妻に「モラハラ夫」呼ばわりされているうちが、更生の最後のチャンスである＜モラ夫バスターな日々28＞ « ハーバー・ビジネス・オンライン

先日、仙台在住の男性から私の事務所に電話があった。私が名乗ると男性は、｢モラ夫の記事、書くのやめろ...概要を表示 先日、仙台在住の男性から私の事務所に電話があった。私が名乗ると男性は、｢モラ夫の記事、書くのやめろ｣と唐突に要求した。 私が理由を問うと、男性は、｢妻が、俺をモラ夫モラ夫ってうるさい｣と説明した。 なるほど、この連載を読んだ妻が、自らの夫がモラ夫であることに気づいたのだ。この男性は、この連載が終われば、妻が大人しくなると思ったのだろう。 ところで、日本の男性は、どのようにモラ夫になるのか。 従来、モラ夫には、人格障害、愛着障害など何らかの障害があると主張されてきた。 モラ夫を｢発見｣した、フランスの精神科医マリー=フランス・イルゴイエンヌは、モラ夫を｢自己愛的変質者｣と断定している。日本の医療職、心理職の専門家たちも、論者によって指摘する障害は異なるものの、何らかの障害をモラ夫の原因とする者が多い。 私は、多数の離婚案件を通じて、モラ夫を観察してきた。確かに、人格障害、愛着障害等が強く疑わ