を果たす為だった。 これについては、関係者全員と、引率として楢太郎と未来、そして糸守に縁のある俊樹の祖父母までも巻き込んだうえで、向かう事になった。 そんな中、桜井大和の弟・桜井武は同い年である”糸守の二葉”の話を兄から聞き、糸守行きに同道する事を決めた。 これからの未来と”糸守の二葉”と共に行動する為に……そして、正井孝典の顔を拝みに行く為に…… 追記1:第12章へのリンクを追加しました 追記2:誤字脱字を修正しました。 追記3:第12章へのリンクを修正しました 追記4:誤字脱字を修正しました。 追記5:誤字脱字を修正しました。 追記6:誤字脱字を修正しました。 追記7:誤字脱字の修正と、本文を加筆修正しました。 追記8:誤字脱字の修正と、本文を加筆修正しました。 追記9:本文を加筆修正しました。130,451文字pixiv小説作品 - あなたの名は。
『あなたの名は。』 第一話:君の名は。
プロローグから予想外の反応を多くいただき、とても嬉しいです。 「君の名は。」が好きな皆様に楽しんでいただければ幸いです。 第一話は瀧三してます。 三葉の”なまり”に関しては多少目をつぶっていただけますでしょうか……。 下記設定を考慮した上でお読みいただくのを推奨いたしますので、よろしくお願い致します。 ・本編後の物語となります。 ・君の名は。AnotherSide:Earthbound の設定を多く含みます。 ・SF要素を含む物語展開が起きます。 ・瀧三要素はありますが、一部となります。 ・瀧が過去へタイムトラベルし、三葉の両親の馴れ初めを少し曲げてしまい、それを戻そうと奔走するバックトゥなんとかな要素を含みます。 以上を踏まえ、ご覧くださいませ。5,523文字pixiv小説作品 - もしも君の名は。外伝
“もしも君の名は。~糸の監獄(いとのおり)脱走大作戦”
初めまして、hikari347と申します。 今まで読者でしたが、「君の名は。」の映画やPixivに投稿されている作品を見て、”もしも○○”だったらどうなるのか、というイメージを書いたりしているうちに、書きたくなった事もあり、今回12月1日の初投稿にまでこぎつけることができました。 何分初めてという事もありますので、稚拙な文章で書きたいことが纏っていない所がありますが、どうかご容赦ください。 最後に、この作品を書くに当たって世界観や登場人物の名前やイメージで協力していただきました、”もしも君の名は。”の筆者である坂本徹さん、本当にありがとうございます。 では、物語の序章から投稿させていただきます! 追記:句読点が入っていないことに気付いたので、本文を加筆修正しました。 追記2:本文の注意内容を修正しました。 追記3:第1章へのリンクを追加しました。 追記4:誤字が見つかったので、修正しました。 追記5:小説 男子に人気ランキング73位にランクインしました。2,052文字pixiv小説作品 - もしも君の名は。外伝
第6章「実る20年~結実の時」
溝口鉄郎「今回は私たち溝口家が担当みたいだが……何故、この場に俊樹がいないんだ、筆者?」 溝口瑞穂「筆者曰く、第2章の時に二葉さんと怜美さんと出ているかららしいわよ、父さん。 まぁ、その前に拳をぶち込んできたけど。」 溝口光太郎「あわわわわ……何てことをしているんだよ、瑞穂!」 瑞穂「決まっているじゃない。 今回のお話は私と父さんが兄さんに制裁するお話なんだから」 光太郎「だからって、本当に実力行使で制裁してどうするのさ!? 瑞穂は極真空手の有段者で、正当防衛の時以外は使っちゃ駄目でしょ!」 鉄郎「光太郎。 すまないが、今は瑞穂の思った通りにさせてくれ。 下手をすれば、また瑞穂が俊樹に対して暴れかねないからな。 瑞穂、程ほどにな?」 瑞穂「当然。 兄さんには半殺しで留めておくから」 光太郎「ってそれ、殆ど俊樹さんを殺しに掛かっているのと同じなんだけど!?」 溝口昌子「瑞穂! 貴方! 前書きでも俊樹への制裁の話をして、恥ずかしいと思わないんですか! 今日という今日は、もう見逃しませんからね! 貴方は瑞穂に甘すぎるんですから!」 鉄郎と瑞穂「「…………すみませんでした」」 光太郎「面目ないです……」 溝口博樹「前書きでも相変わらずだね、父さんと瑞穂の兄さんへの態度は……」 溝口望美「”あの時”に聞いたけれど、怜美さんが”婚約解消してよかった”って言っていたのも、無理ないでしょうね」 源(河田)睦月「おまけに、何時も大声で怒鳴るから、近所にまで迷惑が掛かっていて、困ります! 