「アケミ」と言えば、バーの女の名前である。
「松井」と言えば、野球選手の名前である。(名前とイメージって大きいのである)
だから、「松井大輔」と聞くと、野球か?サッカーか?
松井なの?松坂なの?なんなの?なんなの?と、
「くるくる」は、くるくる廻るヒトになってしまうのである。(ほっとくのである)
サッカー選手で、「ショパン」というのがいたが、
たいしたパスでもないのに、エレガントに見えたりするから、不思議である。
「チェルニー」なんかもそうである。「リスト」も、繊細なタッチのパス出しそうである。
しかし、ストライカーとしては、爆発力に欠ける名前である。
考えてみると「ヒトラー」という名前は聞かないのである。
(危険な思考の気配である…。)
「ヒトラーの爆撃ヘッド!」なんて、見出しに踊っても、おかしくないのである。
ヒトラーのシュートを、チャーチル、ファインセーブ!なんていいと思う。
大切なところで、「痛恨!ヒトラー自殺点!ヒゲ落とす!」などとなるわけである。
ヒゲを落とし引退後、監督の道を歩んだヒトラーを、これも「何かの縁」と、
よしゃいいのに、日本代表監督に招聘するわけである。(よせばいいのは、俺である)
「ヒトラージャパン!」の誕生である。(名前だけで、一発レッドである)
スポンサー付くかビミョーであるが、インパクトは、十分すぎである。
GKコーチに、ムッソリーニなんかを置くと、日独伊三国同盟のヤバイ復活である。
(くるくる曰く、スポンサーは、スパゲティ会社♪だそうである)
発足当初は、飛ぶ鳥落とす勢いの「ヒトラージャパン」であったが、
あくどく残忍なサッカーは、世界中に、嫌われるのであった。
そうしてワールドカップでは、「やっぱり」けちょんけちょんにやられて、
「やっぱり」アメリカのしもべに戻るのである。
「マッカーサー・ジャパン」の誕生である。(近代史も兼ねている日記なのである)
何のこっちゃと思うが、名前というのは大切であるというお話である。
名前ひとつで、憎まれたり、優遇されたりするのである。
たからつい、昔の恋人と同じ名前の女の子に、優しくしたりするのである。
俺と同じ名前の(滅多にないだろうが)男たちには、申し訳ない限りである。6/20
Websiteアダムノ林檎に掲載した日記の2日遅れの掲載になっております