俊樹君の腐れ縁の皆さんがまた押し寄せてきたら、それでこそ大問題なのに……」 源充輝「いやはや……でも、伯父さんと瑞穂ちゃんがここまで煩いのは今に始まったことではないからね」 望美「時間も圧しているし、筆者さんから始めるよう指示が出ているから、始めましょう」 博樹「父さん、瑞穂。 時間だから始めるよ」 鉄郎「あ、ああ……」 瑞穂「は~い……」 光太郎「瑞穂、いい年していつまでも嫉妬して恥をかかさないでよ……」 鉄郎と昌子と瑞穂と光太郎と望美と博樹と充輝と睦月「「「「「「「「”もしも君の名は。 ~糸の監獄(いとのおり)脱走大作戦” 第6章、出発進行!」」」」」」」」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ~前回のあらすじ~ ついに決行された二葉と公一の脱走作戦。 町長の遠峠善三郎や高校時代のクラスメイトたちの協力を得た2人は当日、平静を装って普段どおりに動いて偽装結婚に持ち込み、式の途中で弘隆と有花たちが変電所と山を本当に爆破し、式に出席した友人たちによって閉じていた道は切り開かれ、最後に阻んできた正井孝典を踏み台にして式場から飛び出し、手筈通りに待機している遅れてきた怜美の大学時代の同窓の立花和彦とその恋人の五十嵐静香が運転手を務める車に乗ることが出来、2人は飛騨古川へと逃げ、俊樹たちと合流して急行「たかやま」で脱走と駆け落ちに成功したのだった。 その最中、宮水神社目掛けて本当に隕石が落ちてきたため、見せ掛けの避難劇が、本当の避難劇になった為、町長の善三郎は直ちに全町民に避難命令を出した。 避難するに当たって大樹も一葉と言葉を伴って行こうとして、神社への思い入れの強い一葉は逆に留まろうとするものの、大樹の説得と”片割れを失いたくない”という想いと人として生きようとする事への意思と渇望から、共に逃げることを選ぶ。 そこに、この事態を”自身を罠に陥れようとするハッタリ”だと決め付けた正井孝典からの”君主気取り如き”の罵詈雑言に、大樹は因縁が始まってからの自身と一葉と亡き息子と二葉と公一と糸守町の全員分の積年の怒りをぶつけ、その場から避難して難を逃れたが、正井が気がついたときには落下寸前であり、糸守湖に飛び込んで九死に一生を得たが、その先に待っていたのは正井の悪役としての最後だった。 この事件により宮水神社と宮水家は断絶し、同時に二葉の駆け落ちと隕石の落下やそれらに関わる騒動や事件を、嘗て糸守で起きた「繭五郎の大火」に倣い、時の年号から取って「平成・繭五郎の大火」と呼称されたのだった。 その「平成・繭五郎の大火」から23年後の2013年10月4日、糸守に災厄を齎すとされる”ティアマト彗星”が地球に最接近し、彗星から破片が割れて地球に落下したが、嘗ての宇宙ステーションと衝突してその破片が糸守を含む地球上に落下したが、幸いにして被害はなく、再び糸守に1200年の平安が約束されたのだった…… 追記:誤字が見つかったので、修正しました。 追記2:更に誤字や表現方法に誤りが見つかったので、修正しました。 追記3:終章へのリンクを追加しました。 追記4:本文の一部を加筆修正しました。 追記5:本文の一部を加筆修正しました。 追記5:本文の一部を、誤字訂正も含めて加筆修正しました。28,735文字pixiv小説作品 - もしも君の名は。外伝
第2章「始まりは突然……自覚する入れ替わりと暴露 後編」
俊樹「今回は僕たちか……認めたくないとはいえ、お互いに困ったことをしてしまったものだな。」 二葉「そうですね、俊樹さんは初日から私の胸を揉んでいたんですから……でも、その後に鉄郎さんと瑞穂ちゃんに殴られるなんて思いもよらなかったんやさ……」 俊樹「それについてはすまない……あと、父さんと瑞穂が暴力的ですまない……だが、そういう君も僕の股間を触っているじゃないか。 それを瑞穂に見られたと博樹が言っていたぞ。」 二葉「すみません。 話は変わるけど、俊樹さん。 第1章から前後編になっているみたいやね。」 俊樹「そうだな。 筆者曰く、プロットでは問題なかったが、私たちの入れ替わりが暴露するところや、私と二葉ががそれぞれの友人たちとの談義を詳しく書いているうちに投稿できる許容文字数を超えてしまったらしく、キリのいいところで分割したらしい。」 二葉「でもおかげで、早くに気づけたり、相談に乗ってもらえる人が増えてよかったじゃありませんか。」 俊樹「そうだな。 そのおかげで、僕たちはこうしていられると思うと、彼らには頭が上がらないな。 さて、筆者から始めろと指示が出ているから始めようか、二葉。」 二葉「はい。」 俊樹と二葉「「”もしも君の名は。 “もしも君の名は。 ~時を越えた二人” 第2章、はじまりま~す!」」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ~前回のあらすじ~ 溝口俊樹が目を覚ますと、自身が女になってしまった…… 宮水二葉が目を覚ますと、自身が男になってしまった…… 二葉は入れ替わりに混乱している中で、俊樹の家族に自分のしている愚行を見られて、弟と従兄弟はともかくとして、父親と妹に容赦ない鉄拳制裁を受け、暴行をふるわれてしまったことで委縮し、震え上がってしまう。 そんな二葉に追い打ちは更に続き、二葉の入れ替わりの体の主の俊樹との違いが大きかったうえに、誤魔化そうとして返ってボロを出してしまい、ついには俊樹ではないと見破られてしまうが、友人想いの俊樹の友人たちによって窮地を救われたのだった。 追記1:本文と台詞に誤字と句読点の誤りがあったので、修正しました。 追記2:本文の一部を、誤字訂正と同時に加筆修正しました。 追記3:あらすじを追加しました。 追記4:キャプションを修正しました。 追記5:本文の一部に誤字と矛盾が見つかったので、訂正と同時に加筆修正しました。 追記6:第3章へのリンクを追加しました。 追記7:本文の一部を、誤字訂正と同時に加筆修正しました。 追記8:前書きを追加の上で、加筆修正しました。21,943文字pixiv小説作品 - もしも君の名は。外伝
“もしも君の名は。~時を越えた二人”
皆様、お待たせしました。 君の名は。二次創作の“もしも君の名は。~時を越えた二人”の序章になります。 前作の”~糸の監獄(いとのおり)脱走大作戦”では大人の俊樹と二葉と怜美や瀧の両親が登場しましたが、今回のお話は俊樹と二葉の入れ替わっていた時のお話です。 もちろん、前作で作品のカギを握っていた怜美や瀧の父親も子供の姿で登場するので、どうかご期待ください。 最後に、この作品を書くに当たって世界観や登場人物の名前やイメージで協力していただきました、”もしも君の名は。”の筆者である坂本徹さん、本当にありがとうございます。 追記1:第1章へのリンクを追加しました。 追記2:前書きを追加の上で、加筆修正しました。2,157文字pixiv小説作品 - 君の名は。 日常編
昔々の雛祭り
今日は3月3日、雛祭り。 という事で雛祭りネタです。 楽しんでいただけたら幸いです。 3月5日 追記 誤字、脱字など修正いたしました。 本作が2017年03月03日付の[小説] 男子に人気ランキング 20 位に入りました! これもひとえに応援して下さる皆さんのおかげです! ありがとうございます! るぅさんが本作のイラストを描いてくださいました! 【ちび瀧三】ふたり並んで火照り顔【ひなまつり】(http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=61757031) どうぞご覧ください!12,504文字pixiv小説作品 - もしも君の名は。外伝
第4章「平成・繭五郎の大火~宮水神社の役割とは 前編」
加藤有花「今回は私たちみたいやさ。 こんなことやるんは初めてやし、何を言ったらいいんやろな、あんた」 勅使河原弘隆「俺もよう解らん。 けれどこのお話が、俺たちの過去の”もしも”に関係することがあるから、それを言ったらええんやないか?」 加藤有花「”もしも”とか”たられば”も、結局夢や理想の中での話しやし、無いのと同じやない! 仮定の話をせんの!」 松本英男「とはいえ、二葉と公一と俺たちが行動を起こさなかったら、起こり得ているだろう未来は残酷そのものだな……」 遠峠恵美「”1人の男”の利権と野望の為に、大勢の人間が死ぬ事になったら、洒落にならないよ……それに、糸守でそれが起きて大勢の人が巻き込まれるのなら、他人事なんかじゃない。 何処でだって起きてしまう」 辻康弘「宮水と門戸入に陰口を叩いていた俺たちが言えた口じゃないが、そんなのが実現したら、飛騨や富山や岐阜や名古屋に至るまでの町が地獄絵図になるな……」 寺崎洋平「冗談じゃねぇやい! その”1人の男”の身勝手な振る舞いに俺たちが利用されてたまるかよ! 俺たちだって糸守生まれの人間なんだ!」 遠峠恵美「うん、私たちは選ぶこともできるし動くことだって抗うことだってできる。 だって人間なんだから。」 加藤有花「そうやね、恵美。 あっ、そろそろ筆者さんが始めろって言っているから、始めるにん」 加藤有花と勅使河原弘隆と松本英男と遠峠恵美と辻康弘と寺崎洋平「「「「「「”もしも君の名は。 ~糸の監獄(いとのおり)脱走大作戦” 第4章、はじまりま~す!」」」」」」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ~前回のあらすじ~ ようやく現実で邂逅を果たした俊樹と二葉。 別れ際に迎えたカタワレ時で、2人は執念で2年と14年という時間を飛び越えて記憶を取り戻し、お互いの心を確かめ合ったのだった。 だが、それはこれから起きる大事件の始まりに過ぎなかった…… 二葉と公一は共に、一葉に対して婚約の解消を申し出たが却下され、大樹は俊樹を二葉の入れ替わり相手であり、二葉の真の相手であることを見極めたうえで俊樹と一葉との面会の機会を提言するも、一葉は嫌悪感を示して一蹴するだけにとどまらず、二葉に対して強い口調で”俊樹と二度と会うな”と最後通牒を突きつけたことにより、二葉はとうとう限界を迎えてしまう。 耐え切れなくなった二葉は事前に呼び出していた俊樹と怜美と新津たちと極秘裏に会い、自分自身を糸守から連れ出して一緒に逃げてほしいと救援を求め、直後に倒れた。 後を追ってきた大樹と大樹に連れられた公一から、2年前から今日までの糸守と二葉の状況を改めて知り、俊樹は二葉と公一に1つの依頼をした上で、仲間を集めて時間をかけて糸守から脱出する作戦を立てることにしたのだった…… 追記:第5章へのリンクを追加しました。 追記2:内容の矛盾点と文章の不足があったので、加筆修正しました。 追記3:誤字が見つかったので、加筆修正しました。23,255文字pixiv小説作品 - もしも君の名は。外伝
第8章「寺川の氾濫 後編~黄昏時の奇跡と(時の迷子)……」
三葉「瀧くん、瀧くん、やっとお父さんとお母さんが会えたよ! お父さんとお母さんが再会したのは糸守やのうて、奈良の貴史君の家やったんやね」 瀧「ああ、俺も信じられねぇぜ。 しかも、親父も少し出てきているしな。 まさか親父が三葉の親父さんと会った時、入れ替わりがあって三葉のお袋さんとやり取りしていたなんて思いもよらなかったな」 三葉「そうやね。 でも、お父さんじゃなくてお母さんが相手していたから、お父さんは何が何だか解らずにちんぷんかんぷんになっとるに……」 瀧「でもその後が大変だぜ。 正井孝典を手始めに、とんでもない奴らが奈良に押し寄せてきているぞ! 一体何が起ころうとしているんだよ!?」 三葉「おまけに感動の展開を最後の最後で水を射して邪魔するなんて、堀文子っていうお姉さん、一体何考えとるんよ! せっかくお父さんとお母さんが時間を飛び越えて一緒になれたのに!」 堀文子「へぇ……あたしを呼んだ?」 瀧と三葉「「ぎゃあああああああああああああああああああ!?!?!?!?!? ((ほ、本物が来たぁあああああ!!!!! なんて地獄耳!?))」」 文子「フン……気絶したみたいだから、この2人に代わってあたしがさっさと始めるわよ。」 正井孝典「お、おのれ貴様……あの時はよくも、よくもやってくれたな! 貴様だけは、絶対にぃ!」 文子「お呼びでないあんたは黙って退場しろ。 この、幼女並びに婦女強姦魔!」 正井孝典「ぎゃああああああああああああああああああああああああ!!!!!」 文子「さて、邪魔者はぶっ飛ばしておいたし、筆者から文句が来るから、改めて始めるわよ」 文子「”もしも君の名は。 “もしも君の名は。 ~時を越えた二人” 第8章。 今、時の扉が開き、2人の少年少女が時を越える…… そして筆者さんことhikari347さん、坂本徹さん、10月3日は過ぎてしまったけど、お誕生日おめでとう」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ~前回のあらすじ~ 貴司たちの呼びかけで目を覚ました俊樹は、再び”夢同士がつながる世界”に居る事に気づくが、そこには二葉の姿もあった。 但し、お互いにお互いの大事なところを触って揉んでしまい、その様子をその場にいた貴司たち19人全員に見られてしまうという痴態を晒したのだった…… その後、最後の日である9月1日に入れ替わりが起こった時の対応を話し合って、その場は夜明けと共に解散した。 ついにその最後の日……1976年9月1日を迎えた。 肝心の俊樹は、二葉と入れ替わっていた……加えて、二葉は俊樹の股間を触ってしまい、その瞬間を貴司達男性陣だけではなく、明子たち女性陣にも見られてしまったことで悲鳴を上げてしまうが、明子の抱擁によってようやく落ち着きを見せる。 事情を深く知らない新太と怜美に、貴司達と篤は手短に且つ、解りやすく話した事で、不承不承ながらも一定の理解を得、当初の作戦通りに貴司達と二葉はまだ避難していない大和郡山市の地区の住民を避難させるべく、行動を開始した。 一方の俊樹は1988年9月1日の糸守にいた。 俊樹は変わらず二葉の胸を揉んでいるのもそうだが、一葉は”二葉”の一挙手一投足に痺れを切らし、今日一日を謹慎するように命じようとして言葉に止められ、言葉は二葉に使いとして奈良に行くよう依頼するが、先の婚約騒動と公一への公一の父親の暴力沙汰に至る経緯もあって、言葉と一葉は言い合いになってしまう……しかし、大樹はこの隙に俊樹に出発するよう密かに囁き、俊樹はそれに背中を押される形で、あらかじめ二葉が用意していたものを鞄に詰め、着替えた上で一葉の目を盗み、そして有花たちに見送られる形で富山方面の列車で糸守から飛び出し、一路貴司達と約束した奈良の貴司の家へと向かうのだった 富山で神社の氏子や謎の刺客の目を掻い潜り、富山から大阪行きの特急で大阪に向かい、大阪駅で奈良行きの快速に乗り換え、糸守から6時間かけてようやく大和郡山に着いた。 しかし到着した俊樹の目の前に待っていたのは、”1976年9月1日を最後に、時間が止まっていた奈良盆地と廃墟と化した大和郡山(生まれ故郷)の姿”だった…… 追記1:キャプションを追加しました。 追記2:登場人物の名前に誤りと、文章表現の誤りと不足を確認したため、加筆修正しました。 追記3:誤字脱字を確認したので、加筆修正しました。 追記4:誤字脱字を確認したので、加筆修正しました。 追記5:誤字脱字並びに矛盾点を確認したので、加筆修正しました。 追記6:脱字を確認したので、加筆修正しました。 追記7:誤字脱字並びに矛盾点を確認したので、加筆修正しました。 追記8:誤字脱字を確認したので、加筆修正しました。 追記9:第9章へのリンクを追加しました。 追記10:誤字脱字並びに矛盾点を確認したので、加筆修正しました。54,546文字pixiv小説作品 - あなたの名は。
『あなたの名は。』 第三話:彼女の名は。
自分が思っていた以上に長くなってしまい、投稿する日にちも空いてしまいました。こちらの第三話は元々の第三話を二分割したものとなります。残り三話で完結する”予定”です。 執筆自体はかなり進みましたので、今月中には全てアップできると思います。 最後まで、お付合いいただければ幸いです。 下記設定を考慮した上でお読みいただくのを推奨いたしますので、よろしくお願い致します。 ・本編後の物語となります。 ・君の名は。AnotherSide:Earthbound の設定を多く含みます。 ・SF要素を含む物語展開が起きます。 ・瀧三要素はありますが、一部となります。 ・瀧が過去へタイムトラベルし、三葉の両親の馴れ初めを少し曲げてしまい、それを戻そうと奔走するバックトゥなんとかな要素を含みます。 以上を踏まえ、ご覧くださいませ。2,543文字pixiv小説作品 - もしも君の名は。外伝
第3章「間に合えた二人~呼び戻しのカタワレ時」
瀧「ようやく、お前の親父さんとお袋さんが会えたな、三葉」 三葉「うん。 お母さんは2年間を糸守で待つ事しか出来なかったけど、お父さんは14年もお母さんの事を探してたんやね。」 瀧「前回の最後のページを見たけど、何だか嫌な予感がするんだよな、この予告……運命の2人は会えたけれど、このまま一気にハッピーエンド、という展開にはならなさそうだぜ……?」 三葉「そうやね……お祖母ちゃん、お祖父ちゃんが反対しているのにお母さんの結婚を勝手に決めてもうとるし……なんか、チンピラかヤクザみたいな男が糸守を門戸入のお爺さんと一緒にうろついているみたいやし……」 瀧「そういえば、三葉のお袋さんって原作の外伝小説でも泣いているシーンが見られないよな……」 三葉「うん……お母さん、私や四葉の前で泣くことは一切無かったし、昔は解らなかったけれど、今だから何か我慢している……そう思うんよ」 瀧「そっか……まっ、横道に逸れるのはそこまでにして、筆者から始めろって指示が出ているから始めるぞ、三葉」 瀧と三葉「「”もしも君の名は。 ~糸の監獄(いとのおり)脱走大作戦” 第3章、はじまりま~す!」」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ~前回のあらすじ~ 入れ代わりが終わってその時の記憶を失った宮水二葉は、家庭内事情や母親の宮水一葉の強い意向もあり、大学への進学を断念せざるを得なかった。 だが、自分の知らないうちに嘗て二葉自身が潰したらしい門戸入公一と二葉の結婚の話が一葉の焦りを利用した門戸入勇一と彼の背後に居る黒幕によって復活してしまい、二葉と公一は窮地に立たされてしまう。 そんな中、二葉は父親の宮水大樹から齎された来客の情報を知り、来客の待つ応接室に父親と母親と共に向かうと、その来客は二葉が待ち望んでいた”彼”であり、ようやく邂逅を果たした…… だが、これはこれから起きる糸守全体を揺るがす大事件の、序章に過ぎなかった…… 追記:前回のあらすじを追加しました。 追記2:誤字が見つかったので修正しました。 追記3:第4章へのリンクを追加しました。 追記4:誤字が見つかったので修正しました。 追記5:誤字が見つかったので修正しました。 追記6:誤字や内容の矛盾点と文章の不足があったので、加筆修正しました。21,458文字pixiv小説作品 - もしも君の名は。外伝
第9章「逆襲と依存と執念の涯てに」
貴史「今回はオラたちの出番か! やっと物語も峠に差し掛かったみてぇだぞ」 結子「そうね。 お祖母ちゃんとお父さんたちとの因縁の決着ね。 そして、一家の皆が全員揃って誕生日を祝う大きな日にもなったのね」 大輔「そうだな。 親父達曰く、全てが決着したのが9月1日終了10分前だったから、大急ぎでその場にいた全員から祝われたそうだぜ」 恵「もう二度と起こらないでしょうね、こんな事は。 というより、大事なのはそっちもだけど、こっちもでしょ? 今日の主役は、2人なんだから」 三葉「瀧くん、瀧くん、とうとう今日の日を迎えることが出来たんやね! 瀧くんと一緒に誕生日を迎えられるなんて嬉しいやさ! おめでとう、瀧くん」 瀧「ああ、そうだな。 おめでとう、三葉。 俺もお前と誕生日を迎えられてうれしいよ」 三葉「瀧くん……」 瀧「三葉……」 司「お~、相変わらず幸せの甘々空気満々だな、瀧」 新太「ああ、そうだな。 あいつ、三葉さんと一緒になってから大分変ったよな」 ミキ「フフフ……瀧くん、三葉ちゃん、2人一緒の誕生日を迎えられて、更に幸せになったんだね」 四葉「お姉ちゃん、誕生日だからって瀧さんと羽目外し過ぎるんでないでな!」 光里「四葉ちゃん、厳しいね~。 私も三葉お姉さまとイチャイチャしたいよ~」 桜良「光里、いつも三葉ちゃんに抱き着いているんだから、今日は2人の誕生日なんだから許してあげたら~?」 光里「う~ん……うん、我慢する! 明日になったら、桜良も一緒に三葉お姉さまとイチャイチャしようよ~!」 桜良「そうだね~、私も久しぶりに抱き着いてみようかな~?」 瀧と三葉「「ちょっと待ったぁ~!!!!!」」 司「ん? そろそろ筆者から始めろって言ってきているぞ? って、聞いていないな」 新太「暫く、ああしておくしかないか……」 ミキ「そうね。 始めちゃいましょう!」 司と真太とミキ「「「”もしも君の名は。 “もしも君の名は。 ~時を越えた二人” 第9章、はじまりま~す! 瀧(くん)、三葉((さん))(ちゃん)、お誕生日おめでとう!!!!!」」」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ~前回のあらすじ~ 住民たちの説得に失敗したばかりか、藪蛇で瑞穂に暴力を振るわれそうになって楢太郎と未来たちに庇われた事に落ち込み、一度引き上げてきた二葉だったが、その様子を見かねた宵子からの喝でようやく立ち直る。 そんな中、俊樹の叫び声が貴司の家の中のどこからともなく聞こえてきた。 一方の俊樹は正井孝典の魔の手を潜り抜けてようやく貴司の家に転がり込む……だが、俊樹に待っていたのは誰も居ないもぬけの殻となった家だけだった。 そして俊樹は二葉に向けて叫んだ。 二葉は居ても経っても居られず、俊樹に向けて叫ぶとともに俊樹の居る方向に向けて走り出し、貴司達も後に続く。 俊樹も二葉からの声が聞こえ、貴司の家で待っていたメスのライチョウと共に二葉を探す。 そしてようやくお互いのカタワレが居る場所にたどり着いた……貴司の家の玄関で、桜と橘の木がある場所である。 そこに、日没が訪れ……昼と夜の境があいまいになる僅かな時間”カタワレ時”がやってきて、俊樹と二葉はようやく元の姿に戻って再会を果たし、お互いの想いを確かめ合った。 ”カタワレ時”が終わってお別れになる直前、雷に打たれたであろう二葉の世界の正井孝典が俊樹と二葉を殺すべく2人に迫り、俊樹はとっさの判断で二葉と自分が離れ離れにならないように組紐と自身のスカーフを自分と二葉の腕に括り、同時に二葉の唇の初めてを自らの唇で奪い、援護として貴司と明子と宵子と昭典と充輝と睦月と望美と博樹が、俊樹と二葉を正井孝典の手から離すべく、2人を貴司の家の内側に引き込んだ…… 結果、正井孝典は”カタワレ時”の時間切れとともに消滅したが、二葉の姿は俊樹と共にあった。 自分たちが時を越えるばかりか、大きな過ちを犯してしまった事に気づく一同だが、今は目の前の危機を乗り越えるべく、作戦を開始し、貴司の家から大和郡山までお互いの片割れ同士と共に走り出した。 そして避難は無事に成功し、住民たちは全員が生存した事で歴史は変わった。 だが、まだ終わっていなかった……生駒山脈の峠の上でその様子を全て見ていた文子が、満を持して疲れ果てた俊樹と二葉と貴司たちに自らの因縁を終わらせて逆襲を果たすべく、襲い掛かってきたのだった!!!!! 追記1・キャプションを追加しました。 追記2・誤字脱字を確認したので、加筆修正しました。 追記3・キャプションを加筆修正しました。 追記4・誤字脱字を確認したので、加筆修正しました。 追記5・誤字脱字を確認したので、加筆修正しました。 追記6・第10章へのリンクを追加しました。 追記7・誤字脱字を確認したので、加筆修正しました。 追記8・誤字脱字を確認したので、加筆修正しました。80,277文字pixiv小説作品 - もしも君の名は。外伝
第1章「探す者達~京都から糸守へ……」
三葉「瀧君、瀧君。 このシリーズ、序章には私たちのタグがあったのに全然私たち登場しとらんやん! タグ詐欺やよ、この作品の筆者!」 瀧「仕方がないだろ、この物語は俺達の親父たちの代のお話なんだし。 その為に”君のその前は。”と”としふた”と”俊二”のタグがあるんだぜ?」 三葉「あう……ホンマにお父さんとお母さんの物語なんやね……」 瀧「でも安心しろよ、三葉。 終章には俺たちの出番があるってさ。 しかも同い年で出られるってさっき筆者が言っていたぞ。」 三葉「ホント!? でも2016年までお預けやない!」 瀧「贅沢言うなよ。 出られるだけでも、しかも同い年の設定になっているだけでもありがたいぜ。 下手な事を言ったら、三葉が産まれないとか、俺達が一切会わないまま終わるとか、俺達目掛けてティアマト彗星が落ちてくるなんていう外伝を書かれるぜ?」 三葉「それはもっと嫌やぁ~! もう死にたくないし、瀧君と離れたくなんてないし、会えないなんてもっと嫌やぁ~! 筆者さん、お願いやから私と瀧君をこの物語で早く会わせて下さぁい~!」 瀧「そろそろ、筆者から始めろって指示が出ているから始めるぞ、三葉」 瀧と三葉「「”もしも君の名は。 ~糸の監獄(いとのおり)脱走大作戦” 第1章、はじまりま~す!」」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ~前回のあらすじ~ 溝口俊樹は糸守の調査に向かうべく、京都を出発した……のだが、京都駅で待ち伏せする人間が6人もいた。 しかも、その1人は俊樹の婚約者…… 気のせい、または他人の空似、として我関せずとその脇を通り過ぎようとした俊樹だったが、直ぐに婚約者に首根っこを掴まれ、更には笑っていない笑顔で言外に「抵抗は無意味だ」と睨まれた為、観念するのだった。 追記:誤字が見つかったので修正しました。 追記2:登場人物の台詞を一部修正しました。 追記3:第2章へのリンクを追加しました。 追記4:急行「たかやま」の各駅の出発時間を修正しました。 引用元:「日本交通公社出版 JTB時刻表1990年3月号」 追記5:誤字が見つかったので修正しました。 追記6:誤字が見つかったので修正しました。 追記7:脱字が見つかったので修正しました。9,411文字pixiv小説作品 - もしも君の名は。外伝
第5章「東京Crisis……前編 世界最悪の女と2人の宵明け」
中川貴司「今回はオラたちみたいだな。 いよいよ明子と宵子の奪還から始まる大作戦の始まりだ!」 葉山昭典「おう! 楽しくなってきた! 昔の事がつい昨日のようで、ワクワクするぜ!」 俊樹「お前ら、何時になっても楽天家だな……」 充輝「いいじゃないか、俊樹。 これが司(つかさ)君達の彼らによる彼らたる所以なんだから」 俊樹「そういうお前はニヤニヤしながら、悪乗りするんじゃない」 博樹「報道される内容しか知らないですけど、東京駅でこんなことがあったんですね……」 二葉「8月31日に東京行きってことは、とうとう明(あかり)さんと宵(よい)さんが出てくるの? 私、どんな人なのか会ってみたいんよ……」 俊樹「二葉まで……!? 全く、仕方がないな。 ところで司(つかさ)、東京では”あの女”が待ち構えていたじゃないか!?」 貴司「そうだなぁ~……オラたちの行く先には必ず居たな。 ”お前たちの行動なんてお見通しだ”、みたいに仁王立ちしてな」 二葉「奈良の東大寺南大門の仁王様みたいに立っているのですか?」 昭典「ああ。 それと同時に、あの日はお前らの嫁さんとも東京駅で会ったんだったな。 充輝。 博樹」 博樹「東京駅で会ったんですね。 おかげで、僕らは明日を生きる希望(のぞみ)を持てたのかもしれませんね」 二葉「そろそろ筆者さんが始めるって号令を出しているから、ネタバレはほどほどにして始めましょう」 貴司と昭典と俊樹と二葉と充輝と博樹「「「「「「「「”もしも君の名は。 “もしも君の名は。 ~時を越えた二人” 第5章、はじまりま~す!」」」」」」」」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ~前回のあらすじ~ 増水して濁って今にも氾濫するのではないかと危惧された大和川の調査が一通り終わり、後は大和郡山市長の昭典の父親への説得と奈良県知事の俊樹と博樹と充輝の祖父への説得に行くまでの日程を決める段取りが整った。 そんな中、貴司と昭典は二葉入り俊樹が何かを言い出そうとして躊躇っていたこともあり、その禁を破って敢えて尋ねた。 言い出すべきかそれとも話さないかを迷っていた二葉だが、これまでの生活や調査などで助けてもらっていた恩もあり、思い切って話すことにした。 二葉が話した内容とは、貴司たちや俊樹が”あの増水して濁った大和川や支流の川が1976年9月1日に大和郡山市内や各地で堤防が決壊して氾濫し、大勢の人々と共に決壊して押し寄せた水に飲まれ、全員が死亡し、貴司と明子の遺体の身が大阪で発見される”という二葉の時代で調べた事実だった。 到底信じられない事実に唖然とするが、今まで調べてきた大和川の様子もあるので起きても不思議ではないと納得した貴司たちは、全員が生き残るという目標と決意を新たに、7月16日に二葉入り俊樹を代表に、昭典の父親と俊樹と博樹と充輝の祖父への説得に臨み、説得に成功した。 説得成功後、貴司と昭典と充輝と俊樹または二葉入り俊樹が掛け持ちで、かねてより作戦が寝られていた明子と宵子の救出作戦へと乗り出すことになり、その作戦内容を話し合おうとした時だった…… 一方の俊樹もとい、俊樹入り二葉も糸守で自分たちが死んでいるという事実を掴み、1人だけで声を押し殺して泣いていたが、貴司と昭典が飼っていた雄のライチョウ”シロ”が目の前に現れ、二葉宛の遺言ともいえる手紙を受け取った。 その翌日、俊樹は入れ替わりが元に戻らず、引き続き二葉入り俊樹になっている事実を知り、二葉への手紙の内容を伝えられない事に愕然とした一方で、二葉の残したノートの記述には、”自分の結婚相手が勝手に決められてしまった”と愚痴や苛立ちを募らせていた事をうかがわせていた。 二葉と公一の結婚相手が決まった噂は既に町中に広まっていて、二葉の友人たちの間でも話題に上がり、有花は”早くくっつけ”と急かすが、俊樹自身は公一の事を実年齢もあって弟のように見ていたこともあり、英男からの質問にも公一と共に”姉弟”と答え、お互いに恋愛感情がないという認識で一致し、英男や恵美や直紀や寛人も”無理して急ぐ必要はない”と促した。 そんな中、通学路の途中で公一の父親が公一に対して”今ここで進路を決めろ”と急かし、公一の答える前の逆質問に対しても一蹴した事から、自分の父親への疑いが確信に変わった公一は自分の意志”糸守を出て、多くの困っている人の為になる仕事に就く。”を明確にするが、父親に殴り倒され、更には馬乗りにされて暴行を加えられた。 これに追い打ちを掛けるように町民たちからも傍観者としての心無い言葉を掛けられる様子に、俊樹は心を痛めると共に、これが貴司と昭典が言う”二葉の命の危機”だと知った。 俊樹は二葉に心の内で詫びるとともに、公一の父親の胸ぐらを掴んで、二葉と自分の分の文句をぶつけたのだった。 また、俊樹入り二葉の肩には昨日手紙を届けたライチョウの”シロ”の姿もあった。 突然の事に腰を抜かして怖気づく公一の父親だが、俊樹はそんな公一の父親をぴしゃりと断罪した。 更には、糸守町の上空に掛かる入道雲から雷が俊樹入り二葉と”シロ”目掛けて落ちたが、俊樹入り二葉と”シロ”は五体満足で怪我も無く生還し、二葉の友人たちを安堵させた……この様子を見て、公一の父親が自分が取り返しのつかない事をしようとしたことに気づいて心が折れ、背後に居た町長の恵美の父親に背負われる形でその場を後にした。 更には、いつの間にかこの様子を見届けていた大樹と言葉、そして公一の母親が現れて、二葉と公一の婚約は破談する通牒を叩きつけ、婚約は白紙になった。 俊樹は改めて二葉への好意と二葉からの好意を理解し、その日の終わりにノートに自分の二葉への告白を書き、”シロ”の持ってきた手紙と併せて一日を終えたのだった。 追記1:第6章へのリンクを追加しました。 追記2:文章表現の誤りや矛盾並びに表現不足の個所を確認した為、加筆修正しました。 追記3:キャプション並びに本文を加筆修正しました。 追記4:主人公たちが乗車する列車の時刻並びに列車名を追加の上、行き先再確認やそれに伴う誤字を加筆修正しました。 引用元:「日本交通公社出版 国鉄監修 交通公社の時刻表1976年9月号」 追記5:誤字脱字並びに、文章表現の誤りや矛盾並びに表現不足の個所を確認した為、加筆修正しました。 追記6:誤字脱字を確認した為、加筆修正しました。30,497文字pixiv小説作品